2015年05月24日

標高2,820メートルの地点にある町・Marulanda(24)

4月18日:

昨日のことだ。

サラミナの宿で、明日は本道に戻って先に進むか、それとももっともっと山奥にある「マルランダの町」に行こうかという話になった。

ジュンペイさんの知人の出身地である。

是非、一度見ておきたい。

そして、知人の為に、現在の町の様子を写真におさめたい。

これも、旅の目的の一つだったようだ。

ピノさんは、十数年前に一度訪ねている。

その時は、途中の山中で、ゲリラに遭遇し有り金を奪い盗られた体験をしている。

命まで取られることはないと言う。

2人は迷っていた。

「ゲリラが出るかもしれないが、行ってみようか?」

私に、決定権が委任された。

命を落としてもいい覚悟でいる私に、異存はない。


サラミナから、更に山奥に向かう。

道なりの小さな町に立ち寄った。

19)番目の町、サンフェリクス・San Felix(C)。

ボリバル広場を見渡しても、人の姿は10人と満たない、閑散とした町だった。

洗車をしている地元の男性から、嬉しい情報をもらった。

町の外れから奥地に向かう道を進むと、広大なロウ椰子の森が続いていると言う。

ロウ椰子は、高さ60メートルにもなる、世界一高いと言われる椰子だ。

私は一度、サレントのココラ渓谷で見ているので「もういいよ」と言う気持ちになっている。

前後左右、ロウ椰子の丘が続いていた。

ココラ渓谷で見た景色より、遥かに広大なロウ椰子の森だった。

「ここを観光地にしてあげたい」とピノさんは言う。

果たして、地元の人はそれを望んでいるのだろうか。

私はこの頃、村おこしには、地元に人の「完全一致による合意」を得ることを優先すべきだと考えている。

そこに長期滞在する意志のない “よそ者” に、勝手なことをされては迷惑ではないだろうか。

SanFelix.jpg


本日の目的地、マルランダ・Marulanda(C)に到着。

途中、ゲリラに襲われることもなく、景色を見る余裕さえあるスムースなドライブだった。

標高:2,820メートル

人口:4,129人

平均気温:13度C



小雨の中、ボリバル広場をひとまわり。

郷愁ある老人たちの姿に惹かれた。

しかし、人を撮るのを避けている自分がいた。

恐れをなしているのではない。

「写真を撮ってもいいですか?」のスペイン語、「Puedo tomar una foto?」が出てこないのだ。

メモは、ポケットに入っている。

とっさの時には、間に合わない。

よほど困惑した表情でもしていたのだろうか、ジュンペイさんが助け舟を出してくれた。

「私が、写真を撮りましょうか?」

カメラを渡そうとすると「このまま伊藤さんが撮ったらどうですか?」

心憎い気配りに感謝。

そうして撮ったのがこの写真です。

Marulandaの老人.jpg


サラミナ連泊。

Marulandaホテル.jpg

Marulandaロビー.jpg

Marulanda部屋.jpg

Marulanda景色.jpg
出窓から見えるボリバル広場



posted by ito-san at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする