2015年06月03日

川原で流木拾い@Salento(32)

ランプ作りを請けおったが、さてさてこれからが大変だ。

そう簡単に、作れる物ではない。

紙は完成したものの、紙だけではランプにならない。

ランプの形態にする素材が必要となる。

ウブドでは、流木や竹、木の枝などを利用してランプを作ってきた。

時には、椰子の花房や落ちている大樹の枝も使った。

拾った物を組み合わせて作る、偶然の産物のような作品である。

台座は、製材屋で端材をを安く分けてもらっていた。

流木でミニチュアの椅子やテーブル、額縁などを作り、アルマ美術館正面玄関の横にあった「ブンブン・カフェ」で販売していた。
遠い過去の話だ。


ここはサレント・南米コロンビア。

手始めに、流木を拾いに行くことにした。

流木と言えは海だが、サレントは標高1,895メートルの山の中、海は遥か遠い。

ウブドでは、バイクで30分ほどで海に行けた。

丘を下り切り川沿いの平地に出ると、自治団体事務所の建物がある。

ここまで、ゆっくり歩いて約40分ほど。

平地はすべて牧場。

ここからさらに奥に行くと、ココラ渓谷に行ける。

多くの観光客が訪れる場所だ。

1事務所.jpg

2看板.jpg

3牧場.jpg

自治団体事務所を過ぎ、牧場の手前、左手に道が続いている。

左右はやっぱり牧場だ。

200メートルほど先に、赤い橋が見える。

4赤い橋.jpg

流木拾いの目的地は、この橋のたもとだ。

果たして、素材は落ちているのか?

ウブド生活と同じことをしている自分に、笑えた。

※ウブド村徒然記「流木を拾いに(1)

5川.jpg

川原は、岩ばかり。

簡単に拾えると思ったが、川べりに流れ着いた流木を拾うというわけにはいかない。

岩に引っ掛かっている、流木を拾う。

簡単に、好みの形の流木は見つからない。

もう少し奥に行きたいが、川辺沿いに進んでいくには難しい。

私は、牧場の柵を越えることにした。

柵には、有刺鉄線が張られている。

くぐったり、飛び越えたりしながら、奥へ進んでいく。

小石の多い川辺が見えた。

鉄条網に手が触れた瞬間。

ビリビリッ!

電流が走った。

牧場の柵越えで死ぬのは、みっともない。

クワバラクワバラ。

弱電で死ぬことはないだろうが、不法侵入で捕まるのは不甲斐ない。

浅瀬の岩場、水の中を急いで進み、橋のたもとに戻った。

気を鎮めるために、大きな岩の上に腰をおろした。

自然に包まれながら、何事もなかったように青空を仰いでみた。

川の流れが、心地よい風を運んで来た。

せせらぎの音を聴きながら、最近、手に入れたサンポーニャ(zampo?a)をリュックから取り出して、吹いてみる。

※サンポーニャは、南米アンデス地方の民族音楽フォルクローレに使われる笛の一種。



収穫は少なかったが、往復1時間30分(帰路は上りで50分)の散歩は、運動不足解消に最適な距離。

心地よい汗がTシャツを滲ませている。

週に一度くらい、晴れた日には川原で戯れることにしよう。


posted by ito-san at 02:42| 愛知 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする