「極楽通信・UBUD」のニュースに《 ビスマ通りとカティランタン村を結ぶ橋 》を投稿したのは、2015年11月20日こと。
あれから、まる4年が経ったていた。
11月19日、工事の進行状況が気になるので、出かけて行った。
ビスマ通りの南端を、ホテルの入り口を入るように右折する。
ホテルの脇を抜けて、数十メートル進むと道はぷっつりと途切れる。
橋はここから、対岸に架けられる。
対岸はカティランタン村じゃなく、ペネスタナン村かもしれない。
現場は、時間が止まっているかのように、4年前とまったく変わっていなかった。
渓谷を下り、竹の橋を渡る。
陸橋は、このあたりの上を通るのだろう。
この日、渓谷の戻り道で見たものは衝撃だった。
急坂の途中、野草に混じって鮮やかな朱色が目に入った。
形態は、キャベツか白菜に似ている。
私の知識には、そのくらいしか浮かばない。
よれよれの帽子をのせたような真紅の物体は、何だ?
初めて見る植物だ。
この真っ赤っかは、突然変異か?
触るのも、勇気がいる。
指先で触れてみるて、中は空洞のような感触。
あとで調べようと、写真に収めて帰った。
夜の「和食・影武者」で、写真を友人に見せると「ゾウコンニャクかもしれないね」という答えが返ってきた。
ネットで調べると、そっくりな画像がゾクゾクと出てきた。
間違いない。
英名:Elephant foot yam。
グロテスクなものは花だった。
花が、象の皮膚に似ているからこんな名前がついたのだろろうと思っていたが、どうやら塊茎(かいけい)の形がゾウの足に似ているのが名前の由来らしい。
開花するのも珍しいが、3日間しか寿命がないという非常に貴重な花だった。
こんな貴重な花なら、動画を撮っておいたほうが良いだろう。
1日おいて、21日に出かけた。
もしかすると、誰かに取られて、もう無くなっているかもしれない。
ありがたいことに、心配は危惧に終わった。
ゾウコンニャクは、私を待っているかのように佇んでいた。
しかし、開花期間が過ぎたのか、色はくすんでいる。
私が遭遇したのは、絶好のタイミングだったようだ。
花を押し上げると、中から雄花・雌花が見える。
雌花から悪臭がすると紹介されているが、鼻風邪だったせいか私には臭く感んじなかった。
今後、どう成長するのかは見届けたい気がする。
渓谷の急坂を通うには体力に堪える。
いっそのこと手元に置いておこうと、翌日22日には、あとさきも考えず塊茎ごと抜いてきた。
今、「和食・影武者」の庭にこっそり置いてある。
*インドの伝統医学"アーユルヴェーダ"では、ゾウコンニャクの塊茎に鎮痛、抗炎症、抗鼓腸、消化促進、媚薬、若返りと強壮作用があるとされていて、寄生虫、炎症、咳、鼓腸、便秘、貧血、痔、疲労といった広い範囲の治療に使用されるということです。
2019年11月25日
2019年11月21日
タバコの花を初めてみた(331)
2019年11月15日
ブレーキの付いていない自転車!(330)
ジャラン・ジャラン(=Jalan Jalan・散歩)は、2時間が限度。
そうそう、ジャラン・ジャランはジャワ語の丁寧語で「Mlapah mlapah」、通常語で「Mlaku Mlaku」と聞いた。
田んぼで働く農夫に「ムラパ・ムラパ」を使ってみたが、通じなかった。
発音が間違っているから、何語で話しかけられているのか理解できなかったのだろう。
それにもメゲズニ、「ジャラン・ジャラン」と「Mlapah mlapah」を連呼している。
私のインドネシア語がウブドで通じるようになったように、この地でも私の「Mlapah mlapah」を彼らにいつかは浸透させるのだ。
4時間歩き続ければ、チャンディ・ボロブドゥールまで行って帰れる。
2時間では、あまり遠くへは行けない。
