アグン山の活動が活発化しているとして警戒レベルが引き上げられた9月中旬から、ウブドの観光客が少なくなっていった。
おかげで、道路の渋滞は減っている。
それと同時に、ウブドの町に活気がなくなった。
21日の2回目の噴火で、さらに観光客は減っている。
27日には、空港閉鎖。
さらに観光客は激減するだろう。
渋滞時に、歩道を走る暴走バイクに腹を立てていたが、今はそんな輩もいない。
なぜか今日、暴走バイクを思い出して立腹している。
歩道を走るバイクは、バリ人ばかりではない。
なんと、ツーリストの姿も見受けられる。
歩行者をうしろから追い立てるバイク。
歩道を走っていたバイクは、いくらか前に進んで渋滞の本線に当然のように割り込んでいく。
それでなくても、バイクの走行でタイルのめくれた歩道は歩きにくい。
バイクや車の駐車場になっている歩道もある。
通りによっては、店先の歩道が商品で占領されている。
観光地だというのに、歩行者は優先されていない。
私は滅多に歩くことはないが、たまに歩いて気ずかされる。
良識のないバリ人も問題だが、それを同調するツーリストはさらに問題だ。
こういう輩に限って、日頃、バリ人の悪口を叩いているツーリストだと思う。
そんなツーリストに、私は激怒している。
ここで言うツーリストとは、長期滞在している外国人も含む。
もちろん、28年住んでいる私も長期滞在者のツーリストです。
バリ人の真似をしていると言われれば、返す言葉もない。
そんなところは真似しなくてもよいだろう。
人には「ルールを守れ」と、目くじら立てているツーリスト。
自分の行動を棚に上げて、他人の割り込みには厳重に注意する。
「渋滞を縫って要領よく走る、私って、賢いでしょう!」とでも言っているような顔がまたムカつく。
前々から気になっていたこと。
アグン山噴火の余勢を借りて、ウップンを晴らしちゃった。
ウッフンじゃないよ。
大型バイクを乗り回すツーリストも嫌いだ。
「仕事の都合で大型バイクが必要なんですよ」そうとは思えない。
ウブドの田舎暮らしが、好きで住み始めたはず。
なるべく目立たないように滞在しなさいよ。
小さいからと言って、カスタム・バイクも目立つからダメですよ。
自分のことで恐縮ですが。
私は、現地の人の生活習慣を見て行動している。
彼らがビーチサンダルから、ちょっとオシャレなゴム草履を履き始めれば、私もそれに習う。
衣服が綺麗になれば、私もそれなりに。
バイクを購入するバリ人が増えて、私もバイクを買うことを許される。
時代とともに変化していく彼らの生活に合わせて、後追いするようにしている。
他人の敷地では、お邪魔虫なんだから、遠慮しようや。
珍しい物を持っていれば、欲しくなるのは当然だ。
カメラ&ウオークマンなどは、なるべく見せないように使っていた。
それが正しいと言っているのではない。
あまり影響させるのはよくないと考えている。
今では、バリ人の方が私より高価な物を持っているので、気にしなくてもよくなった。
ウブドは、ツーリストと関わるようになって急速に発展した。
ツーリストが欲しがるから、クーラーが設置される。
ホテルは、ツーリストを獲得するため常に新しい車を補充する。
なぜか店舗は、コンクリートと板ガラスのセンスのないデザインが増えている。
ウブドがウブドらしく発展するには、どうしたらよいだろう。
歩道を走るバイクに腹を立てている話が、いつの間にやら「ウブドらしい発展」に移ってしまった。
思考が迷走しないうちに、打ち止めとしよう。
2017年11月28日
2017年11月20日
バンリ・ツアーの下見に行ってきた(165)
午前11時に床を出て、ゴミ袋を手に裏庭へ。
ゴミ捨て場の穴にコンビニのビニール袋3つを落とし、火をつける。
ルドラクシを少し拾って、部屋に戻る。
部屋の横の芝生を、大きなハサミで刈り始める。
芝刈りは、運動不足解消のためにしている。
疲れたので少しを残して、後回しにする。
部屋の戻ると、雨が降り始めた。
午後1時には、雷をともなった大雨となる。
これでは、外出できない。
ブログを仕上げることにした。
11月10日のこと。
雨の合間を縫ってバンリに遠出した。
今回の主目的は、バンリのワヤン君に会うこと。
バンリのワヤン君もアパ?のワヤン君も、ワヤン・スタマ。
どちらもスタマ君だから、バンリのワヤン君はワヤン・バンリと呼んでいる。
ワヤン・バンリ君は、アパ?のスタッフでもあった。
出会いは、1998年と古い。
その話は「テガランタン村滞在記:ワヤン・クリシュナ(42)」をお読みください。
ワヤン・バンリ君は、コタ・バンリ(バンリ市)内に住む。
自宅では、奥様のAYUさんがサイババのアシュラムを開いている。
シバ神、ガネーシャ神、ドゥルガ神が祀られ、多くのバリ人が訪れる。
コロンビアに旅たつ前に会ったきりだから、3年ぶりになる。
アシュラムには、一度しか立ち寄ったことがないので、場所は不確かだ。
記憶をたどり、一度は通り越したものも、なんとか到着できた。
周りの景色があまり変わっていなかったので、見つけられた。
彼は、幸い在宅だった。
お互いの近況報告をし、幾つかの情報を交換した。
帰りがけに、108個のルドラクシでこさえた珠数をプレゼントした。
ワヤン・バンリ君に使ってほしかった。
気になっていたことが果たされて、ひと安心。
我が家で採れるルドラクシは、5面(パンチャ・ムキー)。
ちなみに効果は・・・
主ルドラ神(=シヴァ神)の祝福を受け、どの職業分野でも成功できる。
これを身につけるものは病気とは無縁である、特に、高血圧の患者に最適。
このルドラクシを三つ身につけることにより、十分な利益を得て富を獲得できる。
と、何かに書いてあった。
サイババについでは、これを読んでください。
「ウブド村徒然記:バンリのサイババ崇拝・壱(14)」
「ウブド村徒然記:バンリのサイババ崇拝・弐(15)」
帰路は、以前から訪れなくてはと思っていた沐浴場。
アパ?の「ムルカット体験ツアー」のコースのひとつになっている場所だ。
下働きの私としては、一度は見ておかないと。
それは、「ティルタ・スダマロ寺院=Pura Tirta Sudamala」にある。
ワヤン・バンリ君の家を探している時に、案内板を見た。
南下したSedit村を抜け、田んぼの向こうの渓谷に下りていく。
川沿いに建つ寺院。
標示板の示す通りに進めば、すぐにわかる。
湧き水のパンチョランに打たれたあとは、お祈りする。
川で沐浴する村人も訪れている。
今日は、沐浴をしないで下調べだけ。
動画を撮っただけで、ご無礼した。
もうひとつ寄ってみたいところがある。
バンリ市に入るゲート前、左手に見上げる丘がある。
このあたりのライスフィールドが美しく、20年以上前からたびたび訪れていた。
電線のない写真の撮れた場所だった。
その頃から、気になっていた丘だ。
なぜ、今まで行っていないのかが不思議なくらいだ。
「Twin Hill 」という名前がついていた。
Rp5000 を払って登ってみると・・・
遥か彼方にペニダ島が見える、バリの絶景が広がっていた。
ローカルのインスタグラム・スポットだった。
ワヤン・バンリ君との再会も果たしたし、訪れてみたいところも寄ることができた。
充実した1日を実感する。
《 アパ?新企画:沐浴+バリアン=ダブル・ツアー 》
ティルタ・スダマロ寺院でムルカット(沐浴)したあと、サティア・サイババ瞑想センターでスピリチュアル・ヒーリング。
興味があれば「Twin Hill 」へGO〜。
なんてのは、どうですか?
ゴミ捨て場の穴にコンビニのビニール袋3つを落とし、火をつける。
ルドラクシを少し拾って、部屋に戻る。
部屋の横の芝生を、大きなハサミで刈り始める。
芝刈りは、運動不足解消のためにしている。
疲れたので少しを残して、後回しにする。
部屋の戻ると、雨が降り始めた。
午後1時には、雷をともなった大雨となる。
これでは、外出できない。
ブログを仕上げることにした。
11月10日のこと。
雨の合間を縫ってバンリに遠出した。
今回の主目的は、バンリのワヤン君に会うこと。
バンリのワヤン君もアパ?のワヤン君も、ワヤン・スタマ。
どちらもスタマ君だから、バンリのワヤン君はワヤン・バンリと呼んでいる。
ワヤン・バンリ君は、アパ?のスタッフでもあった。
出会いは、1998年と古い。
その話は「テガランタン村滞在記:ワヤン・クリシュナ(42)」をお読みください。
ワヤン・バンリ君は、コタ・バンリ(バンリ市)内に住む。
自宅では、奥様のAYUさんがサイババのアシュラムを開いている。
シバ神、ガネーシャ神、ドゥルガ神が祀られ、多くのバリ人が訪れる。
コロンビアに旅たつ前に会ったきりだから、3年ぶりになる。
アシュラムには、一度しか立ち寄ったことがないので、場所は不確かだ。
記憶をたどり、一度は通り越したものも、なんとか到着できた。
周りの景色があまり変わっていなかったので、見つけられた。
彼は、幸い在宅だった。
お互いの近況報告をし、幾つかの情報を交換した。
帰りがけに、108個のルドラクシでこさえた珠数をプレゼントした。
ワヤン・バンリ君に使ってほしかった。
気になっていたことが果たされて、ひと安心。
我が家で採れるルドラクシは、5面(パンチャ・ムキー)。
ちなみに効果は・・・
主ルドラ神(=シヴァ神)の祝福を受け、どの職業分野でも成功できる。
これを身につけるものは病気とは無縁である、特に、高血圧の患者に最適。
このルドラクシを三つ身につけることにより、十分な利益を得て富を獲得できる。
と、何かに書いてあった。
サイババについでは、これを読んでください。
「ウブド村徒然記:バンリのサイババ崇拝・壱(14)」
「ウブド村徒然記:バンリのサイババ崇拝・弐(15)」
帰路は、以前から訪れなくてはと思っていた沐浴場。
アパ?の「ムルカット体験ツアー」のコースのひとつになっている場所だ。
下働きの私としては、一度は見ておかないと。
それは、「ティルタ・スダマロ寺院=Pura Tirta Sudamala」にある。
ワヤン・バンリ君の家を探している時に、案内板を見た。
南下したSedit村を抜け、田んぼの向こうの渓谷に下りていく。
川沿いに建つ寺院。
標示板の示す通りに進めば、すぐにわかる。
湧き水のパンチョランに打たれたあとは、お祈りする。
川で沐浴する村人も訪れている。
今日は、沐浴をしないで下調べだけ。
動画を撮っただけで、ご無礼した。
もうひとつ寄ってみたいところがある。
バンリ市に入るゲート前、左手に見上げる丘がある。
このあたりのライスフィールドが美しく、20年以上前からたびたび訪れていた。
電線のない写真の撮れた場所だった。
その頃から、気になっていた丘だ。
なぜ、今まで行っていないのかが不思議なくらいだ。
「Twin Hill 」という名前がついていた。
Rp5000 を払って登ってみると・・・
遥か彼方にペニダ島が見える、バリの絶景が広がっていた。
ローカルのインスタグラム・スポットだった。
ワヤン・バンリ君との再会も果たしたし、訪れてみたいところも寄ることができた。
充実した1日を実感する。
《 アパ?新企画:沐浴+バリアン=ダブル・ツアー 》
ティルタ・スダマロ寺院でムルカット(沐浴)したあと、サティア・サイババ瞑想センターでスピリチュアル・ヒーリング。
興味があれば「Twin Hill 」へGO〜。
なんてのは、どうですか?
2017年11月18日
インドネシアのサッカー・リーグが熱い!(164)
生まれて初めてのスッパボーラ観戦が、インドネシア・リーグとなった。
サッカーは、インドネシア語でスッパボーラ(Sepakbola)。
フットボール(Football)と呼ぶ国は、多い。
成り行きは、カポ君の家に立ち寄ったことから急遽決まった。
立ち寄った理由は、そろそろ完成する貸し部屋を見学するため。
見学した後、食堂棟でコピバリをご馳走になる。
カポ君が、バリのスッパボーラ・チームのサポーターしているのは知っている。
一度観戦したいと伝えてあったが、誘われないまま今までに至っていた。
「明日、試合があるよ」
誘ってくれているのだ。
「行きたいね」
バリのスッパボーラは、チッケトの購入が難しいほどの人気。
こんなチャンスはない。
帰りがけ、門の前でパチュン君に会った。
「明晩は最終戦だから盛り上がるよ!」
パチュン君は、すでに行く気になっている。
明日(11月12日)午後5時に、カポ君の家の前で集合することになった。
スポーツは自分でするのは好きだが、他人の試合にそれほど興味ない。
観戦するとすれば、面白い試合が見られればそれで満足だ。
名古屋っ子だから、プロ野球は一応中日ドラゴンズを贔屓にしている。
高校野球で母校が甲子園に出場する時などは、密かに応援する。
勝つにこしたことはないが、一喜一憂するほどでもない。
負けた相手のことを考えて、手放しで喜べない。
私自身も、勝ちたいという気持ちになることがなかった。
バリにある日本人野球チームに入っていたことがあるが、負けて悔しいと思うことはない。
勝った負けたの勝負事は嫌いだ。
麻雀などのギャンブルも、勝っている時は手加減してしまうし、負けてもあまり気にしない。
楽しければいいのだ。
良い人ぶる、つもりはない。
息子が幼稚園の時、運動会の徒競走で転んだ友達を待って一緒にゴールしていたが、私も小学校低学年で同じ経験をしている。
3位のポールの前に立つのはなんとなく恥ずかしかったが、負けて悔しいとは思わなかった。
人と争うのが好きじゃない。
根っから、気質のようだ。
「トップになった経験や勝利の醍醐味を味わったことがないからだろう」と言われれば、そんな気もする。
午後5時、カポ君の家の前には誰もいない。
カポ君は、食堂棟でコピバリを飲んで寛いでいた。
「コピ、飲みますか?」と勧められる。
「約束の時間は過ぎているけど、大丈夫なのか? パチュン君は来ていないし、なに落ち着いているんだ」心でつぶやく。
「チケットを手に入れたから、慌てなくてもいいよ」私の気持ちを見透かしたように言う。
朝から並んでも、手に入らないこともあるらしい。
ダフ屋まで、出ると言う。
カポ君は、午前中にスタジアムに行って知人からチケットを受け取っている。

6時になって、県都ギャニアールに向かってバイクを走らせる。
スッパボーラ観戦に行くのだろうと思われるバイクが、数台並走する。
ギャニアールに入ったところから、雨に降られた。
スタジアムに近づくつれ、車とバイクの数が増えていく。
観戦に行くファンたちだ。
首に巻いたタオルと着ているTシャツに、応援しているチームの名前が印刷されている。
渋滞になった。
カポ君は、バイクをここに止めて歩くことにしたようだ。
雨は、まだ降り続いている。
もう、ビショ濡れ。
足元に、水たまりができている。
スタジアムの方向から、賑やかな音楽が聞こえる。
ゲーム前のアトラクションが始まっているようだ。
スタジアム前には、大勢のファンが詰めかけていた。
ゲートは開いているので、チケットが手に入らないファンが、たむろしているのだろう。
腕にチケットを巻いて、入場。

アトラクションは、終わっていた。
次に観戦のチャンスが訪れたら、アトラクションも見てみたい。
雨が小降りになった。
試合が始まる頃には、止みそうだ。
スタジアムのコンクリート席にも、水たまりができている。
これでは、スタンディングで観戦だな。
キックオフは、午後7時30分。
バリ・チームは「BALI UNITED」。
チームの人気は、この一年で急上昇。
スタジアムの観客は、バリ・チームのサポーター一色だと思われる。
もちろん私も、地元バリ・チームを応援だ。
対戦相手は「PERSEGRES」。
相手チームの応援団は、いるのだろうか?
ゲームは「BALI UNITED」が、優勢に進めている。
ウエーブがスタジアムを何周もする。
大合唱。
試合の流れに合わせて、歓声があがる。
ゴールのたびに、一段と歓声は大きくなる。
観衆の盛り上がりに圧倒される。
スタジアムの観衆が一つの塊となっている。
興奮は臨界点に達し、今にも、爆発しそうだ。
乱闘、乱入は茶飯事のインドネシア・スッパボーラだが、バリの観衆は紳士的だ。
下品なヤジもなかった。
試合終了は、午後10時近くになっていた。
結果は、3対0でバリ・ユナイテッドの勝利。

最終戦の動画をお楽しみください。
《 新企画:バリでサッカー観戦ツアー 》
バリ代表チーム「BALI UNITED」の人気は、この一年で急上昇。
アパ?では「BALI UNITED」を応援することにしました。
来年度のインドネシア・リーグ開始にともなって、ツアーを計画しています。
楽しみにお待ち下さい。
サッカーは、インドネシア語でスッパボーラ(Sepakbola)。
フットボール(Football)と呼ぶ国は、多い。
成り行きは、カポ君の家に立ち寄ったことから急遽決まった。
立ち寄った理由は、そろそろ完成する貸し部屋を見学するため。
見学した後、食堂棟でコピバリをご馳走になる。
カポ君が、バリのスッパボーラ・チームのサポーターしているのは知っている。
一度観戦したいと伝えてあったが、誘われないまま今までに至っていた。
「明日、試合があるよ」
誘ってくれているのだ。
「行きたいね」
バリのスッパボーラは、チッケトの購入が難しいほどの人気。
こんなチャンスはない。
帰りがけ、門の前でパチュン君に会った。
「明晩は最終戦だから盛り上がるよ!」
パチュン君は、すでに行く気になっている。
明日(11月12日)午後5時に、カポ君の家の前で集合することになった。
スポーツは自分でするのは好きだが、他人の試合にそれほど興味ない。
観戦するとすれば、面白い試合が見られればそれで満足だ。
名古屋っ子だから、プロ野球は一応中日ドラゴンズを贔屓にしている。
高校野球で母校が甲子園に出場する時などは、密かに応援する。
勝つにこしたことはないが、一喜一憂するほどでもない。
負けた相手のことを考えて、手放しで喜べない。
私自身も、勝ちたいという気持ちになることがなかった。
バリにある日本人野球チームに入っていたことがあるが、負けて悔しいと思うことはない。
勝った負けたの勝負事は嫌いだ。
麻雀などのギャンブルも、勝っている時は手加減してしまうし、負けてもあまり気にしない。
楽しければいいのだ。
良い人ぶる、つもりはない。
息子が幼稚園の時、運動会の徒競走で転んだ友達を待って一緒にゴールしていたが、私も小学校低学年で同じ経験をしている。
3位のポールの前に立つのはなんとなく恥ずかしかったが、負けて悔しいとは思わなかった。
人と争うのが好きじゃない。
根っから、気質のようだ。
「トップになった経験や勝利の醍醐味を味わったことがないからだろう」と言われれば、そんな気もする。
午後5時、カポ君の家の前には誰もいない。
カポ君は、食堂棟でコピバリを飲んで寛いでいた。
「コピ、飲みますか?」と勧められる。
「約束の時間は過ぎているけど、大丈夫なのか? パチュン君は来ていないし、なに落ち着いているんだ」心でつぶやく。
「チケットを手に入れたから、慌てなくてもいいよ」私の気持ちを見透かしたように言う。
朝から並んでも、手に入らないこともあるらしい。
ダフ屋まで、出ると言う。
カポ君は、午前中にスタジアムに行って知人からチケットを受け取っている。

6時になって、県都ギャニアールに向かってバイクを走らせる。
スッパボーラ観戦に行くのだろうと思われるバイクが、数台並走する。
ギャニアールに入ったところから、雨に降られた。
スタジアムに近づくつれ、車とバイクの数が増えていく。
観戦に行くファンたちだ。
首に巻いたタオルと着ているTシャツに、応援しているチームの名前が印刷されている。
渋滞になった。
カポ君は、バイクをここに止めて歩くことにしたようだ。
雨は、まだ降り続いている。
もう、ビショ濡れ。
足元に、水たまりができている。
スタジアムの方向から、賑やかな音楽が聞こえる。
ゲーム前のアトラクションが始まっているようだ。
スタジアム前には、大勢のファンが詰めかけていた。
ゲートは開いているので、チケットが手に入らないファンが、たむろしているのだろう。
腕にチケットを巻いて、入場。

アトラクションは、終わっていた。
次に観戦のチャンスが訪れたら、アトラクションも見てみたい。
雨が小降りになった。
試合が始まる頃には、止みそうだ。
スタジアムのコンクリート席にも、水たまりができている。
これでは、スタンディングで観戦だな。
キックオフは、午後7時30分。
バリ・チームは「BALI UNITED」。
チームの人気は、この一年で急上昇。
スタジアムの観客は、バリ・チームのサポーター一色だと思われる。
もちろん私も、地元バリ・チームを応援だ。
対戦相手は「PERSEGRES」。
相手チームの応援団は、いるのだろうか?
ゲームは「BALI UNITED」が、優勢に進めている。
ウエーブがスタジアムを何周もする。
大合唱。
試合の流れに合わせて、歓声があがる。
ゴールのたびに、一段と歓声は大きくなる。
観衆の盛り上がりに圧倒される。
スタジアムの観衆が一つの塊となっている。
興奮は臨界点に達し、今にも、爆発しそうだ。
乱闘、乱入は茶飯事のインドネシア・スッパボーラだが、バリの観衆は紳士的だ。
下品なヤジもなかった。
試合終了は、午後10時近くになっていた。
結果は、3対0でバリ・ユナイテッドの勝利。

最終戦の動画をお楽しみください。
《 新企画:バリでサッカー観戦ツアー 》
バリ代表チーム「BALI UNITED」の人気は、この一年で急上昇。
アパ?では「BALI UNITED」を応援することにしました。
来年度のインドネシア・リーグ開始にともなって、ツアーを計画しています。
楽しみにお待ち下さい。
2017年11月15日
ウブドのお手伝いさん事情(163)
雨上がりの昼下がり。
フラッと立ち寄った「和食・影武者」の2人掛けテーブルに、懐かしい人の後ろ姿が見えた。
お互いウブドに滞在していても、滅多に会わない人もいる。
避けているわけじゃない、生活パターンが違うのだ。
ビールを飲んでいる彼女に「久しぶりです」と、声を掛けながらテーブルの前に立つ。
「本当に、久しぶりね」彼女が見上げた。
「伊藤さんも一緒に飲んで!」前の席を掌で促す。
こうなることはわかっていたので、素直に腰をおろした。
「先日ね!」が第一声。
訴えたかったことがあるようだ。
ウエーターのワヤン君にビールを追加し、私のためにグラスを頼んだ。
「先日、バリ南部の知人が私の家に訪ねて来た時にね『お手伝いさんを、図に乗らせちゃいけないよ!』と注意されちゃった」
苦笑いを浮かべた顔で続けた。
今日の話は、お手伝いさんについてのようだ。
知人のお宅も、お手伝いさんを雇っているそうだ。
私にはまったく縁のない、別世界の話。
知らない世界のことを論ずるのは避けたい。
聞き役に徹するのが賢明だろう。
お手伝いさんやスタッフの問題は、よく話題にのぼる案件だ。
私の目の前の彼女は、日本でも雇っていたことのある富裕層。
彼女の名前を便宜上、うわばみさんとしておこう。
なぜかって?
もちろん、大酒飲みだからですよ。
可愛い適当な名前が浮かばなかったもので、ゴメンナサイ。
うわばみさんのお宅には、住み込みのお手伝いさんが一人いる。
雇用主の都合で、住み込みか通いのお手伝いさんを選ぶ。
もちろんお手伝いさんは、女性の方。
男性の使用人もいる。
こちらはセキュリティを兼ねて、庭掃除や力仕事専門。
テラスで軽い昼食をとりながら、なにげなく話した内容が、知人の癇に障ったようだ。
それは、お手伝いさんと一緒に食事をしたこと。
知人は、それが彼らを「図に乗せる」のだと言う。
ここで言う図に乗るとは、つけあがるという意味だろう。
給料を払っている方が偉いと勘違いしている、上から目線の言葉ではないか。
雇用主と使用人の関係に、人間らしさは無用と考えているのだろう。
戦中と戦後の混乱期の「女中さん」と勘違いしているのかもしれない。
その昔は女中奉公と言って、嫁入り前の花嫁修業でもあったと聞く。
日本から「女中」という言葉を使わなくなったのは、いつの頃からだろう。
差別表現として、今は使用禁止用語だ。
タイムリーに経験したことのない私が、引用してはいけない昔話だが。
今の日本では賃金が高くて、よほどの富裕層にしかありえないが、ここウブドでは、日本にくらべ賃金が安いためお手伝いさんを頼める日本人も多い。
日本には、家政婦を斡旋する「家事代行サービス」という組織があり、契約社員として出張してくる。
駐在員の多いジャカルタ、スラバヤなどの都会にはあるようだが、ウブドに斡旋業者はない。
ウブドでお手伝いさんを探すには、現地の人に知合いを紹介してもらうパターンがほとんど。
紹介された女性に、当たり外れはある。
相性の問題だが。
使用人に対し厳しく接する人、家族の一員のように振る舞う人、がいる。
その中庸を選ぶ人もいるだろう。
うわばみさんは、住み込みのお手伝いさんとの関係を、家族のようにしたいと考ている。
お手伝いさんと一緒に食事をしたことが、なぜいけないのか理解できなかった。
相性が合うから、一緒に食事もできるのだ。
「図に乗せる」の言葉に、私も嫌な響きを感じた。
私的には、家族のように付き合っても欲しいと思っている。
うわばみさんの言動に同調する私は、相槌をうった。
私のグラスが空になっているのに気づいたうわばみさんが、ビールを注いでくれた。
「もうひとつ、理解できないことを言われたわ」
「それは?」ビールを啜りながら、私は先を促した。
「『洗濯機、お手伝いさんと仲間で使っているの? 汚いわよ!』だって」
思いもしなかった言葉に、驚いたと言う。
お手伝いさんは、終わった後の洗濯機の水槽は水洗いしている。
暴言を吐いた知人は、バリ人を汚いと思っているのかな。
それは、差別だよね。
バリが好きで住み始めた人の発言とは思えない。
住人に対して汚いと感じていては、共存は難しい。
「自分のお手伝いさんから、汚いと思われているかもしれないのに」うわばみさんは憤慨する。
これは、ほんの一例だ。
国によって事情は違うし、問題はさまざま。
バリにはバリのローカル・ルールがあるだろう。
知人は、現地の人と一線を引いて付き合えとアドバイスしてくれているのだ。
うわばみさんは、自分の常識で付き合っている。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」福沢諭吉の言葉だ。
私も、そう思っている。
うわばみさんは、鬱憤をほどよく晴らして帰っていった。
フラッと立ち寄った「和食・影武者」の2人掛けテーブルに、懐かしい人の後ろ姿が見えた。
お互いウブドに滞在していても、滅多に会わない人もいる。
避けているわけじゃない、生活パターンが違うのだ。
ビールを飲んでいる彼女に「久しぶりです」と、声を掛けながらテーブルの前に立つ。
「本当に、久しぶりね」彼女が見上げた。
「伊藤さんも一緒に飲んで!」前の席を掌で促す。
こうなることはわかっていたので、素直に腰をおろした。
「先日ね!」が第一声。
訴えたかったことがあるようだ。
ウエーターのワヤン君にビールを追加し、私のためにグラスを頼んだ。
「先日、バリ南部の知人が私の家に訪ねて来た時にね『お手伝いさんを、図に乗らせちゃいけないよ!』と注意されちゃった」
苦笑いを浮かべた顔で続けた。
今日の話は、お手伝いさんについてのようだ。
知人のお宅も、お手伝いさんを雇っているそうだ。
私にはまったく縁のない、別世界の話。
知らない世界のことを論ずるのは避けたい。
聞き役に徹するのが賢明だろう。
お手伝いさんやスタッフの問題は、よく話題にのぼる案件だ。
私の目の前の彼女は、日本でも雇っていたことのある富裕層。
彼女の名前を便宜上、うわばみさんとしておこう。
なぜかって?
もちろん、大酒飲みだからですよ。
可愛い適当な名前が浮かばなかったもので、ゴメンナサイ。
うわばみさんのお宅には、住み込みのお手伝いさんが一人いる。
雇用主の都合で、住み込みか通いのお手伝いさんを選ぶ。
もちろんお手伝いさんは、女性の方。
男性の使用人もいる。
こちらはセキュリティを兼ねて、庭掃除や力仕事専門。
テラスで軽い昼食をとりながら、なにげなく話した内容が、知人の癇に障ったようだ。
それは、お手伝いさんと一緒に食事をしたこと。
知人は、それが彼らを「図に乗せる」のだと言う。
ここで言う図に乗るとは、つけあがるという意味だろう。
給料を払っている方が偉いと勘違いしている、上から目線の言葉ではないか。
雇用主と使用人の関係に、人間らしさは無用と考えているのだろう。
戦中と戦後の混乱期の「女中さん」と勘違いしているのかもしれない。
その昔は女中奉公と言って、嫁入り前の花嫁修業でもあったと聞く。
日本から「女中」という言葉を使わなくなったのは、いつの頃からだろう。
差別表現として、今は使用禁止用語だ。
タイムリーに経験したことのない私が、引用してはいけない昔話だが。
今の日本では賃金が高くて、よほどの富裕層にしかありえないが、ここウブドでは、日本にくらべ賃金が安いためお手伝いさんを頼める日本人も多い。
日本には、家政婦を斡旋する「家事代行サービス」という組織があり、契約社員として出張してくる。
駐在員の多いジャカルタ、スラバヤなどの都会にはあるようだが、ウブドに斡旋業者はない。
ウブドでお手伝いさんを探すには、現地の人に知合いを紹介してもらうパターンがほとんど。
紹介された女性に、当たり外れはある。
相性の問題だが。
使用人に対し厳しく接する人、家族の一員のように振る舞う人、がいる。
その中庸を選ぶ人もいるだろう。
うわばみさんは、住み込みのお手伝いさんとの関係を、家族のようにしたいと考ている。
お手伝いさんと一緒に食事をしたことが、なぜいけないのか理解できなかった。
相性が合うから、一緒に食事もできるのだ。
「図に乗せる」の言葉に、私も嫌な響きを感じた。
私的には、家族のように付き合っても欲しいと思っている。
うわばみさんの言動に同調する私は、相槌をうった。
私のグラスが空になっているのに気づいたうわばみさんが、ビールを注いでくれた。
「もうひとつ、理解できないことを言われたわ」
「それは?」ビールを啜りながら、私は先を促した。
「『洗濯機、お手伝いさんと仲間で使っているの? 汚いわよ!』だって」
思いもしなかった言葉に、驚いたと言う。
お手伝いさんは、終わった後の洗濯機の水槽は水洗いしている。
暴言を吐いた知人は、バリ人を汚いと思っているのかな。
それは、差別だよね。
バリが好きで住み始めた人の発言とは思えない。
住人に対して汚いと感じていては、共存は難しい。
「自分のお手伝いさんから、汚いと思われているかもしれないのに」うわばみさんは憤慨する。
これは、ほんの一例だ。
国によって事情は違うし、問題はさまざま。
バリにはバリのローカル・ルールがあるだろう。
知人は、現地の人と一線を引いて付き合えとアドバイスしてくれているのだ。
うわばみさんは、自分の常識で付き合っている。
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」福沢諭吉の言葉だ。
私も、そう思っている。
うわばみさんは、鬱憤をほどよく晴らして帰っていった。
2017年11月12日
久々にボケをかました!の巻(162)
先日のこと。
夜の「和食・影武者」の大テーブル。
スタッフは、すでに帰っている。
そろそろ我々常連組も、おいとましよう。
と言っても、今夜は大原さんと私だけ。
11日はクニンガン祭礼日。
前日の10日プナンパハンから「和食・影武者」は、2日間休みになる。
忘れ物のないようにと、大テーブルの周りを見渡す。
「あれあれ、スマートフォンが作業台の下に置いてあるゾ」
大原さんが、忘れ物を見つけた。
そう言えば、作業台横のコンセントに、M子さんがチャージするためにつないでいた。
M子さんは、少し前に帰っていった。
家には、まだついてないくらいの時間だ。
スマートフォンがないのに気がついて戻ってくるかな?
明日から2連休だというのを知っているはずだから、焦っているだろうな。
店が閉まってしまってからでは遅い。
その前に、連絡を取らなくては。
「電話してあげようかな?」
私の言葉に、大原さんが大声を出して笑った。
「スマートフォンを忘れたのだから、電話に出られないんだよ」
大原さんの言葉で、我にかえる。
停電だと言っているのに「何もできないから、テレビでも見て時間をつぶそう」とつぶやいた私がそこにいた。
私の年代の多くは、スマートフォンと携帯電話の違いがわからないので、とっさの時、こんなトンチンカンな会話になってしまう。
同じ年代の大原さんは、冷静だったことになる。
気がついて電話をしてくるかもしれないと思ったが、それも、スマートフォンを置き忘れたのだから掛かってくるわけがない。
ウブドに公衆電話はないし。
とりあえず、女将・由美さんに相談することにした。
「由美さん、M子さんがスマートフォンを置き忘れたんだけど、どうしよう?」
由美さんは、一瞬考えて「わかった、ラインで連絡取ってみる」
予想通りの返事が返ってきた。
私と由美さんのダブル・ボケに、大原さんは大ウケ。
「スマートフォンを忘れたんだから、ラインにも出られないんだよ」
自分の間違いを棚に置いて、鬼の首でもとったかのように、私が説明する。
さてさて、忘れ物のスマートフォンはどうしたものか。
「意外とあの人、気がついていないかもしれない。タブレットを持っているからなんとかなると思うけど、持って行ってあげて」
こうして、近所に住む私が届けることになった。
シンプルなボケで、大声で笑った夜でした。
夜の「和食・影武者」の大テーブル。
スタッフは、すでに帰っている。
そろそろ我々常連組も、おいとましよう。
と言っても、今夜は大原さんと私だけ。
11日はクニンガン祭礼日。
前日の10日プナンパハンから「和食・影武者」は、2日間休みになる。
忘れ物のないようにと、大テーブルの周りを見渡す。
「あれあれ、スマートフォンが作業台の下に置いてあるゾ」
大原さんが、忘れ物を見つけた。
そう言えば、作業台横のコンセントに、M子さんがチャージするためにつないでいた。
M子さんは、少し前に帰っていった。
家には、まだついてないくらいの時間だ。
スマートフォンがないのに気がついて戻ってくるかな?
明日から2連休だというのを知っているはずだから、焦っているだろうな。
店が閉まってしまってからでは遅い。
その前に、連絡を取らなくては。
「電話してあげようかな?」
私の言葉に、大原さんが大声を出して笑った。
「スマートフォンを忘れたのだから、電話に出られないんだよ」
大原さんの言葉で、我にかえる。
停電だと言っているのに「何もできないから、テレビでも見て時間をつぶそう」とつぶやいた私がそこにいた。
私の年代の多くは、スマートフォンと携帯電話の違いがわからないので、とっさの時、こんなトンチンカンな会話になってしまう。
同じ年代の大原さんは、冷静だったことになる。
気がついて電話をしてくるかもしれないと思ったが、それも、スマートフォンを置き忘れたのだから掛かってくるわけがない。
ウブドに公衆電話はないし。
とりあえず、女将・由美さんに相談することにした。
「由美さん、M子さんがスマートフォンを置き忘れたんだけど、どうしよう?」
由美さんは、一瞬考えて「わかった、ラインで連絡取ってみる」
予想通りの返事が返ってきた。
私と由美さんのダブル・ボケに、大原さんは大ウケ。
「スマートフォンを忘れたんだから、ラインにも出られないんだよ」
自分の間違いを棚に置いて、鬼の首でもとったかのように、私が説明する。
さてさて、忘れ物のスマートフォンはどうしたものか。
「意外とあの人、気がついていないかもしれない。タブレットを持っているからなんとかなると思うけど、持って行ってあげて」
こうして、近所に住む私が届けることになった。
シンプルなボケで、大声で笑った夜でした。
2017年11月06日
弾丸旅行の母子と、ともに(161)
10月2日から5日まで、3泊の弾丸旅行の母娘と行動をともにした。
私の娘と同じ年の母親が息子を連れて、一年ぶりに訪れた。
17歳になった少年は、ひとまわり逞しくなっていた。
娘が生きていれば、私にもこの子と同じ年代の孫がいたことだろう。
娘と孫が、お爺ちゃんに会いに来てくれた。
そんな面持ちで、再会した。
娘の接し方に戸惑いながら。
8歳までしか育てなかった息子の17歳を想像して、遊んだ。
遊んだのか遊んでもらったのか、定かでない。
どちらにしても、楽しかった。
私の日常を見せながら、地元の料理を地元のワルンで食し、バリ人知人のお宅を訪れ、日本人滞在者を紹介した。
最終日は、昨年、雨宿りに立ち寄ったワルンを探して、この日も雨の中のツーリングになったね。
不満も言わず、ねを上げることもなく付き合ってくれた。
通常のツーリストの旅はできなかったが「楽しかった!」と言ってくれた。
また、来年も会いに来てください。
睡眠前の数時間、意識を集中するために描いていた駄作をアップします。
手抜きですが、こんな感じを極めようと思っています。
いやいや、描き出すと同じものになってしまう。
想像力が乏しいのです。
言い訳して、ゴメンナサイ。
流木の額におさめてみました。




朝からの雨で出かけられず、とじこもり中。
私の娘と同じ年の母親が息子を連れて、一年ぶりに訪れた。
17歳になった少年は、ひとまわり逞しくなっていた。
娘が生きていれば、私にもこの子と同じ年代の孫がいたことだろう。
娘と孫が、お爺ちゃんに会いに来てくれた。
そんな面持ちで、再会した。
娘の接し方に戸惑いながら。
8歳までしか育てなかった息子の17歳を想像して、遊んだ。
遊んだのか遊んでもらったのか、定かでない。
どちらにしても、楽しかった。
私の日常を見せながら、地元の料理を地元のワルンで食し、バリ人知人のお宅を訪れ、日本人滞在者を紹介した。
最終日は、昨年、雨宿りに立ち寄ったワルンを探して、この日も雨の中のツーリングになったね。
不満も言わず、ねを上げることもなく付き合ってくれた。
通常のツーリストの旅はできなかったが「楽しかった!」と言ってくれた。
また、来年も会いに来てください。
睡眠前の数時間、意識を集中するために描いていた駄作をアップします。
手抜きですが、こんな感じを極めようと思っています。
いやいや、描き出すと同じものになってしまう。
想像力が乏しいのです。
言い訳して、ゴメンナサイ。
流木の額におさめてみました。




朝からの雨で出かけられず、とじこもり中。
2017年11月02日
ナスが4本、収穫できた!(160)
この頃、家庭菜園の話がブログに載らないが、どうしたんだろう。
と、心配をしてくれている人がいる。
かもしれない。
原稿の下書きは10月26日できていたのだが、ウブドのバリ舞踊定期公演・総点検を終えてから、脱力の日々が続いて仕上げることができなかった。
バリ島にガルンガン祭礼日が11月1日に訪れ、前日のプナンパハンから、部外者の私は何もすることがなく暇になった。
暇も三日目に入ると、何かしなくてはと焦る。
というわけで、家庭菜園についての原稿を仕上げました。
読んでください。
ブロッコリーに実が付き始めたのは、いつのことだったか?
一ヶ月程前になるのかな。
茎の先から葉じゃなくて、固いつぼみが現れた。
移動した畑から、初めて野菜が育つかもしれない。
知人からの忠告を守って、葉の間引きも怠っていない。
間引きした葉っぱは、炒めて食べている。
近頃、飽きてき始めた。
忠告も様々で、毎日水をまけという意見と、水はたまにで良いという考えがある。
この頃は、雨が多いので、水をまくこともない。
「2017年07月14日:■ブロッコリーの葉っぱ@家庭菜園(141) 」
大きくなるのを楽しみに待っていた。
毎日のように、つぼみをチェックした。
しかし、つぼみは、いつまでたっても大きくならない。
それでも、必ず、できると信じて待った。
信じることは大事です、よね。
でもでも・・・・
ブロッコリーは、つぼみを大きく育てることなく、小さな花を咲かせた。
花が咲いたら、成長は止まると聞いた。
しばらくして、茎ごと変色し始めた。
私には、手の施しようもない。
あとは、枯れていくだけなのか。
私を見ているようで、忍びない。
ブロッコリーは、残り五本。
この子たちの成長を見守ることにしよう。

ガッカリした気分で、隣りで大きく育った葉っぱを見た。
何を植えたのか忘れていた種は、大きな葉となって成長している。
雑草が大きく育ってしまったか、と思った私は、
「これ、抜いた方がいいかな?」とイブに聞いたことがある。
「何かわからないけど、もうしばらく待ちましょう」と言われた。
覗いた大きな葉の下に・・・・・
奇麗な色をしたナスがぶら下がっていた。
添え木しなくても、立っている。
「おぅ!」
何の期待もしていなかったからか、大きな声が出た。
一つめのナスは切り取れと聞いていたが、そんな余裕を与えない早業だった。
マジックマッシュルームと同じで、雨の日が続いた後、強い陽射しが現れると成長するのか。
例えが悪いか。
ナスは数週間前から、ポットで育てた若葉をタイヤの畑に移し替えたばかり。
そろそろ、添え木を用意しなくては、思っていた。
まさか、すでに撒いていたとは。
すっかり忘れていた。
収穫4つ。
大家さんと私で、2つづつ分けた。

「和食・影武者」で焼きナスにしてもらって食したが、写真を撮ることを忘れた。
美味しかったよ。
食べられる野菜が育った。
当然のことが嬉しい。
楽しみが増えた。
陽のあたる場所は、日々、微妙に変化していく。
畑は家に囲まれた狭い場所にあるので、時期によって日陰になってしまうことがある。
統計をとっていないので、何月に、どの場所が陽当たりがよいのかわからない。
水分はすくなくても、陽光は必要だろう。
今後の陽当たり状況が、ナスの成長に関わってくる。
家庭菜園の充実に向けて邁進するゾ!
そんな大袈裟なものでもないか。
育つかわからない私の家庭菜園に、種を届けてくれる知人の暖かい好意を忘れてはならない。
この場を借りて、お礼させて頂きます。
と、心配をしてくれている人がいる。
かもしれない。
原稿の下書きは10月26日できていたのだが、ウブドのバリ舞踊定期公演・総点検を終えてから、脱力の日々が続いて仕上げることができなかった。
バリ島にガルンガン祭礼日が11月1日に訪れ、前日のプナンパハンから、部外者の私は何もすることがなく暇になった。
暇も三日目に入ると、何かしなくてはと焦る。
というわけで、家庭菜園についての原稿を仕上げました。
読んでください。
ブロッコリーに実が付き始めたのは、いつのことだったか?
一ヶ月程前になるのかな。
茎の先から葉じゃなくて、固いつぼみが現れた。
移動した畑から、初めて野菜が育つかもしれない。
知人からの忠告を守って、葉の間引きも怠っていない。
間引きした葉っぱは、炒めて食べている。
近頃、飽きてき始めた。
忠告も様々で、毎日水をまけという意見と、水はたまにで良いという考えがある。
この頃は、雨が多いので、水をまくこともない。
「2017年07月14日:■ブロッコリーの葉っぱ@家庭菜園(141) 」
大きくなるのを楽しみに待っていた。
毎日のように、つぼみをチェックした。
しかし、つぼみは、いつまでたっても大きくならない。
それでも、必ず、できると信じて待った。
信じることは大事です、よね。
でもでも・・・・
ブロッコリーは、つぼみを大きく育てることなく、小さな花を咲かせた。
花が咲いたら、成長は止まると聞いた。
しばらくして、茎ごと変色し始めた。
私には、手の施しようもない。
あとは、枯れていくだけなのか。
私を見ているようで、忍びない。
ブロッコリーは、残り五本。
この子たちの成長を見守ることにしよう。

ガッカリした気分で、隣りで大きく育った葉っぱを見た。
何を植えたのか忘れていた種は、大きな葉となって成長している。
雑草が大きく育ってしまったか、と思った私は、
「これ、抜いた方がいいかな?」とイブに聞いたことがある。
「何かわからないけど、もうしばらく待ちましょう」と言われた。
覗いた大きな葉の下に・・・・・
奇麗な色をしたナスがぶら下がっていた。
添え木しなくても、立っている。
「おぅ!」
何の期待もしていなかったからか、大きな声が出た。
一つめのナスは切り取れと聞いていたが、そんな余裕を与えない早業だった。
マジックマッシュルームと同じで、雨の日が続いた後、強い陽射しが現れると成長するのか。
例えが悪いか。
ナスは数週間前から、ポットで育てた若葉をタイヤの畑に移し替えたばかり。
そろそろ、添え木を用意しなくては、思っていた。
まさか、すでに撒いていたとは。
すっかり忘れていた。
収穫4つ。
大家さんと私で、2つづつ分けた。

「和食・影武者」で焼きナスにしてもらって食したが、写真を撮ることを忘れた。
美味しかったよ。
食べられる野菜が育った。
当然のことが嬉しい。
楽しみが増えた。
陽のあたる場所は、日々、微妙に変化していく。
畑は家に囲まれた狭い場所にあるので、時期によって日陰になってしまうことがある。
統計をとっていないので、何月に、どの場所が陽当たりがよいのかわからない。
水分はすくなくても、陽光は必要だろう。
今後の陽当たり状況が、ナスの成長に関わってくる。
家庭菜園の充実に向けて邁進するゾ!
そんな大袈裟なものでもないか。
育つかわからない私の家庭菜園に、種を届けてくれる知人の暖かい好意を忘れてはならない。
この場を借りて、お礼させて頂きます。