
土岐市では、今期これまでにない雪景色。
この冬景色を見て、ウブドにリピーターさんが帰って来る気持ちが少し理解できた気がした。
ウブド在住の時には、大雨で外出を控えた。
毎日が日曜日。
旅行気分の生活を送っていた。
小振りなら雨合羽を着て、バイクで出かける。
急な雨で小振りなら、「春雨じゃ濡れて行こうホトトギス」気分で走りきる。
着てるのは薄手のTシャツ、晴れ間が見えれば、すぐに乾く。
スコールは、3時間も待ては止む。
川と化した道路を、ぼ〜と見つめるのも楽しい。
雨季でも一日中振り続ける日は、少ない。

日本に戻っても、毎日が日曜日。
雪景色で頭に浮かんだのは「外出自粛!」
ディスタンス同様に、コロナ禍でよく使った言葉だ。
雪の積もった道を、自転車で出かける自信はない。
路肩のアイスバーンは、危険の二乗。
雪の日は、無職の特権で、部屋こもりだ。
今の私は、少しでも晴れ間が見えれば、外出する。
いつ外出できない身体になるかわからないから。
危険を冒すつもりはないが、できる限り、外の景色を見ていたい。
身体が動くことの幸せを噛みしめる毎日です。
自分の意思で行動できる幸福を噛みしめています。
考えてみれば、外出したくてもできない人がいる。
ウブドで、太陽に身体を晒せない友人がいた。
知り合いで、病院から出られない人もいる。
寝床から起き上がれない、外出できない身体。
こんな人にとっては、暑かろうが、寒かろうが、雨だろうが、雪だろうが、外出したいだろうなと思う。
健康だからベッドに横になっていても苦にならないのであって、病人にとってはベッドにいてもつまらないはず。
雨で外出を控えたり、雪で部屋こもりしたりできる私は、幸せ者だ。
「外出しなくても後ろ指刺されることがないから、雨の日は好きだ!」なんて、罰当たりなことを考えたことを反省します。
近い将来、私は病気じゃなくても老衰になり、身体が思うように動かなくなるだろう。
寝たきりになったり、介護が必要な身体になることは、想像できる。
高齢者は、こんな不安を抱えながらの人生を送ることになる。