2016年07月18日

クトゥッ・リエールさんの火葬儀礼(75)

イ・クトゥッ・リエール(I Ketut Liyer)さんの火葬儀礼が、7月16日、盛大に執り行われた。

ご存知のように、ジュリア・ロバーツ主演の映画『Eat, Pray, Love』(邦題:食べて、祈って、恋をして)で一躍世界的に有名になったバリ人。

場所は、プンゴセカン村ダラム寺院の火葬場。

リエールさんは、バリヤン=Balian(バリの呪術師)

専門は、手相占い&薬草による病気治療。

生前、アパ?では「バリヤン体験」で、大変お世話になった。

お疲れさまでした。

天国でノンビリお過ごしください。


映画『Eat, Pray, Love』は、エリザベス・ギルバート著の紀行記の映画化だ。

エリザベス・ギルバート氏が、ウブドでリエールさんと出会う。

リエールさんは、ウブドでは高名なバリヤン。

手相占いを受けたエリザベス・ギルバート氏の人生が、変わっていく。

2010年9月17日に各国で封切られ、日本でも公開された。

紀行記の日本語訳(訳者:那波かおり)は、ランダムハウス講談社から2009年12月16日に出版。

Laveの章で、バリ島が登場する。

映画は、ウブドの風景が随所に映し出されている。

内容はともかく、ウブド好きにはヨダレものの風景が映る。

※MIXIの日記に、ウブドでの撮影裏話風が残っていたので巻尾に掲載しておきました。

後ほどお読みください。


私が最初のリエールさんにお会いしたのは、1991年、プンゴセカン村の知人宅の屋敷寺での祭礼だった。

リエールさんは僧侶(プマンク)で、その場を取り仕切っていた。

力強く精悍な顔つきに、バリの呪術師を認めた。

その後、手にした書物「虹の理論」に、リエールさんの名前を見つける。

「虹の理論」は、平成2年9月25日・発行された中沢新一の著書。

「第二章ファルマコスの島」は、リエール氏に弟子入りした時にまとめたレポートと聞いている。

ブラック・マジックの話だ。


この日は、デワ・カワン(kawan)氏の家族の火葬儀礼も行われた。

カワン氏はプンゴセカンスタイルの画家で、旧影武者前にあったギャラリーのオーナー。

「Tako Casa」「Le Moulin」などの大家さんだ。

インドネシア語で友人の意味を表す「kawan」さん。

大勢の弔問客が訪れていた。

プンゴセカン村は、私にとってゆかりの深かった村。

多くの知った顔に出会った。

皆、一様に年輪を刻んだ風貌に変っている。

在ウブド26年を懐かしく、また、感慨深く思った火葬儀礼となった。


火葬儀礼で出合った人々。

dewa_sugi.jpg
デワ・ニョマン・スギ君は、マイペースで歩いていました


dewa_irawan.jpg
デワ・ニョマン・イラワン君は、御神輿を担いだようだ


Santana.jpg
「グリー・フイルド・バンガロー」のボス、サンタナ氏がプマンク(僧侶)になっていた


その他、大勢の方にお会いしましたが、割愛です。


プンゴセカン村でリエールさんとお分かれしたあと、ウブドの合同火葬儀礼へとバイクを飛ばした。

久々の火葬儀礼のはしごだ。



クトゥッ・リエール氏の火葬儀礼



デワ・カワン氏家族の火葬儀礼


2009年12月28日:MIXIの日記です。

10月の始め、ウブドにハリウッド映画の撮影隊が来るとの噂が立った。

そして、実際に15日にはベントゥユン村で撮影があった。

主演女優はジュリア・ロバーツ。

ウブドのパサール、ペネスタナン、プンゴセカン等々で撮影が行われ、彼女を一目見たくて、ウブド在住の幾人かが追っかけた。

私もその1人。

「ジュリア・ロバーツ見た?」が、在住者の挨拶になっていた。

映画は、著者:エリザベス・ギルバートの紀行文「Eat, Pray, Love」の映画化。

公開予定は2011年と1年も先。

知ってしまうと、一日も早く観たいのが人の心というもの。

撮影現場は追っかけたものの、原作を読んでいないので、あらすじも掴めない。

邦訳が出ればいいのにな、と思っていた矢先、

12月16日訳者:那波かおり、でランダムハウス講談社から出版された。

さっそく、近日中に来ウブドする知人に頼んだ。

副題:女が直面するあらゆること探求の書

第1部:イタリア/イタリアでは食べまくり
第2部:インド/インドでは瞑想に励み
第3部:インドネシア/バリでは恋をした(帯より抜粋)

バリは、ウブドでの話だ。

話は、プンゴセカンのバリアン、クトゥさんを中心にして展開していく。

ジュンバワン通りの「トラディショナル・バリニーズ・ヒーリング・センター」。

モンキーフォレストも登場する。

ペネスタナンでの撮影は、クトゥ氏所有の治療手引きをコピーするのシーンだったようだ。

ウブドらしいエピソードの数々に、ウブド好きは、親近感で満腹になることだろう。

原作が、どんな映画に姿を変えるか、そんなことも楽しみの一つだ。


posted by ito-san at 16:44| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする