2015年04月14日

空港の両替商はボッタクリか?(6)

「久しぶりです」

かき乱された私の心は、もう落ち着いている。

ジュンペイさんとは、昨年2014年9月にウブドの影武者で会って以来、およそ6ヶ月ぶりの再会だ。

クルマには、青年が乗っていた。

名前はパウロ。

マッサージの仕事をしているという。

ジュンペイさんを介して、私も自己紹介をする。

クルマは夜の町を抜け、七曲がりの山道を登って行く。

行き先は「サレント」だ。

本当に来てしまった。

ジュンペイさんも「本当に来たんだ」と驚いていることだろう。

jumpei-2014-9-20.jpg
影武者@ウブド(2014/9/20)


車中、ジュンペイさんに6ヶ月間滞在の予算を相談し、持って来たお金は500US$以外、ほとんどは日本円だと説明した。

それを聞いた、ジュンペイさんは、「えっ!」と絶句すると、困った顔をした。

「コロンビアで、日本円の両替は難しいですよ。空港で替えられたのが不思議なくらいです」と言う。

サレントには農業関連の小さな銀行しかなく、両替は県庁所在地のアルメニアまで行かなくてはいけない。

そのことは、前もって聞いている。

しかし、日本円の両替が難しいというのは初耳だった。

「コロンビアだけでなく中南米の国はどこでも、日本円は両替できないと思っていたほうがいいですよ」

「それと、為替レートは、おおよそ20ペソです」

「えっ!」今度は、私が絶句する番だった。

となると、3万円×20ペソ=600,000ペソ。

約9,000円のマイナスだ。

空港の両替商はボッタクリか?

いやいや、きっと両替商としても困るお金なんだろうな。

それにしても、いきなりの無駄な出費でガックリ。

肩が落ちたようだ。

それより気になるのは、これから先、日本円が両替できないということだ。

使えるお金は、500US$だけか。

日本の空港でドルに、フランスの空港でユーロに替える方法はあった、と思いついても後の祭り。

ジュンペイさんは、困り果てた末、名案を思いついてくれた。

年内に日本に行く予定があるので、日本円とペソを交換してくれるということだ。

この妙案で、そっと胸をなでおろす。

ミスが多い。

バックパッカー魂に錆がついてしまったようだ。

心を引き締めなくては。







コロンビアは、あまりにも日本から遠くてイメージが掴めない。

知識もまったくない。

ゲリラに誘拐される恐れあり。

爆弾テロ事件があとを絶たない。

麻薬。

治安が悪くて危険、と言う情報が一番多かった。


外務省が出している「危険情報」を調べてみた。

安全対策の4つの目安(カテゴリー)。

1)「十分注意してください。」 その国・地域への渡航,滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危険を避けていただくよう、おすすめするものです。

2)「渡航の是非を検討してください。」 その国・地域への不要不急の渡航は控えるようおすすめするものであり,渡航すべきか否かは,渡航目的の緊急性,とりうる安全対策等に応じて検討を行った上でご自身で判断されるようお願いするものです。

3)「渡航の延期をお勧めします。」 その国・地域への渡航は,どのような目的であれ,当面控えるようおすすめするものです。また,場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。

4)「退避を勧告します。渡航は延期してください。」 その国・地域に滞在している全ての日本人の方々に対して、滞在地から、安全な国・地域への退避(日本への帰国も含む)を勧告するものです。この状況では、当然のことながら新たな渡航は延期してください。


コロンビア国土の3分の1ほどが、3番目の「渡航の延期をお勧めします。」だ。

4分の1弱が、1番目の「十分注意してください。」だった。

私の行こうとするキンディオ県サレントは、2番目の「渡航の延期をお勧めします。」になっている。

私は無謀な旅をするつもりはない。

ある本に、こんなことが書かれていた。

勇気と無謀の違い。

無謀とは、何も考えずにただ突っ込んでいく愚かな行為のこと。

勇気には、その先に希望がある。

何とかなる、自分の夢が叶いそうだという見通しがあって初めて出てくるのが勇気である。

私は勇気を持って進んでいるのか?

自問自答しながらの旅になりそうだ。

posted by ito-san at 00:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする