2019年08月30日

ロンボク島・バイクツーリング・その四(322)

7月25日:午前8時30分、ギリ・アイルを後にする。

航行15分で、バングサル港に到着。

下船も浜辺。

抜かりなくビーチサンダルを履いている。

バイク預かり場に向かう。

預かり場の受付に、鍵を振ってスタッフの若者が待っている。

「鍵の抜いて行ってください、と言ったのに」と呆れ顔を見せた。

私は、鍵をつけて行ってくれと、勘違いしたようだ。

確かに、鍵のつけっぱなしは考えられない。

スクピーにまたがって戻ってくると、今度は「お金を払っていけ」と不機嫌顔。

帰って来た時に支払いを済ますシステムだが、私の場合、鍵のやり取りをしていて失念していた。

預けた時に、前金で払っていたとも思っていた。

支払いを済ませ、埠頭を後にする。

港からの一本道には、ガソリンを小瓶に入れて売るワルンが何件もある。

暇そうにしているおばさんのいるワルンで、ガソリンを満タンにしてもらう。

T字路を、来た時とは反対の左手に向かう。

いよいよ、ロンボク島外周ツーリングの始まりだ。

Giri Air13.jpg

海岸線に沿って走る。

午前9時、街道のワルンで、朝日を眩しく浴びながらの朝食。

ビーチサンダルをスニーカーに履き替える。

Lombok_warung3.jpg

海岸に沿って走る道路だが、海は見えない。

右手は、リンジャニ(Rinjani)山を控えたブッシュが続く。

田んぼの風景は、見られない。

緑豊富なバリ島から来ると殺伐としたものを感じる。

ロンボク島から東は、こんな感じの島々になる。


北海岸の真ん中あたり。

AnyarとBayanの町に来た。

事前の下調べでは、この辺りにヒンドゥー寺院や滝がある。

巡る予定だったが、グーグルマップが使いこなせずに断念。

浜辺が見えるレストランがあれば、そこで休憩するつもりだ。

時間の都合によっては、宿を探してもいい。

しかし、レストランもワルンも、宿も見当たらない。

ここまで来たら、いっきにスンバワ島へのフェリー乗り場まで行って宿を探そう。

幾つかの風景を写真や動画に収めながら、バイクツーリングは続く。

ツーリングは好調。



Lombok1.jpg

Lombok2.jpg



ジュプン(プルメリア)の花は、バリのヒンズー教では供物や舞踊の飾り花に使う。

ジャワでは葬式や墓など、死者のために使うお花のようです。


右手上方には、リンジャニ(Rinjani)山の頂が見下ろすように覗いている。

太陽の傾きが、道路が東海岸に回り込んだのを教えてくれる。

海岸線が見えたので、アクションカメラを装着した。

残念なことに、入力操作を間違えたようで何も写っていなかった。

裾の広がった異様な大樹が、100メートルほど連なっている。

自家用車の止まっている広場がある。

隅に掘っ立て小屋のワルンがあり、数人のお客の姿が見える。

時間は昼12時を回ったところ。

ここで休憩しようかと考えたが、なぜか二の足を踏んだ。

Lombok3.jpg

フェリー乗り場へ道を、見過ごしてしまったらしい。

海岸沿いを走りたかったが、交通量の多い幹線道路に入っていた。

いつの間にかプラヤ(Praya)の街に近づいている。

こうなったらロンボク・クタまで直行だ。

西日が低くなり、暗くなるまでにクタに着けるか、心細くなってくる。

途中、道がわからなくなりワルンに飛び込む。

話し好きな若主人につかまり、グダグタと小休止。

午後3時、クタ・ビーチに無事到着。
posted by ito-san at 00:17| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする