2021年09月28日

ロジャー( Pak Roja)家・長男の結婚儀礼!(381)

ロジャー( Pak Roja)家・長男 "Ketut Adi Sumindra君" の結婚儀礼!

1990年5月から1991年4月までの1年間、お世話になったロジャーズホームステイ。

私のウブド長期滞在の原点となったホームステイだ。

居酒屋・影武者の開店を決断した場所でもある。

スマララティのリーダー・アノム氏の屋敷からの帰り、ロジャーズホームステイの前を通った。

どちらも、カジェン通りの住人だ。

ロジャーが屋敷から出てきた。

「息子が、今月(10月)23日に結婚するので出席してくれないか?」と声をかけられた。

30年の時を経て、一つに区切りのようなタイミングで招待されたのだ。

2週間後だった。

「もちろん、出席させていただきます!」と答えた。


高僧プダンダの儀礼が始まる予定の午前10時に、間に合うように出掛けた。

久しぶりにバリ正装に身を包み、眠い目をこすりながらバイクを飛ばす。

バリでは、後継の男児の誕生は、使命の近い願望だ。

男の子が生まれたら丸坊主にすると、村人に約束して、見事な坊主頭になった。

三姉妹のあとに誕生した待望の男児だ。

自宅での結婚儀礼が初となる、ロジャー夫妻の喜びようが手に取るようにわかる。

面影が薄くなってしまった三姉妹は、眠いのもあって気づかず、挨拶もなし。

私がロジャーズを出てから生まれた長男は、初対面である。

ロジャー家族に、幸せが訪れますように願っています!



posted by ito-san at 13:59| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ウブドのカフェ&レストランのデザイン的傾向!(380)

ウブドは年々、都市化&近代化してきている。

都市化するということは、生活が便利になること。

時代とともに変化していくことは、自然だろう。

しかし、便利が良いとは限らない。

私にとって都市化は、褒め言葉ではない。

都市化していくことは仕方がないが、没個性になって欲しくない。

世界中の情報が共有できる時代となり、世界中に類似したものが溢れ出す。

どこへ行っても、同じようなデザインの建築が見られるようになる。

「あれっ、ここは東京、それともニューヨーク?」

ご多分に漏れずウブドも、どこかで見たデザインがはびこるようになってきた。

ウブドは観光地。

どこの観光地にいっても同じような街並みが目に入る、そんなつまらない観光地になって欲しくない。

古都・京都とまでは言わないが、一目でウブドとわかるような、ウブドらしい意匠を見つけて欲しいものだ。


黒色のアルミサッシが普及し、多用されるようになったのか。

ウブドでは、5年ほど前から黒枠格子の店が増えた。

昨年(2020年)あたりから、この黒枠格子に加えて、セメン仕上げの店が増えている。

コンクリートの打ちっ放しに似た仕上げだ。

現場打ちコンクリートの上に塗装・タイル・石張りなどの仕上げ工程を省き、型枠を外した直後のむき出しのままの状態の下地的存在をもって仕上げとする。

型枠を止めていたボルトの跡が、デザインの決め手である。

日本で80年代に流行っていた、デザイン手法。

無機質な感じが受けたのだろう。

型枠代は、塗装・タイル・石張りなどの仕上げより嵩むこともある。

バリの場合は、型枠の打ちっ放しではなく、ブロックの上にセメントを塗って仕上げている。

もしかする、グレーを塗っているかもしれない。

なにはともかく、そんな都会的デザインがウブドに溢れ出してきた。

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posted by ito-san at 09:15| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月20日

10年ぶりの口内炎になって、考える(379)

口内炎になった。

下唇の内側に、白い斑点が一つ。

子供の頃にはよくなり、3〜4個と増えていくのに、怯えていた。

ウブドに来てからの30年の間に、2度ほどなっている。

今回は、10年ぶりほどか。

グーグルで検索すると、口内炎には数種あるようだ。

ストレス、疲れによる免疫低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2)からくる口内炎。

身体に、変調をきたしているのかな。

睡眠不足か、それともストレスでもあるのか。

どちらかと言えば、睡眠不足かもしれない。

栄養のバランスは「和食・影武者」で、調整されているので心配はない。

子供の頃の原因は、栄養不足だったのだろう。

口内に傷がつくと、なるとも聞いている。

歯磨きも傷をつけるほど、激しく磨いていないが。

口を開けて寝ていることがあるようなので、口内が乾燥して傷つきやすくなっていたのかもしれない。

今のところ、食事に差し支えるほど痛くないので問題はないのですが、この先、食事ができなくなるほどに酷くなるのは嫌だ。

増殖する前に、退治してしまわないといけない。

ということで、プリアタンの薬局(Kimia Farma)に薬を求めに行く。

ビタミンを勧められたが、飲み薬は嫌いなので断った。

塗り薬を購入(Rp127,000-)。

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口内炎にはビタミンBが良いらしいので、ビタミンBが豊富に入っているインスタントドリンクを買いました。

バニラ味のエネルゲン。

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口内炎になりましたと、フェイスブックに投稿すると。

皆さん経験しているようで、多くの友人から治療法・アドバイスのメッセージが届いた。

1)漢方薬「半夏瀉心湯」

2)ビタミンB

3)寝不足が一番悪いかもです

4)ミネラルウォーターでうがい

5)ボカシが効く

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ボカシは私の常備薬。なぜか今回は気ずくことなく薬局に飛び込んでいる。かなり焦ったのだと思われる。

6)重曹でうがい

7)塩うがい。粗塩とお水で。濃い塩水うがい

8)リステリンでうがいすると良く(リステリンが何か、私は知らない)

9)アノムさんからは「Ini Obat bagus utk Sariawan」、サリアワンという薬が効くといって使いかけの写真を送ってきてくれた。家族の誰かが、口内炎になったんでしょうね。

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皆様、アドバイスありがとうございます。

感謝です。


薬局で購入した薬で、3日ほどで完治しました。

薬はまだ残っています。

忘れたころに、また口内炎になるんだろうな。

その時には、残った薬を使うのかな、常備薬のボカシを使うのかな。

今回の原因は、疲れ、ストレスのどちらか。

今後は、疲れないように、ストレスを溜めないように、生活改善に努力します。

心配かけました!

posted by ito-san at 19:51| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月13日

リンディック(竹琴)を習うの終了編(378)

昨年の11月末から習い始めたリンディックは、年を越して9月に入った。

〈2020年12月25日:■リンディックを習う(357)http://itosan-ubud.seesaa.net/article/479194688.html

習い始めは何度も動画をアップしてたのに、その後、見かけなくなったので、挫折したと思った人も多いと思う。

私自身もいつやめようか、といつも考えていた。

好きな日に好きな時間で、週に1〜3回のペースで先生宅に伺って、自主トレしている。

一回の練習は、一時間。

わからないところがあれば、カデッ先生に聞くというスタイル。

強制的でないことで、飽きがこない。

プログラムがないので、ダラダラする危険がともにますが。

人から習うことが苦手な私の学習方法です。

こんな方法で、なんと足掛け10ヶ月、リズミカルじゃないが、やっと曲を覚えた気になるところまできた。


リンディックは、主旋律を奏でるポロスと、裏打ちと言われるサンシの2台で演奏されるガムラン形態。

縦笛が加わることが多い。

私の習っているのは、ポロスのパート。

終わってみると、一曲はなんとたったの1分11秒だった。

短い曲を、繰り返し演奏をするわけです。

10分でも20分でも、好きなだけ演奏が続けられる。

聴くと簡単な曲だ。

こんな簡単な曲に、どうしてここまで四苦八苦したのだろうと思うほど。

2台で演奏すると音に幅ができ、心地よい音色になる。

リンディックは、瞑想用BGMのCDがたくさん販売され、YouTubeにも、たくさん紹介されている。

サンシは難しそうだ。

裏打ちも習う必要があるだろうと、カデッ先生に「習いたい」と伝えると、難しいから止めなと言われた。

ポロスをよそ見しながらでもひけるようになるまで練習をしたあと、動画に撮ろうと思っていたのですが、いつになるかわからないので、とりあえず一区切りとして動画に残すことにしました。

その動画が、これです。

未熟でお聴き苦しいですが、4分34秒、我慢してお聴きください。



出足でコピ・バリが届いたので、画面から離れています。

大抵はお母さんが持ってきてくれるのですが、この日は儀礼に参加していていなかったようで、当主セナ氏が自らコーヒーをいれて持ってきたくれた。

私は、恐縮して受け取りに行く。

コピで一服しながらの練習。

そんなひと時が好きで、通っているようなところがある。

途中、メロディーを忘れて固まってしまいました。


終わりの見えないリンディックの練習、これからどうしよう。

止めてしまうか、新しい曲に挑戦するか、悩んでます。

まずは、カデッ先生にお願いして、サンシとのデュエットに挑戦するか。


posted by ito-san at 14:49| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月08日

スアール・アグン @ オンライン・ライブ(377)

ジェゴグ・スアール・アグン歌舞団を応援することにした。

スアール・アグンの虜になった話は「2021年8月13日:■ジェゴグ "スアール・アグン" を応援しよう!(373)」に投稿したので、そちらをお読みいただけると嬉しいです。
http://itosan-ubud.seesaa.net/article/482905370.html

ジェゴグの解説は「芸能解説「ガムラン・ジェゴグ(jegog)」を参考にしてくださると有難い。


団長のスウェントラ氏が、2018年5月10日に永眠(享年69歳)して以来、サンカルアグン村の村人で構成されているスアール・アグンの演奏活動は停滞していた。

後継者である長男グデ・オカ氏の渡米の影響も大きい。

さらに、コロナ禍が追い討ちをかけている。

今回のイベントは、在米のグデ・オカ氏の協力も仰ぎながら、有料オンライン・ライブを開催することになった。

日程は、9月26日と決定。

会場は、バリ西部ジュンブラナ県の県庁所在地ヌガラ・サンカルアグン村スウェントラ氏邸。

「アパ?情報センター」主催のジェゴグツアーで、通い慣れた会場だ。


会場の下見とガムランメンバーとの打ち合わせのため、5日の日曜日、現地に出向くことにした。

朝9時、「和食・影武者」前で集合。

メンバーは、オンライン・ライブにはかかせないヒデさんと、アパ?情報センターのワヤン君、ワヤン君の友達で運転手兼撮影助手のクトゥト君と私の4人。

私のヌガラ行きは、スウントラ氏の葬儀以来。

ヒデさんは初、ワヤン君はいつ以来なのだろうか。

一路、ジェゴグの故郷ヌガラ・サンカルアグン村に!

1時間ほどで着いたソカの海岸で、下車。

ヒデさんは、ドローンを飛ばす。

2時間ほどで、ランブット・スゥイに到着。

ここでは、交通安全祈願の聖水を頂く。

昼12時、目的地に到着。

3時間のドライブでした。

スウェントラ氏の娘・マハデワさんと旦那様のスルヤさん、スアール・アグンのメンバーが迎えてくれた。

コピ・バリを啜りながらミーティング。

一番心配していたネット環境だが、電話が撤去されているのでWiFiモデムは設置されていなかった。

ウブドより電波状況が良好のようで、オンラインはスマートフォンのルーターを使用することにした。

ライブ会場となる奥庭は、人の出入りが少ないためか荒んでいた。

竹筒楽器には、蜘蛛の巣が張り、痛みの見えた。

私の心も痛んだ。

メンテナンスとチューニングは必要だ。

みなさん、ガムラン保存費1000円の援助をよろしくお願いします。

19日は、朝からチューニングして、夕方から練習することになった。

練習は、24日もある。

練習風景は、無料オンライン・ライブ配信する予定です。

本番開演は、夕方6時30分。

夕陽を背景にして始まり、夜になって明かりを灯す。

初期の公演での照明は、ストロンキング(ケロシンランプ)を使っていたが、現在はスポットライトを使用している。

懐古趣味として、ストロンキングを数台の準備して欲しいとお願いした。

次回は、19日(日曜日)の練習日に、お邪魔します。

以上の決め事をすませ帰路についた。

「ジェゴグ ”スアール・アグン” を応援しよう!」
https://www.facebook.com/groups/809184189782210/posts/832418307458798

申し込みはこちらから
https://peatix.com/event/2823985/view

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1991年のポスターと思われる

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坂東玉三郎さんが写っている

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スタッフの元気な姿が見られた


鳥居さんのYouTubeに、出演させていただきました。




posted by ito-san at 14:41| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする