2015年06月01日

バナナ紙作り@「CHICHAN」(31)

4月25日(土曜日)

24日の続きです。

子供たちと一緒に、習字が始まった。

硯(すずり)で墨をするのは、私の仕事。

子供たちは日本の筆を使い、 形に捕われない自由な発想で描いていた。

墨をするのに、大忙しの私です。

ジュンペイさんが、子供たち名前をカタカナで書いてあげていた。

みんな大喜びだ。

私は「門手根黒」と、モンテネグロの当て字を書いた。

ローランド君が、その紙をどこかへ持っていった。

え! もしかして展示するの?

そうなら、ちゃんと書けばよかった。

意味のある文字はなかったのか。

これ以上は、巧く書けないし、気の利いた文字は浮かばなかっただろうが、反省している。

習字1.jpg

習字2.jpg


続いて、紙作り。

昨日、準備したマテリアルを煮込み、洗い、叩いて、そして洗う。

煮込みは、ボランティア・メンバーの台所を借りた。

2時間は煮込みたいところだが、一般家庭の台所を占領するのが気が引けて1時間で切り上げた。

苛性ソーダが入っているので、他人に任せるのは危険だろうと、初回は手本として私が洗うことにした。

洗い終わったマテリアルを持って、「CHICHAN」事務所に移動。

叩き潰す道具も十分な物ではなかった。

煮込み&叩き作業の完成度は50%。

これでは、私の欲する紙にはならない。

しかし、それは私が満足しないだけのこと。

出来上がった紙は、それぞれに個性のある完成品となる。

繊維だけになった、プラタナ(料理用バナナ)の茎を、ネットの張られた枠の中に入れる。

枠は、ローランド君とアナさんが持っていたのを借りた。

彼らは、個々でリサイクルペーパーを作っていた。

大きさがまちまちの小さな枠。

初心者が作るには、小さい方が良いだろう。

チャポチャポ、掌で繊維を叩くようにして、枠いっぱいに広げていく。

大人も子供も一緒になって、チャポチャポ。

水遊びは、世界共通、誰でも楽しいものだ。

紙作り1.jpg

紙作り2.jpg

紙作り3.jpg

みんな、始めての経験だ。

チャポチャポとやっているだけで、果たして紙になるのか?

クエッション・マークが浮かぶのも無理はない。

私だって、最初は疑問符のオンパレードだった。

注意事項は「繊維の固まりや薄すぎてアナになってしまわないように」だけ。

十数個の枠に、マテリアルがおさまって作業は終了。

あとは、乾くのを待つだけだ。

紙作り4.jpg

早く手にしたくて、生乾きで枠から外してしまう。

生乾きで外すとシワになる。

ドライヤーを持ち出して来た。

よほど、早く見たいのだろう。

太陽に透かすと繊維のシルエットが美しい。

不思議・不思議。

なぜ、なぜ、なぜそうなるの。

自分で作った紙。

みんなの顔に笑顔が浮かぶ。

大人たちは出来上がった紙を手の手に、「こんな使い方ができるね」などと、今後の展開を考え始めている。

良い利用法が見つかるといいね。

利益が出れば、リサイクル運動財団「CHICHAN」の運動資金にでもすればいい。

お役に立てれば、それで私は満足。

紙作り5.jpg

ボランティア・メンバーから、「ランプ作りに挑戦したい」との声があがる。

それでは、次回は、ランプを作ることにしましょうか。


posted by ito-san at 09:08| 愛知 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする