2015年02月24日

コロンビア・コーヒー@豊田市(7)

コロンビア・ボゴダ行きの航空券を購入しました。

「格安航空券skyscanner」から「DeNA」で予約。

3月31日名古屋発で、帰国は9月30日のボゴダ発。

6ヶ月のオープン・チケットです。

利用航空会社は、エールフランス。

料金は、往復で172、240円。

乗り継ぎ2回。

往路は62時間15分。

トランジットが長いのだ。

だから、ボゴダ到着は4月2日になる。

期待のワクワク緊張感が、ジワジワと押し寄せてきています。


「どうして、コロンビアなの?」と聞かれることが多い。

一般的にコロンビアは、マイナーな国だし危険な国だとの認識しか無いのだ。

私は、ウブドを離れるならマイナーな国がいいと思っていた。

できれば、田舎がいい。

きっかけは、コロンビア・サレントから来ていた日本人男性とウブドで知り合ったからだ。

彼に見せていただいたサレントの町並みの写真が、私の憧れのツボにはまった。

それは、色彩感覚の鈍い私を刺戟するカラフルの町だった。

コロンビアの特産品は、生産量世界2位のコーヒー。

私が滞在する予定のサレントは、コーヒー生産地。

コーヒー好きな私には、もってこいの場所ではありませんか。





駅前を歩いていて、なにげなく入ったビル「コモ・スクエア」。

エスカレーター脇にあるカフェ「プロント=PRONTO」が気になった。

pronto1.jpg

私のワクワク感が引き寄せたのだろう。

「プロント」に、コロンビアのコーヒーが置いてあった。

メニューには・・・世界でも貴重な「ゲイシャ」をフレンチプレスで・・・と書かれてある。

「ゲイシャ」は、銘柄名のようだ。

この店では、お客様に美味しく飲んでいただくためにフレンチプレスでの抽出に、砂時計が用意されていた。

◇ じっくり3分、ゆっくり3秒 ◇

1. ゲイシャの美味しさがしっかりと液体に溶け込むまで砂時計で「じっくり3分間」待つ。

2. 雑味が出にくいよう「ゆっくり3秒」数えながらプレスする。

3. 完成。華麗なる香りを心ゆくまでご堪能ください。

pronto2.jpg

何気無く飲んでいたが、コーヒーの味がわかる男と思われたのか、テーブルの上には砂糖もミルクも用意されていなかった。

ゲイシャを飲む客はブラックで飲むものだと、店主は考えているだろう。

コロンビア・コーヒー980円。

待てよ、砂糖&ミルクはセルフサービスだったかもしれない。

やあ〜、うぬぼれが強いというのは、こういうことを言うのだろうな。(反省)


本場で「ゲイシャ」を飲みたくなってきた。

楽しみだ〜!

posted by ito-san at 19:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月23日

孤独のグルメ一品@豊田市(6)

少しだが、気温が暖かくなってきたような気がする。

それとも、私の身体が寒さに慣れてきたのかな。


25年前まで3年ほど住んでいた豊田市に、今、帰ってきている。

豊田市民だった頃、駅前西町商店街の開発に関わっていたこともある。

帰ってみると、砂漠かサバンナに突然出現した新興都市のように、開発が進んで整備されていた。

広い道路には、味気ないデザインのビルと画一化されたプレハブの住宅が並んだ、どこにでもある街に変っていた。

豊田市の中心地である西町付近は以前、挙母(ころも)と呼ばれ、挙母藩2万石の城下町と塩の道・飯田街道の宿場町として栄えた。

(1681年、衣から挙母。そして、昭和34年に豊田市に。)

いくつか残っていた歴史的価値のある家屋が、消滅していた。

これでは、歴史が見えない。

文化の匂いもしない。

数ヶ月の滞在で判断してはいけないことは、わかっている。


下町のような生活臭が、私は好きなのかもしれない。

だから、こんな店を見つけると安心できる。

息子が経営する「コメダ珈琲」に行く途中の、十塚町で見つけた食堂。

こちらも「五平餅の上坂」同様の、しもたや風。

看板もそのままズバリ「大衆食堂・藤屋」。

「めし・めん類」の袖看板もいい味出している。

藤屋1.jpg

店内も昭和のチープなイメージが残っていて、落ち着く。

藤屋2.jpg

藤屋3.jpg

藤屋4.jpg

おばちゃんが、30年以上続けている店。

メニューも潔い。

おばちゃんの味は、レストランのよそゆきの味じゃなく、家庭料理に近かった。

懐かしい学生時代の食堂の味がした。

藤屋5.jpg

藤屋6.jpg


隣りの「道具屋」もいいな。

刃物の研ぎ&ノコギリの目立ち、の手書き看板。

藤屋7.jpg

このあとも、こんなの求めて散策します。
posted by ito-san at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月21日

元祖・五平餅「上坂(こうさか)」(5)

ウイークリーマンションから、5分とかからないところを走っている旧街道沿いに「五平餅」の店がある。

先日、孫と散歩をしていた時、20年以上前にウブドで知り合った当時大学生の女性と、偶然に再会した。

彼女には、孫と同じ年の男の子がいる。

今、「五平餅屋」からの帰りだと言う。

その時に教えたもらった店。

彼女の地元にある有名店、元祖・五平餅「上坂(こうさか)」だ。

「上坂」は、創業明治四十五年。

創業地は山間部の村・足助で、歴史は100年以上だとのこと。

だから元祖。

しもたや風の古風な造りがいい。

上坂1.jpg


店内も懐かしい昭和な雰囲気が漂う。

火鉢の横に、常連客風のおじさんがのんびりと新聞を読んでいる。

上坂2.jpg

上坂3.jpg


メニューの内容のレトロ。

五平餅、みたらしだんご、関東煮、みそおでん、ラムネ、ところてん、おみやげ箱、缶ビールと書かれてある。

三河方言見立番付も面白い。

上坂4.jpg


五平餅は、木曽・伊那地方から、岐阜、三河、南信地域に伝わる郷土料理のひとつ。

豊田市にも古くから伝わっていて「ふるさとの味」である。

江戸時代中期頃、お米が貴重だった時代に、祭りやお祝いの場で神様に捧げられ、食べられていたとも言われている。

春と秋に山の神に供えられ、また人が集まる時には五平餅でもてなすのが古くからの習慣となったのだそうだ。

五平餅には、大わらじ型、わらじ型、丸型、この葉型、御幣型、ひょうたん型がある。

上坂5.jpg


五平餅は、神様に捧げる「御幣」の五角形をかたどったところから、この名前が付いたと言われている。

元祖・五平餅「上坂(こうさか)」の五平餅は、この「御幣」のカタチをしている。

上坂6.jpg


「上坂」の五平餅は、食べやすいこぶりなサイズ。

ホクホクと美味しく、タレが香ばしい。

こちらも懐かしい味。

観光地の食べ物だと思っていたら、日常に食べに来る人が多い。

お持ち帰りのお客様も後を絶たない。


■元祖・五平餅「上坂(こうさか)」
住所:小坂本町1・西(県道豊田・東郷線)
定休日:月・火曜日
営業時間:11.00am〜5.00pm
posted by ito-san at 19:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月17日

お稲荷さんに、お参り(4)

宿泊しているウイークリーマンションからほど近いところに竹林が見える。

気になったので出掛けてみた。

そのには、小さな小さな神社があった。

弘法院1.jpg

水子.jpg

かつての林道沿いに地蔵群。

水子地蔵だった。

水子地蔵.jpg

看板には「豊田稲荷」

看板.jpg


中に入ると、そこには小さな小さな朱色の鳥居。

鳥居には「高根稲荷」とある。

鳥居1.jpg

鳥居3.jpg

鳥居2.jpg

巻物をくわえた狐


そして社殿。

名前は「弘法院」。

弘法院2.jpg

弘法院3.jpg

弘法院の説明には、阿弥陀仏、弘法大師の文字。

観音菩薩像まである。

観音菩薩.jpg

「弘法院」は神仏習合寺院か?


もちろん、参拝して来ましたよ。

と言うことで「サンパイ・ジュンパ=sampai jumpa」。

またね!

posted by ito-san at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月16日

毘森公園のジャランジャラン(3)

ウブド滞在25年の私の身体は、毛穴全開の南国体質になっていた。

全身硬直状態で、何もする気が起きない。

それでなくても寒がりだった私に、名古屋の冬の寒さは堪え難い。

名古屋到着と同時に、風邪をもらった。

そして、ウブドでの生活リズムが取り戻せないでいる。

歳を重ねるに従って、リズムが違うと体調も崩してしまうようになった。

すっかりリズムを崩して、体調が思わしくない。


私のウブドでの生活リズムを説明すると・

昼12時前後に起き出して、テラスでコピバリを啜りながら読書する。

午後3時頃から、ネットをしに外出。

午後6時前に部屋に戻り、夕寝。

読書、ダンベル&縄跳びなどで軽く汗を流す、入浴。

夜9時、食事をしに「和食・影武者」に出掛ける。

知人がいれば、深夜0時近くまで雑談。

この雑談が、私が最も好きな時間。

これは「影武者」オープンから続いている、私のルーチンワークだ。

帰宅してから、パソコンに向かう。

これが私の、一日の生活リズムだ。

毎週日曜日の野球は、一週間のメリハリのリズムとしている。

これって、ほとんど怠け者生活。

一日の大半をテラスで生活していた私としては、テラスに出られないのがリズムが取れない原因かもしれない。

こんな生活を取り戻すのは無理だよね。





2月11日、忘れていたが、日本は「建国記念の日」だった。

祝日のため、学校が休みの孫・曽良君のおもりを私が仰せつかった。

午前中は「豊田産業文化センター」内の施設(サイエンス広場&プラネタリウムなど)を見学。

若いお母さんの子供連れが多く訪れていた。

我々のような、孫と祖父ちゃんのカップルは珍しい。


午後から、毘森公園を散歩をすることにした。

息子・洋祐との思い出のある毘森公園を、孫・曽良君と散策。

林道でドングリを拾った。

家に帰ってから、ドングリ・コマを作ることを約束。

夏には、カブトムシやクワガタが見つけられるしい。

「また、来ようね」と、これも約束した。

毘森神社.jpg



テニスコート.jpg

豊田市宮口町に住んでいた時には、木村君とよくプレイしたテニスコート。

木村君、これを読んだら連絡ください。


プール.jpg

夏には、洋祐と近所に住む小学生仲間とで泳ぎに来たプール。


球場.jpg

バリの仲間と、こんなコンディションの球場で試合が出来たらいいな。


ブランコ.jpg

孫を乗せたブランコを200回以上、一生懸命に押した。

25年を経て、息子と来た毘森公園で孫と戯れている。

感慨深い。

嬉しかったのは私だけで、孫の曽良君が楽しかったかは疑問だ。

このあと私は、疲労と風邪でダウン。


posted by ito-san at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

ウブド・本の交換会に感謝(2)

只今の滞在地は、豊田市。

本が読みたくなって「精文館書店」に行ってみた。

大型店舗なので凄い量の書籍。

あまりの量で選べない。

何を読んでよいのかわからない。

手に入った本しか読むことしかできなかった環境から来た私は、立ち往生。


本の裏に貼られたシールでよく目にした「BOOK-OFF」の文字。

100円で古本が買えることを、私は知っている。

この値段なら、本の内容がつまらなくても諦められる金額だ。

看板には、本・CD・ゲームとあるブックオフ。

チェーン展開している商店名なんだろうな。

この日が、ブックオフ・デビュー。

ブックオフなんだけど、CD・DVDのコーナーが広い。

本は、漫画本が多かった。

数冊購入して店を出る。

そとは雪だった。

BOOK-OF.jpg


ウブドに滞在して居る時には、雑読だが、月に20冊ほどの本を読んでいた。

バリには、新本書店はないが古本屋はある。

日本語で書かれた読み物が欲しい時には、古本屋によく行っていた。

古本屋は、バックパッカーが置いて行った古〜い古〜い本しかない。

ウブド滞在中に、日本語活字禁断症状を救ってくれたのは「ウブド・本の交換会」だった。

今更ながら、重宝な存在だったと思い知る。

旅人が旅行中に読もうと持って来た本を、友人や知人に置いていく。

持って来られた本は、それなりに選りすぐられている。

どの本を手にしても、はずさない。

そんな本が集められ、交換会が開かれている。

第1回は、2009年3月21日(土)「カフェ・アンカサ」だった。

「ウブド・本の交換会」がなかった頃、本好きの在住者たちは活字に飢えていた。

その頃の思いを、極楽通信「ウブド・本の交換会 」で綴っている。

hon1.jpg

hon2.jpg

写真は、友人のブログ「ウブド極楽生活」から拝借しました。



今月は、明日14日「第69回・ウブド・本の交換会@ビンタンダイニング」で開催されます。

■日時:2月14日(土)/17〜19時を予定しております(20時まで営業)

■場所:ビンタンダイニング(スゥエタ通り北部・サクティ村)

■TEL:081-237-676-116

今後の予定:

★04月:第69回・和るん あんかさ

★06月:第70回・ビンタン ダイニング

★08月:第71回・和るん あんかさ

★10月:第72回・ビンタン ダイニング

★12月:第73回・和るん あんかさ

詳細は:ウブド村徒然記「ウブド・本の交換会(43)」をお読みください。

みなさまのお越しを実行委員一同心からお待ちしております。

ウブド訪問の折りには、幾冊の本を寄付して頂けると有り難いです。

元・実行委員の伊藤より。


本当はこの期間に少しでもスペイン語を覚えておこうと、「地球の歩き方・トラベル会話」「旅の指さし会話帳」を持ってきているのですが。

でも、小説やエッセイを読んでいる方が楽しいので、どうしても勉強を怠ってしまう。

「大丈夫か? スペイン語ができなくて!」(天の声)

「ゴメンなさい、心配かけま〜す」(能天気な伊藤です)

posted by ito-san at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

名古屋トランジット帰国(1)

2月1日(日)

久々の晴天に恵まれた。

午後3時、パチュン家の家族と日本人知人数名に見送られて一路空港へ。

いよいよウブドを離れる日となった。

ウブド滞在25年間の荷物は、バックパックひとつに納まった。

これはそのまま、コロンビア行きの荷物になる。

昨年(2014年04月27日)は、「日本一時帰国」を果たした。

25年ぶりということで、日本の知人たちがイベント・スケジュールを立ててくれた。

浦島太郎状態で、楽しい滞在生活を送ることができた。

今回の日本滞在は、南米コロンビアに向けての一時帰国になる。

身体を万全に整え、テンションをあげる準備についやしたい。

そんな理由で、歓送迎会はお断りしている。

バリ発07.45pmのエアーアジアに搭乗。

一張羅のジャンパーをカートに乗せたまま置き忘れてしまったのを、イミグレを通ってから気がついた。

クアラルンプール着10.40pm。


翌日(2月2日)のクアラルンプール発00.45pmが、08.45pm発に変更になった。

12月19日にメールがあったので変更は知ってはいたが、9時間のトランジット初経験。

コロンビアに行くには、12時間から24時間のトランジットを覚悟しなくてはいけない。

そんな意味では、良い経験になるだろう。

しばらくは、Free WiFiで時間をつぶした。

名古屋の明日の気温0度だとの予報。

Tシャツに長袖シャツをはおって、マフラーだけでは寒そうだ。

迎えに来てくれることになっている高木さんに「ジャンパーを貸して!」と頼んだ。

空港内の床に、ディパックを枕に仮眠した。

どこででも、寝られるのが私の特技かもしれない。

「ジャンパーがあれば、快適な睡眠が得られたのに」のひとり言。


名古屋セントリア空港に迎えに来てくれたのは、気配りの高木さん夫妻。

まさかの、ウエルカム・ボードでお迎えしてくれた。

こんなところが、夫妻の祭り好き体質の本領だ。

好きだな、こういう人。

では、写真を一枚。

高木さんは、お願いしたジャンパーの他に、手袋とネックウオーマーを持って来てくれた。

ホカロンまで。

wellcom1.jpg


息子夫妻&孫が遅れて、迎えに来てくれた。

wellcom2.jpg

さっそくジャンパーとネックウオーマーを着て記念写真


「南米コロンビアの旅」に出発するまでの名古屋滞在期間を「名古屋トランジット帰国」とタイトルしてブログにします。

しばらくお付き合いください。

それにしても、寒〜い!

posted by ito-san at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋トランジット帰国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする