マゲランに来て、温泉に浸かれるとは想像もしていなかった。
もちろん「Yes!」と即答。
温泉は、今年3月17日にバリ・ キンタマーニ温泉に入って以来。
(「バリで温泉 @ キンタマーニ(300)」http://itosan-ubud.seesaa.net/article/464663500.html)
キンタマーニの温泉は、温泉というよりは温水プールだった。
久しく(4年ほど)バスタブに浸かっていなかったので、その時はそれで十分に満足した。
バリに戻る日が迫った4月25日、いよいよ温泉行きが実行された。
メンバーは、バダさんとリカさん夫妻、ウオンさんとヤ二君とKafe Emapスタッフの男子、そして私の総勢6名。
場所は、ジャワ海に面した都市スマラン郊外。
マゲランからは、北に向かって車で2時間ほどのドライブ。
グーグルでWisata Air Panas Alami(天然温泉ツアー)と検索すると出てくる「Gonoharjo」。
「Gonoharjo」は、人里離れた道が途絶えた山あいにある。
道中の景色も見応えがありそうで、楽しみに心が弾んだ。
道は行き止まりになり、入場料金所がある。
早朝のこと、まだゲートは開いていない。
右手に観光施設、左手は広い駐車スペース。
観光施設には、ホテルと数所のアクティビティがあるようだ。

駐車スペースの一辺は、ワルンが数件並んでいた。
左端のワルンがオープンしている。
バダさんは顔なじみのようで、みんなの朝食を注文した。
メニューが思い出せない。
朝食を終え、いざ出発。
「危ないな道だから注意して!」とバダさん。
バダさんは、ワルンの横手にある脇道を入って行く。
ゲートからだと階段で近道だが、我々は絶壁を切り開いた危険な道を選んだ。
景色が良いからか、単に入場料を払うのが嫌だからか。
入場無料の脇道は、何回目かに訪れた時にワルンの女将が教えてくれたそうだ。
谷底の川までは、50メートルほどありそうだ。
足元は悪い。
景色に見とれていると危険だ。
平坦な脇道を抜けると、ゲートからの道と交わる。
階段をしばらく下りると、清流の小川で出た。
水の流れる音が、心地よい。

橋を渡り、林道のような小道が続く。
ちょっとしたハイキング・コースだ。
疲れを忘れさせてくれる、心地よい風が全身を包む。
プールの幾つかが、川沿いに見え隠れする。
あれが目的地の温泉か?

原生林に囲まれた秘境の露天風呂。
原始の息吹きが感じられる。
お湯の色も漂う香りも、まさに温泉風情。
これは、本格的な温泉だ。
湯加減もよろしく、寛げる。

同伴の友人と戯れる。

清流で滝に打たれる。

温泉に満足した私は、次回のマゲラン訪問では、ボロブドゥール近郊の温泉地をくまなくリサーチことを決意したのであった。