2016年04月24日

サボ海岸から流木が消えた(51)

流木で作ったモビールが、思いのほか売れている。

と言っても、大量生産できるものでもないので微微たる数ですが。

手持ちが少なくなったので、久しぶりに流木拾いに行くことにした。

4月22日・午後3時・快晴。

いつものサバ海岸。

ゴミの小山が、あちこちにできていた。

煙が立ちこめている小山もある。

清掃ボランティアが入ったのか?

ゴミを集めている女性に聞いてみた。

「あのホテルから頼まれてやってるの」

海岸線を少し入った林を指さした。

ホテルから手間賃をもらって、清掃作業をしている。

清掃員は、彼女ひとりのようだ。

宿泊客が、海岸を散歩することを考えての策だろう。

夢のリゾート地で、ゴミの海岸を見せられては興ざめだ。

どちらにしても、海岸からゴミがなくなることはいいことだ。

同時に、私の欲しい流木も姿を消した。

手ぶらで帰るのは初めてだ。

Saba4.jpg


サボ海岸をあきらめて、隣りのプルナモ(Purnama)海岸に移動した。

満月(プルナモ)という名前の海岸だ。

前に一度、下見をしたことのある海岸。

Purnama1.jpg

Purnama2.jpg
プルマモ海岸は護岸工事中

その時は、1キロほどの海辺には、大量のゴミが打ち上げられていた。

今日も、相変わらずのゴミの帯。

喜んでいいのか嘆くべきか、それが問題だ。

ゴミの中には、供物の残骸もある。

バリのほとんどの海岸は、ムラスティと呼ばれるヒンドゥー・バリの浄化儀礼が行われる場所でもある。

海岸には、供物が残される。

自然素材で作られた供物は、自然に戻ると考えられていた。

現在は、プラスチックゴミと一緒に海岸に残っている。

供物は、燃えるゴミ。

分別して、燃える物は燃やし、リサイクルできる物は回収してもらおう。

Saba5.jpg


バリのゴミ問題は、深刻だ。

特にプラスチックゴミには、危機感を持ったほうがよい。

いたるところで、プラスチックゴミの山を見かける。

スーパー&コンビニなどはプラチック袋を有料化し、エコバックを持つことを推進し始めた。

ゴミを分別して回収する村も増えている。

しかし、島内のゴミ回収車の数は圧倒的に少なく、山間部や僻地には廻ってこない。

どちらにしても、目先のゴミをか片付けたところで、バリのゴミがなくなりわけではない。

ゴミは場所を変えるだけで、一向に減っていない。

根本的解決方は、ゴミを焼却することだ。

バリには焼却炉がないため、ゴミ集積所は限りなくゴミの山を高くしていくだけ。

サヌール方面の海岸とクルンクン県の山奥のゴミ集積所は、パンク寸前だと聞く。

バリ島の経済成長は、今後さらに著しくなっていくだろう。

消費文化が活発となり、廃棄物が増加する。

インフラの充実は必修だが、何よりも先に、焼却炉の建設を急ぐべきだ。


hobby9_3.jpg

プルナモ海岸で、流木が確保できた。

今後、ゴミ問題が解決されれば、海岸の流木の姿も消えることになるだろう。

そして、美しい海辺が再現される。

嬉しいような、悲しいような現実が、いつかやってくる。

そうなるまで、流木作品を作り続けよう。


posted by ito-san at 04:47| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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