2019年08月03日

ロンボク島・バイクツーリング・その壱(319)

23日:午前7時。

「トントントン・・・・」

小気味良い音が、壁越しに聴こえてくる。

ガルンガン祭礼日のご馳走を作る音だ。

明日24日は、部外者の私が疎外感を味わうガルンガン祭礼日。

25日は、私めの72回目の誕生日。

今更、祝われるのも気恥ずかしい。

そんなわけで、隣のロンボク島に逃避することにした。

1998年に、愛車キジャンで島内一周をしたことがある。

今回は、愛バイク・スクピーで一周の計画だ。

ロンボク島には、10年前に高速艇でギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)に渡って以来。

久しぶりの訪問になる。

ご馳走作りに励む大家さん家族に「旅に出る!」と告げて家を出た。

普段は昼まで寝ているのに、旅の時は、なぜか早く起きられる。

スクピーのオイルも交換したし、タイヤのチェックも終え、壊れていたスピードメーターも直した。

準備万端。

午前7時40、バリ島東部のパダンバイ(Padanbai)港に向けて出発。

パダンバイ港には、8時50分着。

走行距離のメーターは、34005.6 を指している。

ロンボク島一周は、何キロ走行することになるだろう。

フェリーの料金は、Rp125,000-。

高くない?!

料金場のオヤジを疑ってしまう。

プラマ社で聞いたシャトルバスの料金は、ウブドからギリまででRp150,000-。

ガイドブックには、乗船料Rp45,000-と書いてある。

思い出した、これは乗客1名の料金だ。

今回は、バイクで乗船だったのを忘れていた。

フェリーの出航は、9時50分。

スクピーは、フェリーの片隅に乗っている。

ferry1.jpg

これから、こいつとの旅が始まる。


客室設備の整ったフェリーで、リクライニング・シートと二段ベッドの睡眠スペースがある。

ferry2.jpg

ferry3.jpg


乗船時間は5時間の予定。

デッキには日光浴する欧米人ツーリストの姿がある。

ギリ3島やロンボク・クタに、行くのだろう。

バリからバイクで来ているツーリストも多い。

ロンボク島レンバール(Lembar)港には、15時00分に着岸した。

波が穏やかだったからか、予定通りの到着だ。

乗船もそうだったが、下船も気抜けするほどのノーチェック。

マタラム(Mataram)市には30分ほどで着いたが、すぐに見つかるつもりだった目的地「オカ・ホームステイ」の場所がわからない。

オカ・ホームステイは、マタラムでの私の定宿。

これまでは、プラマ社のシャトルバスで来ていたので、プラマのオフィスからの道順しか知らなかった。

オカ・ホームステイは、バリ人の多く住む村の中にあったはず。

ガルンガンのペンジュールが立つ通りに行けば、なんとかなると考えていたのが、大間違いだった。

ロンボクには多くのバリ人が住んでいて、ペンジュールの立っているところがたくさんある。

実は今回の旅の目的の一つに、ロンボクのガルンガン祭礼日の体験がある。

ニュピは一度体験したことがあるが、ガルンガンは初めてなので楽しみにしている。

スマートフォンをオンにして、グーグルマップを開き探した。

目的地はわかったが、道順がわからない。

操作の仕方が知らないからだ。


あっちに行っては止まり、こっちに行っては止まりして、尋ねた。

そんなことで、2時間近くも彷徨ってしまった。

オカ・ホームステイは、マタラムの隣町・チャクラヌガラ(Cakranegara)にあった。

17時00分:オカ・ホームステイに到着。

oka_homestay1.jpg

暗くなるまでに宿の着きたかったので、かなり焦ったゾ。

宿探しは、今後も課題だ。

「スマートフォンで予約ができるじゃないか」の声が聞こえてきそうですが、私にはできないに任務です。

今日の走行予定は、ここまで。

オカ・ホームステイは、以前のままの佇まいだった。

10部屋あり、エアコン付きがRp200,000-で、扇風機付きはRp125,000-。

私は安い部屋にした。

oka_homestay2.jpg

ウエルカム・ドリンクで一服。

oka_homestay3.jpg

マンディ(水浴び)を済ませ、一寝入り。

oka_homestay4.jpg


夜は、近くを散策した後、道端のワルンで夕食。


無事に来られたことに感謝。

明日も、気を引き締めて行こう!

おやすみなさい。


posted by ito-san at 18:03| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする