ウブドを訪れた当初から気になっていた、竹の楽器。
ホテル、レストランなどから聴こえてくる、心地よい音色。
時には、二人ひと組の生演奏も聴ける。
名称をティンクレックと聞いていたが、今回、習うことになって先生に聞くと「リンディック」だと教えてくれた。
一台の単体の場合はティンクレックと呼んでもいいが、二台以上になるとガムラン・リンディックと呼ばれるらしい。
ガムラン・リンディックには、スリン(縦笛)も含まれる。
どうして習うことにしたか、と言うと。
コロナ禍で心に波風が立ち始めた時に、リンディックの澄んだ音色を聞いた。
聴けば聴くほど、心の落ち着く。
私には、絶対に演奏できない楽器だと思っているが、コロナの終息が不透明なこの時期。
自主自粛で有り余る時間のある、この機会に習ってみようと思った。
演奏できれば、将来、役に立つような気もしている。
幸い私はバリにいるので、音に関しては、気兼ねなく練習できる。
日本では、近所迷惑も考えて四六時中叩くわけにはいかないだろう。
青銅ガムランは、数種類のパートに分かれていて、楽器の数が多い。
リンディックは、二人がベストだが、一人でも演奏できるところが利点。
青銅ガムランより、音は小さく、楽器も軽い。
楽器を手に入れるにしても、青銅ガムランに比べれば格段に安い点もいい。
少しづつ進歩しているところ動画で残しました。
私も習ってみようと思っている人に参考になるのではないかと、アップしました。
始めるにあたって。(2020/11/24)
カデッ先生の見本。(一週間後)
黙々と自主練! (二週間後)
一向に、進歩が見られない。
奇跡を待っている。
まずは、楽器に慣れることですね。
練習方法を考えた。(三週間後)
弾みが良くて、聴き取りやすい音の出る竹筒で叩いたらどうか?
とにかく、左右の手で、別々のリズムが取れるようになればいいのだから。
「結果はこれ」と言いながら、左手は違うところを叩いている。
少しずつ、左手のリズムができるようになってきてる気がしませんか?
基礎の基礎は、教授した。(一ヶ月後)
あとは、習得するだけ。
当分、このフレーズを叩き続けるのじゃ!
《 友人達からの励ましとアドバイス 》
Kさん
左右で違う事をやっている、と思うとさすがに厳しいですよね。
ひとつのリズ厶、そしてメロディを両手に分けて演じる。
私の脳みそは、こっちの方が理解しやすいみたいです。
それにしても、素晴らしいです。
楽しまれて下さいね。
Nさん
右手のコテカン部分を口で歌ってみて、それに左手を合わせてみれば?
ガムランは体でビートを刻めないと、コテカンに引きずられちゃいがちなんです。
拍がめちゃ大事です。
家でも、口ずさみながらテーブルを叩けば練習になると思います。
頭じゃなく体で覚えましょ!
音楽は「音を楽しむ」ですから、楽しむのが基本。
Mさん
右と左のフレーズの重なり方、コンビネーションを噛み締めながら、丁寧に、ものすごく、ゆっくりやってみてください。今の段階で早いスピードは、スピード違反!Let`s Try!