2015年05月11日

フィンカと呼ばれる大農園を訪問(16)

5月に入って、チッチャン・スタッフの甥っ子が殺された。

物騒な話だが、こちらでは珍しくない話だとのこと。

ジャンキーだった彼は、よく盗みを働いたりしていた。

周囲は、いつかはこんなことになるだろうと予想はしていたと言う。

警察も真剣に動かないから、犯人は捕まらない。

自業自得と言えば、それまでだが。

怖い話は、これでまで。

それでは、先回の続きを始めます。


ローランド君の親戚のフィンカ(Finca)の訪問です。

いきなりカメラを向けて動画を撮りはじめる無礼者の私。



家主は、ルイス・フェルナンドゥ・アセウェド=Luis Fernando Aceuedoさん。

フェルナンドゥさんのフィンカは、ホテル経営はしていなかった。

100人以上の作業員を雇っていた大農園も、25年前のコーヒー価格の暴落で没落してしまった。

土地を手放し敷地は狭くなったと言うが、それでも、まだ広大な敷地を所有している。

骨組みが竹で造られた建物に案内された。

Fernando1.jpg

自慢の建築物のようです。

3階のベンチに腰を下ろし、景色をつまみにして乾杯。

Fernando2.jpg
フィンカの屋敷を3階から見下ろす


いきなり用件を言うのではなく、まずは雑談が大事。

これアミーゴの精神(?)。

和んだところで、バナナの幹を分けてもらう話を切出す。

「バナナの幹が欲しいですが」と私。

フェルナンドゥさんが、笑顔で頷いた。


バナナの幹を見せてもらうことになった。

竹の家を出て、バナナ園に向かう。

「大きなバナナですね?」

「これはバナナではなく、プラタナです」

農園のバナナには、2種類あった。

ひとつは、いわゆるバナナ。

もうひとつは、巨大なバナナ。

巨大なバナナ、プラタナ=Platana(料理用バナナ)と言う。

グーグルで調べてみると、「プランテン」「プラタナ」と出て来る。

プラタノ(Platano)はスペイン語か?

ウィキペディアには「プランテン」は、バショウ属の草本植物の一種の通称とあった。

バナナと異なり、一般には料理に用いられる果物。

多くの市場ではバナナと明確に区別されて扱われているが、交雑種には一般的でない多くの種類があり区分は不明瞭である。

バナナとプランテンの差異は植物学上の正式な分類ではなく、果実をどのように消費するかによりいずれの語が用いられるかが決まり、用法としては、文化や分野によって変わるものである。

日本語ではリョウリバショウ、クッキングバナナ等と表記されることもある。

バリにも料理用のバナナがあったはず。

日本食・影武者」の由美さんにメールで聞いてみた。

「料理用バナナのバリ名は地方によってまちまちです。インドネシアでは「Pisang Kepok」と「Pisang Tanduk」の2種類が料理用バナナとして知られています。」とのこと。

Pisang(ピサン)は、バナナのことです。

Platana.jpg
比較するために、雑貨屋の写真を使いました


実を採ったあとのバナナの幹を少しほぐしてみる。

ウブドで使っていた幹の繊維に感触が似ている。

これなら紙を作ることができるだろう。

そして、豊富にある。

このあと、竹を見せるからと案内してくれた。

様々な種類の竹が植えられている。

先代が竹の研究をしていたようだ。

この竹も自由に使っていいと申し出てくれた。

アルマジロの巣穴を崖で見つけた。

帰り際に、青い鳥が庭に降りて来た。

理想的な自然との共存だ。

Fernando3.jpg

フェルナンドゥさんの農園からプラタノの幹を頂いて、バナナ紙を作ることに決定。

次回、ローランド君と会う時には、紙作りの指導だ。

コロンビア初のバナナ紙が完成するかもしれない。

使命感がフツフツ、小さく湧いてきた。

15日から数日遠出の予定があるため、帰り次第日程を決めて紙作りをする約束をして別れた。


posted by ito-san at 09:14| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする