2013年09月14日

歯を削る儀礼(53)

今日もパソコンの機嫌をとりながら、急いでアップしている。

急いだから巧く行くとは限らないので「送信が終わるまで、優しくしてください!」と神頼み。


9月11日、昼12時に目が覚めた。

今日は「合同削歯儀礼」の日だった。

インドネシア語で削歯儀礼は、ポトン・ギギ(Potong gigi)と言われる。

バリ語ではムサンギ=Masangih(=ムパンダス=Mepandas)。

ムサンギ(=ムパンダス)とは、削歯(サクシ)儀礼のこと。

合同の削歯儀礼だから、ムサンギ・マサルとなる。

合同火葬儀礼に関連して行われる「合同削歯儀礼」は、テガランタン村で始めてのこと。

是非、見ておこうと心つもりしていたが、寝坊するという体たらく。

イブに聞くと「朝から始まっているよ」と返事。

儀礼は、12時をまたいで行わないはずなので、すでに終わっているだろう。

念のため、寺院近くに住むマリちゃんに電話をしてみた。

「読経が聴こえるから、まだやっているんじゃない」の答えに、取りあえず、行ってみることにした。

顔を洗おうと蛇口をひねると、運悪く断水していた。

こんなことのため、2つのバケツに水を溜めている。

これは長年の生活の知恵。

溜水を使って歯を磨く。

正装前のマンディ(水浴び)は省略した。


儀礼用建物に向う。

運良く、削歯儀礼は行われていた。

慌てていたせいか注意力散漫で、運悪く “UNKO” を踏んでしまった。

ウンコ&うんこと書くのはあまりにも下品。といって運子、雲子というのも可愛すぎる。

UN子は、少女A子のようで犯罪の匂いがする。

悩んだ結果、バリで開催される “APEC”に引っ掛けて、英字四文字の “UNKO” にしました。(あまり意味ないけど)

APEC(Asia-Pacific Economic Cooperation Conference=アジア太平洋経済協力会議)は、10月の5日から10日の間に開催されるようだ。

ゴム草履を地面になすりつけるようにして“UNKO”を落とす。

火葬儀礼の遅れで、ムサンギ・マサルは12時過ぎてから始まったようだ。

Masangih1.jpg

ムサンギ・マサルには、33名が参加していた。

参加者は、奇数と決まっている。

神の使いと言われている白いひとこぶ牛がテガララン・タロ村からやって来て、儀礼用建物をまわったそうだ。

これも合同火葬の儀礼のひとつだと言う。

私が踏んづけた “UNKO” は、神の使いの牛の排泄物だった。

どうりで、犬や人間のとは違い、粘り気のないあっさりとした糞だった。

Masangih2.jpg

夕方6時から、奉納舞踊のトペン劇があると言うので、あとでまた来ることにした。

あいにく6時から雨が降る始める。

7時になっても止まないので、鑑賞をあきらめた。

深夜1時に、トペン劇の音声が、スピーカーから聴こえていた。

村人は明朝、ムラスティ儀礼のために海岸に向う。

14日には、ゴア・ラワとブサキ寺院を訪れて「合同火葬儀礼」のすべてが終了するらしい。

posted by ito-san at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | テガランタン村滞在記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする