昼過ぎに起床。
外は、カンカン照りのバリ陽気。
今日(21日)の予定は、ゼロ。
まったく、することが浮かばない。
こんな日は、どこにも出かけず部屋で本でも読んでいるに限る。
お腹は空いていないが、取りあえず昼食にしよう。
トゥブサヨ村の「ワルン・サリ・ラサ」で、ナシゴレン。
ここのナシゴレンは、腹痛でも、空腹でなくても食べられる。
ナシゴレンを食べたら、元気がでてきた。
ジリジリと肌を刺すような太陽の陽射し。
よし、今から流木拾いにでかけよう。
日射病になりそうな暑さの中を、なぜか出かける気になっていた。
途中のトゥンクラ村に入って思い出した。
数日前、「和食・影武者」で、SATORUさんから、聞いていた情報。
(http://furuyasatoru.com・HAPPY UBUD DAYSの悟さんです)
トゥンクラ村のプセ&デザ寺院入口前に、掲げられた看板のことだ。
看板は、寺院に入る正装についての注意書き。
「BENAR(正しい) 、SALAH(間違い)」が、写真で説明されていると言う。
ウブドのプセ寺院の看板は「 DRESS WITH RESPECT!!、FULL ADAT ONLY!! 」と英語で外国人ツーリスト
に注意を呼びかけている。
英語訳できないけど、きっと「厳粛な伝統衣装の正装で!」と呼びかけているのだろう。
トゥンクラ村の寺院に、ツーリストが参拝することはあまりない。
BENAR、SALAHは、インドネシア語。
悟さんは、地元の人に呼びかける注意だろうと言う。
大テーブルで情報を聞いた常連客は、看板を見ていないが、口々にかってな意見を飛ばす。
「地元のバリ人に、注意を促す必要はないだろう」
彼らは、すでに正装については心得ていると言う考え方だ。
「それに、バリ人に対するならバリ語で書くのではないか」
「バリ人でないとすれば、他の島から来るインドネシア人を対象としているのでは」
どちらにしても、不可解な情報であった。
「次回、写真を撮って持ってきます」の悟さんの発言で、この晩はお開きになった。
寺院へ行く場合の正装についての注意事項。
女性の場合、上半身には袖付きのクバヤ(ブラウス)、下半身にはカマン(腰布)を着け、腰にはスレンダン(帯)を巻くのが一般的です。
髪の長い方はまとめます(既婚女性はサングル付けたりと、まとめ方があります)。
色使いは特に決まった決まりはないようですが、生地・デザインとともに流行があります。
男性は、上半身には袖つきのサファリ(シャツ・ジャケット)を着て、下半身にはカマンを巻いた上にサプッ(腰巻き)を巻いてからスレンダンで締めます。
頭には、ウダンと呼ばれるはち巻をします。
色使いはサファリとウダンを白(または白系の色)にし、サプッを黄色あるいは白にします。
寺院に行く際は、事前にシャワーを浴びるなどして体をきれいにした後で正装しましょう。
境内でのカメラのフラッシュ撮影は禁止。
祭司やご神体より高いところにあがらない。
生理中、出産後間もない方、近親が亡くなって間もない方、けがで出血をしている方、飲酒している方は残念ながら、寺院に入れません。
以上を守れば、気持ちよく参加できるはず。
ルールを守れば、地元の人々もこころよく受け入れてくれます。
・・・とはいっても、必要以上にドキドキしなくても大丈夫。
わからないときには周りの人たちをよく見て、行動を。
これは、アパ?情報センターのホームページ・オダラン情報に記載されているものです。
そして、私は見ました。
大きな赤いバッテンのついた「SALAH」の看板。
これは、バリ人に対しての注意書きだ。
悟さんは、正しかった。
女性の正装については、毎年のように流行があり、クバヤの色・デザイン、カマンの巻き方にも工夫が見られます。
結婚式などのお祝い事の儀礼なら許される正装も、いざ寺院となると厳格になる。
では、何が SALAH(間違い)か。
▲長い髪をまとめていない(女性)。
▲女性の短い袖、男性のベスト。肌を見せないのが基本です。
▲カマンがだらしない(男性)。
▲女性の場合、カマン(腰布)の合わせ目から、足首より上の生足がのぞくのはアウトです。
カマンのように巻かないタイトスカートタイプの便利でオシャレなサロンが流行しています、これも、スリットからおみ足が見えるのが SALAHのようです。
都会なら許されそうな正装も、トゥンクラ村の田舎ではまだまだ市民権を得られないのかもしれませんね。
プルナモ(Purnama)海岸、炎天下の流木拾いは、収穫ありでした。
さてさて、何を作ろうかな?