2018年08月05日

天変地異の脅威にさらされて(213)

「和食・影武者」の女将・由美さんは、毎週土曜日が休日。

出勤しない日に、私のスペシャル・夕ご飯は用意されない。

そんなわけで、土曜日は他の店で夕食をとることが多い。

以前は、毎週のように「和るん・あんかさ」に行っていた。

「あんかさ」に、コテツちゃんが顔を見せなくなってから、足が遠のいた。

コテツちゃんは、「あんかさ」のオーナー・カデちゃんの旦那様。

こんな説明は、いらないか?

最近、コテツちゃんが夜8時頃から店に居ることが多くなり、私の立ち寄る頻度も高くなった。


28日(土)

「あんかさ」で夕食。

コテツちゃんと大原さんと3人で雑談をしながら、時折、テレビの画面に目を向ける。

テレビでは、日本のニュースが流れていた。

海岸線の道路に、高波が押し寄せている映像だった。

続いて、台風12号が日本に上陸する予想図が出た。

愛知県を直撃するかに見える台風は、Uターンして関西方面に進路を変えようとしているらしい。

これは大変だ。

西日本は、7月6日から降り続いた豪雨で被害を被ったばかり。

未だに復旧されていない状態で、さらに追い打ちをかけられるのか。

これ以上の被害を受けなければいいが、と心配になる。

「バリも2〜3日前から、高波の被害を受けているよ」

コテツちゃんが教えてくれた。

波打ち際に建つ住宅やホテル、ワルンやレストランに被害が出ているようだ。

「流木は高波にさらわれて、海岸は綺麗なものだった」

大原さんが情報を提供してくれた。

海岸からゴミがなくなるのは喜ばしいことだが、海からなくなったわけではない。

波に打ち上げらえていないのは、海中に漂っているからだ。

海岸のゴミの山や海中を漂うゴミを、ニュースで目にすることがある。

観光地としてのイメージを著しくダウンする画像だ。

ゴミ問題の解決を急がなければ、観光地としてのバリの地位も危ぶまれる。

個人的には、せっかく見つけた流木の穴場が砂を被って埋没してしまったことが悲しい。

サーファの知人は、波が高くてありがたがっていた。


29日(日)

寝床で地震を感じた。

目覚まし時計を見ると、6時50分を指していた。

外では家族が騒いでいる。

私は、どうにでもなれという思いで、再び眠りにつく。

その後は、普段の日常に戻った。

インターネットでニュースを検索。

ニュースでは、29日午前7時(日本時間同8時)前、マグニチュード(M)6.4の地震があった、と報じている。

震源地は、ロンボク島のリンジャニ山付近。

震源の深さは7.5キロ。

国家防災庁は、少なくとも14人が死亡し160人以上が負傷したと発表した。

死亡した中には、観光客も含まれているようだ。

隣の島で死者の出るほどの地震が起きたことに、大きなショックを受けた。

幸いバリは震度2.5ほどで、被害は出ていない。

バリに震度6以上の地震があれば、造作の甘いバリの家屋は全壊するところが出るだろう。

私は、違う意味でも軽いショックを受けていた。

週末が予定で埋まったので、週明けの月曜日にロンボク島に行く予定をしていた。

それは、明日(30日)だった。

ウブドからパロマのシャトル・バスに乗り、ギリ諸島のアイルと呼ばれる小島に渡るつもりをしていた。

目的地のギリ諸島も、途中に立ち寄るマタラムの街も地震の被害を受けている。

週末に渡っていれば、私も被害に遭っていたかもしれない。

これは運が良かったと言える。

バリではアグン山の噴火、ロンボクでは地震、日本では大雨と台風。

人智で及ばない天変地異の脅威にさらされている。


30日(月):16.00

在デンパサール日本国総領事館から、メールが届いた。

1)29日,西ヌサ・トゥンガラ(NTB)州ロンボク島北東部において,M6.4の地震が発生し,その後も余震が断続的に続いています。

2)同島に滞在されている方や渡航を予定されている方におかれましては,土砂崩れや家屋が倒壊している当該地域への来訪は避け,関連する災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。

3)万一,関連する災害や被害にあった方または被害にあった方を認知した場合には,総領事館に御連絡ください。

4)なお,この地震を受け,リンジャニ山の北側斜面に土砂崩れが生じた模様であり,現在登山禁止措置が執られています。


台風は、その後、九州南部・奄美地方を抜けて遠ざかって行ったようなので安心した。

バリの高波もおさまりつつある。

ロンボク島の地震も小康している。

私は、流木拾い&ロンボク島行きを、しばらく様子を見ることにした。


★7月5日:再びロンボクでマグニチュード(M)7の地震があった。
私が体感したのは、午後7時50分。


posted by ito-san at 15:48| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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