2013年05月14日

雌犬・セリの出産(28)

ひと月程前に、パチュン家の雌犬「セリ」が懐妊中だと聞いた。

出産予定日はわからない。

いつ、どこで生むのかは、見当がつかない。


「セリ」の行動範囲は広いと聞いている。

私は「精霊漂う渓谷(20)」で報告した祠まで散歩をしているのを見かけたことがある。

今は妊犬の心得として、適度の運動をしているのだろう。

それとも出産場所を物色していたのだろうか。

と思っていたら、コロコロと太ったキンタマーニ犬の子犬が台所の前でコロコロしていた。

足取りが軽かったのは、すでに出産したあと数日が経っていたのか。

「昨日、子犬を咥えて渓谷から登ってきた」とイブ・マデが教えてくれた。

人が下りられない程の急なところで生んだようだ。

子犬が、這いずるようになって危なくなっての引っ越しだろ。


猫は、3度ネグラを変えると聞いているが、犬の場合はどうなのだろう。

どこへ引っ越すのかが気になるところ。

このまま、この場所にいたら侵入犬にいじめられるゾ。

道端でたむろっていても、いざ、自分の家によその犬が入ると吠えて追い出す。

放し飼いの犬だけど、ちゃんとテリトリーはわかっている。

それでもズウズウシイ犬は、入って来る。


2〜3日後、私の部屋(バレ・ダジュー)の窓の下で、母親を呼ぶ子犬の声が聞こえてきた。

窓を開けると、下で「セリ」が子犬とジャレ合っていた。

子犬は、まだ目は見えないようだ。

家寺とバレ・ダジューに挟まれた、ここなら安心だ。

家寺の2カ所ある割れ門も一メートル弱と狭いので、侵入犬が入ってくれば「セリ」にもわかるだろう。

そんな侵入犬のこともわかっているように「セリ」は子犬を家寺の奥に隠したのだ。

Seli.jpg

通常、家寺側にバレ・ダジューの窓は作らないと聞いていたが、そうでもないようだ。

開けている時には気を使うが、窓があるおかげで涼しい風を入れることが出来るので、私に文句は無い。

今、子犬は家寺と私の部屋の間で丸くなって寝ている。


極楽通信・UBUD右向き三角1極楽通信右向き三角1バリの犬(Anjing)
も読んでください。


posted by ito-san at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | テガランタン村滞在記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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