2015年05月20日

事件は「パレスティーナ」の町角で起きた(21)

4月16日:

「新しいオリバレスのレジデンス」をチェックアウト。

今日も、まずは腹ごしらえから。

朝食です。

朝食は、スペイン語でデサユノ=Desayunosと言う。

ちなみに、昼食はアルムエルソ=Almuerzo。

駐車場に行く途中にあったパン屋兼食堂に入る。

朝食のセットメニューを注文した。

アレパがのった陶器皿が出て来た。

Desayunos1.jpg

アレパをとると、下には、アルミ皿に入った卵料理が。

Desayunos2.jpg

この卵料理、ウエボス・ペリコ=Huevosu Perico(トマトと長ネギが入ったスクランブルエッグ)と言うらしい。

アルミ皿は、一人分ずつ料理をするプライパンでもある。

そして、飲物はココア。

これが朝食セット。

始めて食べた “ウエボス・ペリコ”。

スクランブルエッグだから、味に難はないと言ったところ。


今日の行程
(カッコ内は県名・(C)=Caldas)
7)パレスティーナ・Palestina(C)
8)アラウカ・Arauca(C)
9)リサラルダ・Risaralda(C)
10)アンセルマ・Ancerma(C)

メイン道路(パンアメリカン・ハイウエイ)を逸れて、一般道に入ったようだ。

道は急坂に加えて、つづら折り。

標高1400mから3000m近くまでをアップダウンする。

高山病にならないかと、心配になる。

危険は覚悟しているが、苦しいのは嫌いだ。

景色は、牧場とコーヒー農園が延々と続く。


ココラ渓谷に林立する椰子(14)」でも書いた、コロンビアの世界文化遺産について加筆します。

ユネスコは2011年、コロンビアの主要な生産地を「コロンビア・コーヒーの文化的景観」として世界文化遺産に登録した。

南米大陸北西部に位置するコロンビア。

その国土にはアンデス山脈が南北に走り、水資源豊富な高地が広がる。

コロンビアのコーヒーは、主にこのアンデス山脈周辺で生産されている。

ユネスコが「コロンビア・コーヒーの文化的景観」として世界遺産に指定したのは、なかでもコーヒー三角地帯≠ニ呼ばれるカルダス、リサラルダ、キンディオに、隣接するバジェ・デル・カウカを加えた4県にまたがる約14万1000ヘクタールの生産地域だ。

この地域には約2万4000軒のコーヒー農園があり、その標高の平均は1540m。

コーヒーの栽培には熱帯地域の標高1400mから1800mまでが最適とされるので、気候条件はこの上ない。

しかし、農園の多くは急勾配な山肌にあり、栽培は困難だ。

ユネスコがこの地に認めた文化的景観とは、険しい自然環境を克服し、上質なコーヒー豆を作ってきた幾世代にもわたる生産者たちの営みの風景なのだ。

気候の安定したこの地域ではコーヒーは年中収穫されるが、一番収穫の多い時期は10〜11月期、次いで多いのは4〜6月期である。

急斜面の農地に機械が入る余地はなく、生産者たちは一粒ひと粒手摘みで収穫する。

コロンビアのコーヒー生産者は、多くが3ヘクタール以下の小規模農家で、約56万世帯を数える。

(※全日本コーヒー協会・http://coffee.ajca.or.jp/webmagazine/abroad/colombia73参照)


パレスティーナ=Palestinaの町に入りました。



この時から、訪問した各地のPlaza Bolivar(ボリバル広場)で、教会(Iglesia)を中心に町並みとシモン・ボリバル像を撮り続けることを決めた。


事件は「パレスティーナ」の町角で起きた。

イスラエル聖戦でニュースになっている “パレスチナ” と同じ名前です。

いかにも事件の起こりそうな町名。

この旅で、気になっていることがある。

それは目に入った町名に、イタリア・ポルトガル・アルゼンチン・カリフォルニア・サンフランシスコなどなど、外国の国名や都市名があることだ。

理由はわからないが、検索すると、他国が出て来るのには困っている。

(ボブ・クロスビー・ボブ・チャッツのジャズCD名 “パレスティーナ” かもしれないので念のため)

話をもとに戻そう。

私は、たむろしている若者たちにカメラを向けた。

何かの集会か、青年が6人もいるのは珍しい。

いつものように緊張感をほぐすために、ニコニコと笑顔を作って写真を撮った。

よほど深刻な事情があるのか、青年たちに反応はない。

よ〜く見ると、彼らがいるのは、バイク修理屋の前だった。

バイクの病院だと思えば、彼らの顔がすぐれないのも頷ける。

Palestina1.jpg

撮り終わったあと、ピノさんに注意された。

ジュンペイさんに通訳してもらうと。

「写真を撮る前には必ず、『写真を撮ってもいいですか?』と承諾を得ること」

「そして、写真を撮り終えたあとには、必ず『Gracias!=ありがとう!』と言うように」

写真に撮られるのを嫌がる者もいる。

このあたりまで来ると、麻薬マフィアやゲリラの関係者もいる。

今回は事件にならなかったが、悪くすれば襲われる。

これを聞いて、背筋がゾッとした。

言われてみれば、若者の視線は全員私を避けていた。

このあと「写真を撮ってもいいですか?」のスペイン語「Puedo tomar una foto?」を必死に覚えることになる。



posted by ito-san at 04:57| 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする