「えら〜こと」とは、我が地方・名古屋では大変なことの意味に使う。
「どえら〜こと」は、最上級の大変なこと。
さてさて、どんな「どえら〜こと」をしてまったか、検証あれ。
私は日頃、小ぶりのリュックを背負っている。
毎日使っているからだろう、リュックは汚れ汚れ。
雨季に入ってからは、カビが目立つようになってきた。
そろそろ、洗ってもよい頃合いかな。
リュックのすべてのファスナーを開けて、中身をぶち開ける。
重要なパスポートを筆頭に、書類・ノート・筆記具・もろもろが出てくる。
転ばぬ先の杖のような、用心のための小物も多い。
例えば、懐中電灯、ミニ救急セット、薄手の雨合羽、コンビニのビニール袋、etc。
あとは恥ずかしくて教えられない。
洗濯機を持っていないので、手洗いだ。
タライに、中身の空になったリュックを横たえる。
リュックの上に、洗剤をまぶす。
バケツから汲み置きの水を、タライに移す。
リュックの上から豪快にぶっかける。
タライの中で、リュックを軽くゆすぐ。
リュックを取り出しタイルの床に置き、タワシでブラッシングしようとした時、異物に触れた。
まだ、何かが残っていたのか。
もしや? 零コンマ何秒で気づいた。
愛用のカメラが!
防水カメラではない。
生活防水程度の機能で、零コンマ何秒とはいえ水没したんだ、お陀仏かもしれない。
ワッワッワッワッ・・・・・
どうしよ〜どうしよ〜、気が動転する。
慌てて、一番表側のファスナーを引っ張って、カメラを救出。
濡れていないようなので、ちょっと安心。
洗濯を中断して、カメラをタオルに包む。
スイッチをONにしてみた。
レンズが出てこない。
やはり水が入ったのか。
メモリーカードとバッテリーを取り出した。
どちらも濡れていない。
スマホをトイレ便器の中に落とした知人が、すぐに取り出して乾燥させたら復活したと話していたい。
カメラも同じように乾燥させれば、いいかもしれない。
とにかく、水抜きだ。
カバーを外してみたが、水分は見つからない。
液晶に、水が入っていた。
スチッチが入らないのは、液晶が原因だろうか?
これ以上分解すると、もとに戻せない心配があるから、控えておこう。
このまま、乾燥を待つしかないだろう。
リュックの洗濯を再開した。
この手のドジは初めてなので、この日(2月12日)を水没記念日とした。
すぐに忘れてしまう、今月だけの記念日ですが。
カメラは、コロンビアに旅たつ前に、知人から譲り受けたもの。
シャイな男からの選別だったのかもしれない。
中古でもらってから、今日まで、3年半使い続けている。
コロンビアの旅では、酷使するほど使わせれもらった。
寿命と考えてもいいだろう。
と、責任をテンカして。
えっ! テンカを変換したら、転嫁になったよ。
他人に押し付けるという意味で使ったのに。
なぜ、嫁という字が入っているのかな。
昔々の日本で、自分の過ちをすべて嫁さんになすりつける、という風習でもあったのかな。
それと語源は、中国から?
話が横道に逸れてしまって、ゴメン。
使い慣れたカメラだった。
ブログとホームページの写真、YouTube動画は、水没したカメラで撮っていた。
液晶の水が抜けるまで、しばらく様子を見ることにしよう。
カメラも安くなっていると聞くが、今の私には予算がない。
幸い、アイフォンを持っている。
これも友人からの餞別。
大事に使わせてもらっている。
「アイフォンがあれば充分だよ」と知人はアドバイスしてくれる。
カメラの機能を使いこなせない私のこと、これを機会に、アイフォン一筋にしようかな。