2018年10月09日

ゴアガジャ寺院の創立祭でチャロナラン舞踊劇(217)

9月24日から始まったゴア・ガジャ寺院(Pura Goa Gajah)の寺院創立祭(オダラン)。

最終日の10月4日は、チャロナラン(Calonarang)舞踊劇が奉納される。

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古代遺跡「ゴア・ガジャ」内にあるプラで上演されるチャロナラン舞踊劇は、1年前に鑑賞している。

その時に、ウブドで見るチャロナラン舞踊劇とは、違った感触を受けた。

同じ芸能でも場が変わると、こうまで空気感が違うのかと感じた。

Pura_Goagajah2.jpg


もう一度、ゴア・ガジャ寺院の空気を感じたくて、鼻風邪気味だがマスクをして出かけた。

夜10時少し前に、寺院に到着。

白と黄色の布で飾り付けられた寺院は、ハレの姿に輝いていた。

開演は10時と予想したが、チャロナラン舞踊劇が始まったのは11時だった。

バロン・バンカル、バロン・ケケ、シシアン、テレック、ジャウック、ゴンブラント続いた。

深夜0時前に、クラウハン(Kerauhan)儀礼は終了した。

クラウハンとは「神と合体して会話し、自ら神として行動し、無限の享受を味わう。神が憑依した霊的な状態」を言うのだそうだ。



突然、背後から魔女ランダが登場した時には驚いた。

一瞬、息が止まったかと思うほど苦しくなった。

驚いて息を止めたのは確かだが、苦しかったのは鼻にティッシュが詰めてあったからだった。


クハオハンの騒動が落ち着いたところで私は席を立って、「象の洞窟=ゴア・ガジャ」と呼ばれる洞窟に向かう。

深夜0時30分、誰もいない洞窟に入る。

洞窟内も白と黄色の布で、ハレの姿になっていた。

普段は、電気が点いていなくて真っ暗闇だが、オダラン期間中は、お祈りする人があるため明るくしてあるようだ。

暗いほうが神秘的ではある。



左側奥にガネーシャ神(Ganesha)、右側奥には3体のリンガ(Linga)が祀られている。

それぞれのリンガはヒンドゥーの3大神、シヴァ(Siva)、ヴィシュヌ(Wishnes)、ブラフマ(Brahma)を表している。

洞窟内でお祈りした後、再び奉納舞踊のチャロナランを鑑賞する。

Pura_Goagajah3.jpg

終演は深夜3時だった。


★「トランス・その1(喧嘩神輿)」http://informationcenter-apa.com/gt_trance1.html
★「トランス・その2(集団トランス)」http://informationcenter-apa.com/gt_trance2.html
★「ゴア・ガジャ」http://informationcenter-apa.com/kb_goagajah.html
★「チャロナラン舞踊劇」http://informationcenter-apa.com/gk_calonarang.html
★「魔女ランダ」http://informationcenter-apa.com/gk_rangda.html



posted by ito-san at 16:42| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする