それは、新型コロナウイルスに対する憶測。
それも、本人に都合のよい推測でしかない。
できることなら、明るいニュースが聞きたい。
不況を吹き飛ばす、前向きな情報はないのか。
吹き飛ばすと言えば、凧ですよね。
かなり無理のある、こじつけですが。
この季節、バリは凧揚げのシーズンです。
毎年7月、8月、9月は、オーストラリア方面から吹く風が凧揚げに最適で、青空に凧が飛び交う。
バリの風物詩ともいえる。
サヌール海岸の「大凧大会」は、海外からの参加もあり有名ですが、ほかの地域でも開催されている。
大凧は、トラックの荷台からはみ出すほどの大きさ。
トラックの前後には、応援隊のバイクがガードしていて、他の車両を寄せ付けない。
そんなことで、この時期は、凧渋滞となる。
今年は、コロナの影響で中止になったようだ。
しかし、こんなことでバリ人はメゲません。
青空に浮かぶ凧は、いつもの年より多い。
プリアタンにある「凧資材屋」が大繁盛。
竹、ラタン、生地、テグスetcなどが売られている。
通りのあちらこちらにも、にわか「凧屋」がオープン。
これって自粛景気?
凧Rp10万etc、骨組みRp3,5etc。

我が下宿の家族も、凧揚げが大好きだ。
コマン君が幾つも作っている。

揚げているところを撮影させてもらった。
遠くを見て、風を読んでいる。
大きな樹の先の揺れを見ている。
30分以上も待つこともある。
糸を引くタイミングも難しそうだ。
毎回、風に乗り切るまで、ハラハラして見ている。
上げ終わり凧が安定すると、テグスをどこかにくくりつけ、その場を後にする。
いったい何も楽しんでいるのだろう。
パチュン君に聞いてみた。
「上がった凧を見るのが楽しんですよ」と言う。
凧揚げは、大人の遊びのようです。
凧を風にのせるタイミングの緊張感を共有してください。
星の瞬きが多い夜だ。
他の惑星に来たような、錯覚をする。
こんな美しい星空を見るのは、初めてだ。
自粛で、空気が綺麗になったのか。
それとも、私が覚醒してしまっているのか。
バイクを止め、目を凝らして夜空を見上げる。
瞬きが、微かに揺れている。
さらに目を凝らして見ると、ドローンのように浮遊する光がある。
ここで、気がついた。
これは凧だ!
凧に、点滅電球がついているのだ。
今年のブームは、電飾凧か。
バリ人の遊び心に、感心するやらウットリするやら。
こんな凧にも、バリの風物詩だと悠長なことを言ってられない事故がある。
失速して落下した凧は、見つけられない場合は放置される。
樹木や電線に引っ引っ掛かって、ゴミと化した凧。
問題は、透明なテグス糸だ。
電線や枝に掛かったテグスは、バイクや歩行者を危険にさらす。
規制が必要になるかもしれない。
私が下働している「アパ?情報センター」では、来年の今頃、コロナが終息していることを願って新企画を立てたようです。
《 親子で凧揚げ!・ツアー 》
期間は、2021年7月、8月、9月。
無風、雨の日は、中止です。
鬼が笑う来年のことですが、予約受付中。