自転車なら、もっと行動範囲が広がるだろう。
ウブド滞在初期は、日本から持ち込んだ自転車で走り回っていた。
半年ほどで、バイクを手に入れた。
ボロブドゥールも長期滞在に入れば、バイクを購入する予定でいる。
Kafe・Mpatには、年代物の自転車が2台ある。
オランダ製だとのこと。
インドネシアがオランダに統治されていた時代の名残だろう。
1台はペダルが壊れていた。
もう一台は、ブレーキが付いていない代物。
変速ギアが考案される以前の、時代物。
中学生の頃だと思うが、中古の競輪用自転車を手に入れたことがあった。
競輪用自転車もブレーキがなく、止まる時にはペダルを逆に漕ぐ。
あの年頃には、難なく乗りこなせたが、今の年齢では危険がイッパイだ。
そんな危険な自転車を借りることにした。
オランダ人は背が高いのか、サドルの位置が非常に高い。
ここがもっとも低いので、調節もできない。
私の身長は178センチある。
日本人にしては高い方だ。
そんな私でも、腰を乗せると地面に足がつかなかった。
Kafe-Mpatから表道までの畦道は、引張っていった。
表道で試乗する。
静止したまま乗ることができないので、ペダルを一漕ぎしてから飛び乗る。
ハンドルが左右に揺れるので止まろうと、ハンドルにあるはずのブレーキを掴もうとする。
ブレーキがない。
パイプ一本のハンドルは、まったく頼りない。
走り出せば、なんとか前に進む。
しかし、今後は止まることが至難の技。
ペダルを逆漕ぎしてスピードを落とす。
対向車&後続車を目視し、周囲に2メートルほどの余地を確認し、倒れるようにして飛び降りる。
かなり危なっかしい運転になるので、距離は遠くなるが幹線道路を避けて村道を通ることにした。
急坂が2ヶ所あり、肝を冷やした。
あまりの恐怖で、2度と乗らないと誓った。
それでも、少々要領を得てきた。
帰路は、チャンディ・ムンドゥット(Candi Mendut )を折り返し地点にして、急坂を避けてメイン道路で戻ることにした。
そこで見つけたゴレンガン(揚げ物)屋が、先回紹介した「アヤム・ゴレンを屋台で食べる!(329)」だ。
日本人が珍しかったのか、店主の青年にツーショットをせがまれた。
ツーショットは、スマホでどこかに送信されていった。
そうそう、ジャラン・ジャランはジャワ語の丁寧語で「Mlapah mlapah」、通常語で「Mlaku Mlaku」と聞いた。
田んぼで働く農夫に「ムラパ・ムラパ」を使ってみたが、通じなかった。
発音が間違っているから、何語で話しかけられているのか理解できなかったのだろう。
それにもメゲズニ、「ジャラン・ジャラン」と「Mlapah mlapah」を連呼している。
私のインドネシア語がウブドで通じるようになったように、この地でも私の「Mlapah mlapah」を彼らにいつかは浸透させるのだ。
4時間歩き続ければ、チャンディ・ボロブドゥールまで行って帰れる。
2時間では、あまり遠くへは行けない。
自転車なら、もっと行動範囲が広がるだろう。
ウブド滞在初期は、日本から持ち込んだ自転車で走り回っていた。
半年ほどで、バイクを手に入れた。
ボロブドゥールも長期滞在に入れば、バイクを購入する予定でいる。
Kafe・Mpatには、年代物の自転車が2台ある。
オランダ製だとのこと。
インドネシアがオランダに統治されていた時代の名残だろう。
1台はペダルが壊れていた。
もう一台は、ブレーキが付いていない代物。
変速ギアが考案される以前の、時代物。
中学生の頃だと思うが、中古の競輪用自転車を手に入れたことがあった。
競輪用自転車もブレーキがなく、止まる時にはペダルを逆に漕ぐ。
あの年頃には、難なく乗りこなせたが、今の年齢では危険がイッパイだ。
そんな危険な自転車を借りることにした。
オランダ人は背が高いのか、サドルの位置が非常に高い。
ここがもっとも低いので、調節もできない。
私の身長は178センチある。
日本人にしては高い方だ。
そんな私でも、腰を乗せると地面に足がつかなかった。
Kafe-Mpatから表道までの畦道は、引張っていった。
表道で試乗する。
静止したまま乗ることができないので、ペダルを一漕ぎしてから飛び乗る。
ハンドルが左右に揺れるので止まろうと、ハンドルにあるはずのブレーキを掴もうとする。
ブレーキがない。
パイプ一本のハンドルは、まったく頼りない。
走り出せば、なんとか前に進む。
しかし、今後は止まることが至難の技。
ペダルを逆漕ぎしてスピードを落とす。
対向車&後続車を目視し、周囲に2メートルほどの余地を確認し、倒れるようにして飛び降りる。
かなり危なっかしい運転になるので、距離は遠くなるが幹線道路を避けて村道を通ることにした。
急坂が2ヶ所あり、肝を冷やした。
あまりの恐怖で、2度と乗らないと誓った。
それでも、少々要領を得てきた。
帰路は、チャンディ・ムンドゥット(Candi Mendut )を折り返し地点にして、急坂を避けてメイン道路で戻ることにした。
そこで見つけたゴレンガン(揚げ物)屋が、先回紹介した「アヤム・ゴレンを屋台で食べる!(329)」だ。
日本人が珍しかったのか、店主の青年にツーショットをせがまれた。
ツーショットは、スマホでどこかに送信されていった。
2019年11月09日
アヤム・ゴレンを屋台で食べる!(329)
ブログ(10月08日)「私の瞑想スポット教えます!(328)」から、一ヶ月が過ぎた。
「ネット状況が悪いので、ブログは途切れがちになると思います」と、一ヶ月前のブログに締めくくった。
今回は来春の長期滞在に向けての最後の下見なので、私的には、ちょっとばかし忙しい日々を送った。
そんなわけで、まったく手をつけていない。
11月6日にウブドに戻り、これを書いています。
自転車でチャンディ・ ムンドゥット寺院(Candi Mendut )に行った帰りに寄った「カキリマ」。
カキリマは移動屋台のことで、カキは足、リマは五つのこと。
屋台の車輪が二つと、止め棒が一本、そして店員の足が二本で、合計五本というわけだ。
ブレーキ装置のない自転車で、体力と気疲れでしたので休憩。
アヤム・ゴレンは、フライド・チキンのことだった。
インドネシア人は、ゴレンガン(揚げ物)が大好物。
「ケンタッキー・フライドチキン」が受け入れられ易い土壌だ。
KFCのローカル・ミニ版が、バリはもちろん、ここジョグジャカルタ周辺にもいたるところで見受けられる。
この日は、定番ワルンでのアヤム・ゴレンを食しました。
「ネット状況が悪いので、ブログは途切れがちになると思います」と、一ヶ月前のブログに締めくくった。
今回は来春の長期滞在に向けての最後の下見なので、私的には、ちょっとばかし忙しい日々を送った。
そんなわけで、まったく手をつけていない。
11月6日にウブドに戻り、これを書いています。
自転車でチャンディ・ ムンドゥット寺院(Candi Mendut )に行った帰りに寄った「カキリマ」。
カキリマは移動屋台のことで、カキは足、リマは五つのこと。
屋台の車輪が二つと、止め棒が一本、そして店員の足が二本で、合計五本というわけだ。
ブレーキ装置のない自転車で、体力と気疲れでしたので休憩。
アヤム・ゴレンは、フライド・チキンのことだった。
インドネシア人は、ゴレンガン(揚げ物)が大好物。
「ケンタッキー・フライドチキン」が受け入れられ易い土壌だ。
KFCのローカル・ミニ版が、バリはもちろん、ここジョグジャカルタ周辺にもいたるところで見受けられる。
この日は、定番ワルンでのアヤム・ゴレンを食しました。