2021年01月30日

徘徊老人・孤独の食堂レポ @ Ubud Raya (361)

「ウブド・ラヤ」が、自宅で再開したことを聞いた。

2020年7月のことだ。

ウブド・ラヤは、ウブドで初の日本人経営のレストランだ。

開店は、1986年。

ウブド大通りのネカ・ギャラリーの近くにあった。

私は1990年に、一度、食事に立ち寄っている。

ところが、この年に、プンゴセカン通りのプラマシャトル横に移転した。

私がウブドに来たのは、1990年の5月。

ギリギリセーフのタイミングで、立ち寄ったことになる。

プンゴセカン通り店では、バンガローも経営していた。

日本人観光客が増加し始めた時期。

1998年、椎名誠の「あやしい探検隊・バリ島横恋慕」が出版された。

これは、「山と渓谷社」の編集者だった彼女とアグース氏がコーディネートした仕事でした。

アグン山登頂には、アグース氏が同行している。

と聞いていたが真実は、プロのガイドさんが同行し、アグ―ス氏は麓で待機してたとのこと(笑)。

2013年に閉店するまでの23年間、観光客と長期滞在者の胃袋を満たしてくれた。

多くの日本人旅行者が、お世話になった。

公私ともにお世話になった人も多いはずだ。

もちろん私の胃袋もお世話になった。

その「ウブド・ラヤ」が、約8年間の空白のあとプンゴセカン村にワルンとなってよみがえったのである。

行かずばならないと考えていた。

2020年11月、私はプンゴセカン村に引っ越してきた。

ウブド・ラヤは、200メートルと満たない目と鼻の先。

自宅で開店したと聞いていたので、うる覚えの場所を探した。

表通りを一本入った村道を、何度も通り過ぎたが見つからない。

鉄門のある駐車場あたりが、自宅のあったところだと記憶する。

もっと立地条件の良い場所に、出店したのかもしれない。

近辺を徘徊してみたが、見つからない。

こうして数ヶ月が過ぎた、ある日、インスタグラムに、ワルン・ウブド・ラヤのケーキを見つけた。

今日は、営業しているかもしれない。

期待を込めて出かけていった。

鉄門はしまっているが、目線先の店舗とおぼしき建物に、レストランのスタッフを思われる女性が立っている。

「開店してますか?」と聞くと「はい!」とうなづいた。

やっと見つけたぞ!




本通りから来店するのに、わかりやすいように動画で撮ってみた。

私は、村道を反対側(北から)来る。

こちらからだと、看板が見えないのだ。

道理で、見つからなかったはずだ。

わかってしまえば、なぜ見つからなかったのか不思議なくらいに、わかりやすい場所だった。




オーナーのTOSHIKOさんが居たので、いくつかインタビューさせてもらった。

店名の「ウブド・ラヤ」、私はてっきりジャラン・ラヤ・ウブドにあったからつけた名前だと思っていた。

由来は、ユニバーサルをインドネシア語に訳したらRAYAになったと、答えてくれた。

30年を経て、初めて知った事実です。

「ノンビリと生活するには、こんな小さなワルンで十分ですよ。スタッフ無しです」と微笑んでいた。




Ubudraya0_2.jpg
*コーヒーがドリップなのが、嬉しかった!

■営業時間:11.00am〜5.00pm
■定休日:火曜日・金曜日・ニュピ
■Phon:0361-975036
■WA:085_732_012_436

Ubudraya1.jpg

Ubudraya2.jpg

Ubudraya3.jpg


posted by ito-san at 16:58| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月16日

昼食は、ワルン・スマイルでボロネーゼのペンネだった!( 360)

ウブド・ハヌマン通りを南下すると、そこはプンゴセカン村になる。

さらに南下すると、そこはロットゥンドゥ村。




ロットゥンドゥ村の集会場(2階建)から、北に30メートルほどにある小さなカフェ。

ここが、今回紹介したい「ワルン・スマイル=Warung Smail」。

2020年10月のコロナ禍でのオープン。

私が、密かに追っかけている料理人が調理する店なんです。

彼女の名前は、Itami Sumieさん。

記憶しているだけで、ハヌマン通りにあった「チャイナ・ムーン=China moon」

クデワタン村の「ザ・サヤン・ハウス=The Sayan House」

ペネスタナン村の「カフェ・べスパ=Cafe Vespa」

テガランタン村の「ビー・サイド=bside」と渡り歩いている。

店名の由来を聞くと・・・

オーストラリアでケーキ学校に通っていた時のことだと、彼女は過去を振り返った。

友人から、”Sumie”のスペルが”Smile”に似ていると告げられたのが、記憶に残っていたと言う。

《 Smile 》お客様を笑顔にできる商品を作りたい、という思いから決めたようです。




この日は、ボロネーゼのペンネを食した。

もちろん、私の好きな味。

小さい小さい店なので、腕前のほどを充分の発揮できないでいるでしょう。

将来、屋敷の敷地に、もう少し大きなワルンをオープンしたいと希望を語ってくれました。

期待&応援しています。

コロナ禍の今は、マルシェ(市)にケーキを出店して、経営を維持しているそうです。

■定休日:年中無休(マルシェは不定期)

(祭礼日などの都合で休むことがあるようなので、要・予約。ケーキなども予約するといいですよ)

■営業時間:午前11.00〜午後6.00

■Phone:081237667646

*小さな店ですが、トイレはあるのでご安心ください。

《 徘徊老人の食堂レポ @ワルン・スマイル 》



posted by ito-san at 16:53| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月08日

ギャラリー・ブンブンの開設!(359)

コロナ禍で、バリ人の多くが困窮している。

サナ氏家族もそのひとつだ。

そんな彼らを応援できないものか。

応援しながら、自分にも幾らかの収入になる方法はないものかと思考した。

そうして思いついたのが、バリ絵画を販売するギャラリーだった。

まず初めに、グスティ・サナ氏と三男カデッ氏の作品を紹介したいと思います。

まだ準備中ですが、わたくし伊藤がセレクトした作品の数々です。

販売は、FACEBOOK・UBUD-ian(https://www.facebook.com/ikariachohatu)のショップを利用させてもらうつもりです。

準備が整い次第、報告致します。

もうしばらく、お待ちください。


イ・グスティ・プトゥ・サナ(I Gusti Putu Sana)

プンゴセカン村在住。

サナ氏は、独特の図法で傑作を次々と生み出している、優れたアーチストだ。

描く絵は、幻想的。

バリのおとぎ話からテーマをとり、竹ペンとチャイニーズ・インクで、細かいディテールまで丁寧に描きあげる。

カエルの絵もユニークだ。

ちょっとグルテスクにも見えるカエルが、ラーマヤナ物語のヒーローになったり、バリ舞踊の衣装をつけた踊り娘になったりする。

バリ絵画を紹介した本にも、サナ氏の絵は必ず載せられる。

サナ氏の絵に魅せられた外国人のファンは多く、海外から「また、描いてくれ!」と注文がくる。

スタジオに行けば、その数々の傑作を見ることができる。

次男のカデッ氏の作品も、同時に掲載しました。

気に入った絵があれば、良心的なプライスで譲ってくれる。

是非、立ち寄ってみてください。





Gusti Sana

■タイトル:タントリ寓話・Tantri (Sana-001)
Sana-001.JPG
サイズ:W22.8cm×H30.6cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 30,000円

■タイトル:カーマスートラ・Kama sutra(Sana-002)
Sana-002.JPG
サイズ:W23.6cm×H27.1cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:25,000円

■タイトル:薪拾い・Cari kayu bakar(Sana-003)
Sana-003.JPG
サイズ:W17.3cm×H24.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:15,000円

■タイトル:カーマスートラ・Kama sutra(Sana-004)
Sana-004.JPG
サイズ:W16cm×H23cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:男性舞踊・Menari(Sana-005)
Sana-005.JPGサイズ:W16cm×H22.6cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 14,000円

■タイトル:蛙のレゴン舞踊・Kodok menari legong(Sana-006)
Sana-006.JPG
サイズ:W15.4cm×H21.4cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙のオレッグ舞踊・Kodok menari oleg(Sana-007)
Sana-007.JPG
サイズ:W19.7cm×H24cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙の妊婦・Kodok hamil(Sana-008)
Sana-008.JPG
サイズ:W14cm×H19cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:タントリ寓話・Tantri(Sana-009)
Sana-009.JPG
サイズ:W16.4cm×H20cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kodok kecak(Sana-010)
Sana-010.JPG
サイズ:W10.6cm×H12.3cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙の薪拾い・Kodok cari kayu bakar(Sana-011)
Sana-011.JPG
サイズ:W17.3cm×H19.8cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:タントリ寓話・Tantri(Sana-012)
Sana-012.JPG
サイズ:W15.4cm×H12.2cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kodok kecak(Sana-013)
Sana-013.JPG
サイズ:W19.3cm×H30cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:20,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kodok kecak(Sana-014)
Sana-014.JPG
サイズ:W21cm×H28.3cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 20,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kodok kecak(Sana-015)
Sana-015.JPG
サイズ:W22.6cm×H27.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 20,000円

■タイトル:シータ姫・Dewi sita(Sana-W001)
Sana-W001.JPG
サイズ:W10.3cm×H12.3cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 13,000円

■タイトル:ガネーシャ神誕生・Lahirnya ganesha(Sana-W002)
sana-W002.JPG
サイズ:W10.7cm×H17.1cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kecak kodok(Sana-W003)
Sana-W003.JPG
サイズ:W10.7cm×H17.1cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:蛙のケチャ・Kecak kodok(Sana-W004)
Sana-W004.JPG
サイズ:W12cm×H15cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:15,000円

■タイトル:蛙の儀礼・Upacar kodok(Sana-W005)
Sana-W005.JPG
サイズ:W11.6cm×H14.7cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:タントリ寓話・Tantri(Sana-X001)
Sana-X001.JPG
サイズ:W25.5cm×H18.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円

■タイトル:曼荼羅・Mandala ikan(Sana-X002)

Sana-X002.JPG
サイズ:W20.2cm×H14.8cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 15,000円


Gusti Kadek

■タイトル:タントリ寓話・Tantri (Kadek-001)
Kadek-001.JPG
サイズ:W20cm×H30cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 8,000円

■タイトル:スタサモ物語・Sutasoma(Kadek-002)
Kadek-002.JPG
サイズ:W23cm×H30.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格: 6,000円

■タイトル:双子・Anak kembar(Kadek-003)
Kadek-003.JPG
サイズ:W24cm×H35.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:8,000円

■タイトル:マハバラータ物語・Mahabrata(Kadek-004)
Kadek-004.JPG
サイズ:W24cm×H35.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク&アクリル
価格:8,000円

■タイトル:市場・Pasar tradisional(Kadek-005)
Kadek-005.JPG
サイズ:W25.5cm×H38cm
素材:アート紙+チャイニーズインク&アクリル
価格:10,000円

■タイトル:魔術・Magic(Kadek-006)
Kadek-006.JPG
サイズ:W27cm×H38cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:8,000円

■タイトル:ガドル女神・Dewi gadru(Kadek-007)
Kadek-007.JPG
サイズ:W26.5cm×H39cm
素材:アート紙+チャイニーズインク
価格:10,000円

■タイトル:ガネーシャ神・Tenung gana(Kadek-008)
Kadek-008.JPG
サイズ:W39cm×H28cm
素材:アート紙+チャイニーズインク&アクリル
価格:10,000円

■タイトル:ガルーダ神・Garuda(Kadek-009)
Kadek-009.JPG
サイズ:W29.5cm×H39.5cm
素材:キャンバス+チャイニーズインク&アクリル
価格:10,000円

■タイトル:聖獣バロンバンクン・Barong bangkung(Kadek-010)
Kadek-010.JPG
サイズ:W35cm×H45.5cm
素材:アート紙+チャイニーズインク&アクリル
価格:20,000円

■タイトル:ジョゲッブンブン舞踊・Joget bunmbung(Kadek-011)
Kadek-011.JPG
サイズ:W40cm×H50cm
素材:キャンバス+チャイニーズインク&アクリル
価格:20,000円


posted by ito-san at 19:32| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月04日

第6弾:徘徊老人のハイカイ先は? (358)

あけましておめでとうございます。

徘徊老人シリーズ・21回から24回までの4回が、たまったので第6弾として掲載します。

お付き合いください!



《 第21回:徘徊老人@モンキーフォレスト入口界隈 》

モンキーフォレスト旧入口付近にある、ビスマ通に抜ける道。

車が通り抜けできるようになるれば、モンキーフォレスト通の渋滞が緩和されるはず。

と、叫ばれて何年になるか?




《 第22回:徘徊老人@ガング・ソカ 》

ガング(Gang)は、家と家の間の狭い通路のこと。

ガング・ソカ(Gn.Saka)って、何処?

ほとんどの方は知らないと思いますので、是非、ご覧ください。

ウブド大通りからの横道。

知る人ぞ知るサテ・バビ屋の露店が出る小道。




《 第23回:徘徊老人@サッカー広場東側・モンキーフォレスト通り 》

サッカー場の正式名は、アスティナ広場。

広場の東面に、人気のレストランが数件あった。

特に「デリキャット=DeliCat」は、人気が高かったですね。

さて、今はどうなっているかな?




《 第24回:徘徊老人@小学校北横・モンキーフォレスト通り 》

小学校横の道を入る。

老舗バンガローの「 OKA WATI」、評判の高い「Beji Ayu Spa」がある通りです。




いかがでしたか?

そろそろ徘徊する路地が少なくなってきました。

残り何回、紹介できるかな。

今年もよろしく、お願いいたします。



posted by ito-san at 17:16| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする