2019年05月31日

ボロブドゥール遺跡公園の外周散策(310)

ボロブドゥールとジョクジャカルタとの南部にある海岸沿いに、国際空港が建築中。

4月開港の予定は、大幅に遅れているようだ。

開港されれば、ボロブドゥールまで車で1時間30分以内に着ける。

ジョクジャカルタの渋滞を避けて、ボロブドゥールに直行する観光客も増えると予想される。

ウブドから移り住んだインドネシア人画家も多く、アーチストの町として注目されつつある。

今後の発展を目撃したくて、私はボロブドゥールに通っている。

果たして、どんな形で発展するのか。

「ウブドのようになる」と予想する人がいるが、それは無理だろう。

観光客が増えたとしても、バリの濃密な文化が残るウブドのようになることは難しい。

ウブドのように発展するには、独自の文化と芸能が不可欠だろう。

近い将来ウブドのようになると予想されるボロブドゥールのロケーションが気になるところ。

バダさんには「一周2時間くらいかかる」と聞いている。

ボロブドゥール行きのバスの乗り方は覚えた。

料金はRp5000-、ボロブドゥールは終点駅だし問題はない。

車窓を眺めながらのローカルバスは、楽しい。


ボロブドゥール遺跡公園の正面入口に立った。

今日(4月21日)は、ボロブドゥール遺跡公園の周囲を一周するつもりでいる。

さて、どちらから進もうか。

正面入口を見て、左手の道を選んだ。

きっと西に向かっているのだろう。

公園の柵に沿ってしばらく進むと、なだらかな坂になる。

そのあたりで柵が切れ、民家が続く。

しばらく進むと十字路に出た。

外周は公園を回り込むようにあるはずなので、ためらわず右折する。

行き交う人も、通り過ぎる車も少ない。

10分ほど歩くと「バレコンデス・ボロブドゥール」の前に出た。

ここは立地条件が良い。

ホテルからは、ボロブドゥール遺跡観られるようだ。

balkondes1_5.jpg

バレコンデス・ボロブドゥールを過ぎると、後ろに丘を控えた田んぼが左右に広がる。

右手の田んぼの向こうの丘に、ボロブドゥール遺跡先端のストゥーパが覗いている。

この沿道に遺跡ビューのワルンを作れば繁盛するかな、なんて良からぬ想像をする。

妄想している先に、ホテル&レストラン「GOPALAN BOROBUDUR」が建っていた。

ここからは、田んぼビューと大ストゥーパが観える。

表現力のある人が観れば、この景色をどんな文章にするだろうか。

あいにく、私にはそんな能力は持ち合わせていない。



ボロブドゥール遺跡が観えるポイントは意外と少ない。

遺跡公園内以外では、外周道路のこの地域しか観られないそうだ。

ジャワ・コピを飲み終え、レストランを出て先に進む。

小さな村がある。

ここから、ボロブドゥール遺跡に戻る道のりは遠い。


いにしえの歴史と神秘さを享受しようと、ゆっくりとした歩みで散策を続ける。

田舎道をのんびり歩いていると、いきなりトイレに行きたくなった。

小さい方でないのが困る。

品のない話になってゴメンなさい。

とは言え、自然現象ではしかたがない。

田んぼに降りる道がない。

小川も見当たらない。

途中、田んぼビューの「kopi Badhek」があったが、トイレ設備があるように思えない。

私を小川を探して歩を進めた。

マスジット(モスク)が目に入った。

ここならトイレも借りられるだろう。

外から見ると、建築中のようだ。

近くで草刈りをしている青年に「マスジットのトイレを借りられるか?」と聞くと、「まだ、完成していない」との答え。

「その先に学校があるから、そこを借りるといい」と教えてくれた。

日曜日でよかった。

その後、幾つかの村を通り過ぎ、ボロブドゥール遺跡公園の正面入口に戻った。

外周道路は、かなり手を加えないとツーリストは散策しないだろう。

さてさて、ウブドのように発展する「通り」は、どこになるのかな?


とりあえず、今日の散歩は終了。

お腹が空いたので、ワルンに飛び込んだ。

(続く)


posted by ito-san at 23:04| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする