3月31日:東京(成田)着16.20。
20年来のウブド友である東京在住の友人・大原さんが、成田空港に見送りに来てくれる予定になっている。
家電話の大原さんと借りた携帯で連絡をとっていた私たちに、当日連絡をとる方法はない。
「なんとかなるだろう」というのが、2人の意見。
すれ違いになる確率は、高い。
スリリングな待ち合わせだ。
国内線だから、一度外に出ることになる。
国内線到着口はターミナル1。
ここに大原さんの姿はなかった。
エアーフランスの出発は、ターミナル2。
バスに乗ってターミナル2へ移動。
国際線搭乗口に、大原さんは居た。
以外とあっさりと合えたのに驚いた。
バンダナは縛っていないが、風貌は昔と変わっていない。
再会は、さっぱりとしたものだった。
男同士は、こんなものだ。
お稲荷さん、まき寿司、旅に必要な諸々な品物を持ってきてくれていた。
気配りの大原さんは、変っていなかった。
カバンは機内持ち込みだけなので、多くは受け取ることができない。
トランジット19時のうち17時間を、寒いロビーで付き合ってくれた大原さんに感謝。
おかげさまで、ウブドの懐かしい話もできたし、寂しい思いをしなくてすんだ。
帰国後の再会を約束して、チェックイン・カウンターへ。
4月1日:
東京(成田)発11.00→パリ(フランス)着16.35
安売りチケット(skyscanner)なんだけど、飛行機は名古屋→東京は「JAL」、東京→パリ→ボゴダは「AIRFRANCE」と豪勢なものだ。
eチケットでチェックイン無事終了。
ボゴタからの飛行機の席も確保。
そして、問題が発覚。
カウンターの女性に、帰りのチケットはコロンビア滞在日数が2日オーバーしていることを指摘された。
コロンビアのビザ無し滞在日数の最大は180日。
私は6ヶ月と計算して、9月30日帰国のチケットを購入している。
女性は「現地で交渉してみてください」と優しくアドバイスしてくれた。
この件については、コロンビアに行ってから考えることにした。
まずは、出発しよう。
緊張感が増してくる、ということもない。
この歳になるとたいていのことには、驚かなくなってきているのか。
大原さんに見送られて、イミグレーション・カウンターへ。
私の背中に、大原さんは何を感じていてだろう。
20年間の空白を埋めるには、17時間は少なかった。
アディオス!