シリアスな話が続いたので、ここで気分転換にリラックスできるニュースをお届けしようと思っている。
バリ島の情報です。
ペジェン村の中心部へは、ウブドから車&バイクで20分ほどで着く。
中心地にある十字路角に、アパ?情報センター「ペジェン村歴史探訪」でおなじみの「プナタラン・サシ寺院」がある。
歴史探訪は、ペジェンの地を中心にして、10世紀から14世紀まで栄えたワルマデワ王国の遺跡を巡る。
ちなみに、400年間続いたワルマデワ王国は、1343年、マジャパイト王国のガジャ・マダ将軍率いる軍勢によって制服された。
こうして、ジャワ・ヒンドゥーがバリの持ち込まれたのだった。
ついでに、ツアーの説明をさせていただく。
◎ゴア・ガジャ→◎イエ・プル→◎テガリンガ遺跡→◎考古学博物館→◎クボ・エダン寺院→◎プセリン・ジャガット寺院→◎プナタラン・サシ寺院→◎ペジェン村散策(王家所有のインディゴ・バティック工場見学)
この中から、3時間のコースを選択する。
ペジェン村歴史探訪に「ゴア・ガルバ(Goa Garba)とプンウキールウキラン(Pengukur-Ukuran)寺院」が加えられないか思い立ち、出かけていった。
プナタラン・サシ寺院から10分ほどで「ゴア・ガルバとプンウキール・ウキラン寺院」に到着する。
プンウキール・ウキランは、測定という意味だそうだが、名前の意由来については定かでない。
寺院は、高台に建つバリ独特の様式を持つヒンドゥー寺院だ。
12世紀のジャヤパンガス王の治世以来建っていると伝えられている。
ペジェン村には、マジャパイト王国以前の寺院が多く存在し、これらの寺院は、サコ暦にもとずいて儀礼が行われている。
サコ暦は太陰暦で、月の満ち欠けの周期を基にしている、
プンウキール・ウキラン寺院のオダラン(寺院創立祭)は、毎年第2番目の月(Sasih Karo)の満月(Purnama)に行われる。
今年は、8月の3日になる。
個人的な見所は、奥の境内にあるリンガの飾られたチャンディだ。
リンガが飾られたチャンディは、初めて見る。
リンガは、ヒンドゥー教シバ神のシンボル。
なぜここに?の疑問が浮かぶ。
ゴア・ガルバの遺跡は、プンウキールウキラン寺院裏の渓谷にある。
世界遺産プクリサン(Pekerisan)川のほとり。
ゴアは「洞窟」を意味し、ガルバは「地球の腹」を意味する。
沐浴場の横に地下へもぐる階段があり、遠くクルンクンの「ゴア・ラワ」に通じていると言われる洞窟がある。
もしかすると、この洞窟が「地球の腹」と呼ばれる由縁かもしれない。
石の蓋をよけると、洞窟に続く階段が見える
この地は、クボ・イオ(Kebo Iwa)庵(いおり)で、瞑想場だったとも伝えられる。
クボ・イオは、14世紀のワルマデワ王国の大臣で、伝説の大男。
さまざまな逸話が残っている。
階段の岩に残っている足型は、クボ・イオのものだと言われているが、私の足と比べて格別の大きいようには見えない。
ゴア・ガルバとプンウキール・ウキラン寺院の見学は、一見の価値ありではないだろうかすゾ。
次回の懺悔の回顧録は、「ハシシ不法所持で逮捕!」です。