2015年09月12日

隣国エクアドルの旅・最終回(84)

8月30日

2泊4日のトリップも、いいいよ帰路。

復路は、来た時と反対の順路を辿る。

時間の経過は省きます。


場面は、コロンビア国境のミグラシオン。

ビザ獲得の正念場。

通行手形に、新たな滞在許可のスタンプをもらわなくてはならない。

理屈的には、2日間の出国で、2日間の滞在延長が可能なのだが。

果たして、それがコロンビアで通じるかが問題だ。

ジュンペイさんが、私のパスポートを係官に渡し、説明を始める。

「この男はスペイン語ができないので、私がかわってお話します」とでも言っているのか。

係官は、パソコンを見ながらが頷いている。

二言三言、会話を交わす。

時々、私の顔を見る。

感触は良好のようだ。

私の緊張が少しずつ解けていく。

スタンプが押された。

手にしたパスポートには、31の数字が。

31日間のビザが入手できた。

passport.jpg

オタバロからエクアドル国境に向かうパンアメリカン・ハイウエーで、バス停の間違いから何台ものバスが通り過ぎて行くのを見送った。

3カ所目で、やっと正規の場所に辿りついた。

幸先の悪い嫌な予感がしていたが、崖っぷちから生還した心境だ。

これで、晴れて9月30日まで滞在できる。

ジュンペイさん、ありがとう。


イピアレスからアルメニアまでは、深夜バスに乗る。

発車時間まで、1時間30分ほどの余裕がある。

近くにある観光名所・サントゥアリオデ・ラス・ラハス(Santuario de Las Lajas)教会に、ひとりで行くことにした。

サントゥアリオデは、サンクチュアリ(中世、法律の力の及ばない、教会などの聖域)のことらしい。

乗り合いタクシーに、家族連れに混じって乗る。

教会までは、片道10分。

渓谷の崖に建つ可愛らしい教会だった。




教会見学に、思っていたより時間がとられた。

崖沿いの急坂から見える教会が美しく、魅入ってしまったのだ。

戻って来た時には、出発時間10分前。

ジュンペイさんが、ヤキモキして待っていた。

出発は30分遅れだった。

発車前、バス会社の人が乗り込んで来た。

私は、手元のノートにメモをしていた。

ジュンペイさんに「顔を上げて」と言われた。

見上げると、乗客を確認しているところだった。

バス会社の人は、小型ビデオカメラを右手に持っていた。

バスジャック対策のための撮影だ。

盗賊が現れるのは、真実なのだと身にしみて悟る。

身分証明IDカードが集められて、確認照合する場合もある。

そんな時には、時間がかかる。

外国人の場合は、パスポートの提示だけですむ。

何事もなく、アルメニアに戻れることを願う。

グッドラック!


〜完〜

posted by ito-san at 08:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 南米コロンビアの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする