2017年02月10日

変貌するウブドのホテル事情(116)

「星のや」が、ウブドの北に位置するペジェン村に、1月20日オープンした。

日本の情報に疎い私は知らなかったが、友人、知人に訊くと、

「高級なおもてなしで、料理も美味しい。一度は行ってみたい旅館&ホテル」

「20年くらいで急成長した日本旅館」

と、日本で人気な旅館&ホテルのようだ。

バリ島ペジェンにオープンした「星のや リゾート」は、私には、一生宿泊することのない高級ホテルだが。

私が下働きのする「アパ?情報センター」が「星のや リゾート」の営業方針と同意するところがあったようでツアーのいくつかをジョイントしてくれた。

アパ?の責任者・ワヤン君のバリを愛する心意気もかってくれたようだ。

「都会化するウブド地域(109)」で報告したように、バリ島のホテルラッシュは高級化へ進んでいる。

私が訪れた1990年代には想像もできない勢いだ。

27年も経っているのだから、変貌もするだろう。


山間の田舎の村ウブドに、旅行者が最初に泊まったのはウブド王宮だった。

ゲストとしての宿泊で、本当の意味でのホテルではない。

1925年、ウォルター・スピースが初めて訪れた時の宿泊施設は、ウブド王宮だと思われる。

一般の旅行者を最初に泊めたホテルは、ムティアラとチャンプアンと聞いている。

以前、聞き込みをしていた時、1955年のオープンと聞いた。

ムティアラは、ウブドの変則十字路にあるワンティラン(集会場)の南前にあった。

客室は8室。

主に、ジャカルタの旅行社から送られた旅行者だったそうだ。

ホテル・チャンプアンは、ウブド王宮の所有。

このホテルは、王宮がウォルター・スピースに提供した土地に彼が建てた(1928年)住宅兼アトリエを改築してオープンしたもの。

サラスワティの開業は、1978年。

「プリ・アニアール」もホテルとしてオープンしている。

高級ホテル・イバのオープンは、1995年。

元チャック・インと呼ばれた小さなバンガローが始まり。

ウブドの王族が所有だが、現在、経営は譲渡している。

名称も「Warwick Ibah Luxury Villas & Spa」に変名した。


節約旅行者・バックパッカー御用達の宿は、ホームステイと言う。

ホームステイと言っても、家族とともに同じ家屋に泊まって世話になるというわけでない。

別棟を借りる民宿のようなもの。

ホームステイの第一号は、モンキーフォレスト通りにある「オカ・ワティ」。

「ムスティカ・ロスメン」も古いと訊いているが、所在が確認できない。

ロスメンは、一般的にインドネシアでは商人宿のような使われ方をしているが、ウブドではホームステイと同意語。

私が最初に泊まったのは、カジェン通りの1番地「ロジャーズ・ホームステイ」だった。

「ロジャーさんの民宿」という意味だ。

カジェン通りは500メートルほどの長さで、左右に民家が並ぶ。

民家のほとんどが、ホームステイを商っている。

門や塀に、宿を商っているとわかる小さな看板が掛かっている。

民宿だからホームステイでよいと思うのだが、ロスメン、ゲストハウス、アコモデーション、ハウス、イン、ペンッションなどとさまざまな名称がついている。

観光客の目を引くために、名称で差別化をしているのだろう。

民家と言っても敷地が広いので、名古屋の兎小屋生活者だった私には屋敷に見える。

日本の旧農家にも似た、趣だ。

屋敷地域を外れて建てられた宿には、バンガロー、コテージ、ヴィラ、ロッジ、ホテルなどと命名されている。
こちらは、台所の設置された宿泊施設。

価格が、ホームステイより高く設定されている。

滞在を始めた当初、ウブドに何軒の宿があるか調べたことがある。

100件ほど調べたところで調査を中止した。

次からつぎへと宿泊施設が増えてゆくので、切りがないのだ。

今思えば、ウブドの人気が加速度的に上昇していた時期だった。

高級ホテルも、差別化のために変名してイメージチェンジを計っている。


近頃は、リゾートと付く名称が多い。

ホテル○○ではなく、○○リゾートとなる。

バリのエステサロン、スパの人気は近年、目を見張るものがある。

ウブドもご多分にもれず、スパの出店は多い。

ホテルの多くがスパを併設するようになった。

スパ設備があるのをアピールしたいホテルは、スパを加えて「リゾート&スパ」と名前を変えて、顧客の確保に努力している。

リゾート&ヴィラだったり、スイート&ヴィラだったり、リトリート&スパだったり。

そのほかには、リザーブ、ブティック、スタイル、コンベンション、ラグジュアリー(luxury)なんてわけのわからない単語がついているホテルもある。

例えば、ホテル・イバが「Warwick Ibah Luxury Villas & Spa」になったように。

蛇足だが、ラグジュアリー(豪華なさま、贅沢なさま)を「ランジェリーかと思った」、なんてトンチンカンなことを言う知人がいる。

ランジェリー(lingerie=装飾性の高い女性用下着)を知っている、お前が怪しいゾ。

同じ感想を抱いてしまった私も、怪しいオヤジの一人かもしれない。

今回は、私にまったく縁のないホテル事情を「変貌するウブドの宿泊施設」で振り返ってみました。






posted by ito-san at 17:13| 愛知 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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