2017年08月14日

岩肌に彫られた仏殿 @ Gunung Kawi (146)

ウブド近郊の観光地を、今さらながら紹介する。

たまには観光客気分で・・・・。

現在のペジェン村地域には、10世紀から14世紀に栄えたといわれるバリの王国・ワルマデワ王朝時代の遺跡が多く残っている。

疑問なのは、王宮の形跡がまったく残っていないこと。

ジャワのマジャパイト王朝がバリに侵攻した際に、打ち壊されてしまったのだろうか。

謎の残る事実だ。

数多く残る遺跡の一つ「グヌン・カウィ(Gunung Kawi)」を数年ぶりに訪れた。

ウブドの渋滞を抜けて、バイクで30分ほどの地点。

ゴアガジャ遺跡を通り越し、タンパクシリン村に向けて北上して右手にある。

Gunung Kawi1.jpg

グヌン・カウィは、岩肌に彫られた仏殿(Candi tebing)の名称。

チャンディ(Candi) は古い石造の仏殿、トゥビン(tebing)は川端、断崖の意味。

チャンディ・トゥビンは、バリ島のいたるところに残っている。

グヌン・カウィは、バリ島最大のチャンディ・トゥビン。

パクリサン川渓谷を挟んだ両岸に残る、心地よい空間にある。


それではグヌン・カウィを見学しよう。

遺跡までは、渓谷の急な階段を降りていく。

その道すがらの景色は、田んぼが広がるナイスビューと売店。

Gunung Kawi5.jpg

Gunung Kawi4.jpg

階段は途中から、岩を削った道になる。

岩壁の狭い道を進むと、岩をくり抜いた狭い門が見える。

入ることを拒む、結界を念わせる。

Gunung Kawi7.jpg

その昔、この門をくぐると異界だったのだろう。

人びとは、平穏を求めてこの地を訪れる。

今、門の前には案内板が立ち、観光客の便を図っている。

掲示板には、この地に建つヒンドゥー・バリ寺院の名がいくつか表示されていた。

Gunung Kawi8.jpg

左下に、CHANDI PRASADHA UKIRの表示。

ここではCandi tebingをCHANDI PRASADHA UKIRと呼んでいるようだ。

辞書を調べると、巨大な建造物(PRASADHA)&彫刻(UKIR)のこと。

巨大な仏殿石彫とでも訳せばいいのか。

右下にあるグヌン・カウィ寺院。

スバトゥ村に同名の古い寺院があるが、関係はわからない。

未調査でゴメンナサイ。

Gunung Kawi9.jpg

渓谷の川沿いに建つ「Candi tebing Gunung Kawi」。

高さ7メートル、奥に2メートル。

その大きさに圧倒される。

岩をくりぬく方法はインドのアジャンタやエローラ遺跡と同じで、インドの影響を受けたものとされている。

かつて栄えたワルマデワ王朝の壮大さがしのばれる石窟遺跡だ。


橋を渡った対岸にもチャンディが残っている。

川を挟んで対称になっている。

Gunung Kawi11.jpg

グヌン・カウィ寺院を抜け、川沿い進むと、瞑想のためのほら穴がいくつもある。

ここで瞑想をしていく、観光客もいるようだ。

Gunung Kawi12.jpg

のんびり散策していると、いにしえにタイムスリップしたような気分になる。

そして、心地が良い。

久しぶりに訪問だが、心は癒された。

前回の訪問では、復路の急な階段で息切れをした。

今回は、まったく疲れを感じなかった。

アグン山登山に向けて、数回した散歩に効果があったようだ。

階段の上り下りはキツイが、一見の価値有りで、お薦めしたい。

■入場時間:8.30am〜5.00pm
■料金:Rp15,000-(腰紐、腰布代含む。短パン、ミニスカートは腰布を巻く)
■駐車場料金:車Rp5.000- バイクRp2,000-
※参照文献:「地球の歩き方・バリ島'17 '18」



※付録動画
階段を登り切った田んぼビューの中に、近日オープンのレストラン「グヌンカウィ」。




posted by ito-san at 16:59| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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