2022年01月29日

(Booster)新型コロナ・ウイルス感染症ワクチンの3回目接種(403)

私の滞在するインドネシア・バリ島は、新型コロナ・ウイルス感染症ワクチンの3回目接種に入っている。

「2回目の接種も終わっていない人もいるのに、どうして?」という声も上がっていると聞く。

3回目のワクチン接種のことを、ブースターと呼ぶらしい。

何故だかは、わからない。

私の場合ブースターといえば、ブースター・ケーブルを連想する。

バッテリーが上がってしまった時、充電に使う、大きなクリップについた赤と黒のケーブルのことだ。

最近の車は、バッテリーがあがることもないようだから、知らない人も多いかな。

中古車ばかり乗っていた私などには、よくある話で、ブースター・ケーブルはスペアタイヤ同様の常備品。

時には、よそ様のお助けをすることもあった。

ブースター・ケーブルを知らない人は、グーグルで調べてちょ!


話をもとに戻しましょう。

我がプンゴセカン村の3回目接種は、昨日(1月25日)から実施されたようだ。

ようだと、他人事のように言うのには、こんな理由がある。

この日、我が村の某家に嫁いだ日本人女性のP子さんから電話が入った。

「伊藤さん、ワクチン接種、終わりましたか?」

近々あるとは聞いていたが、まさか今日だったとは。

大家さんが教えてくれるはずと思い込んでいたので、知らせを聞いてビックリ。

連絡がなかったからといって、彼らの責任ではない。

外国人としては、常に自身で注意をはらっていなければいけないこと。

「いや、行ってません!」と返事をした。

「そうしたら明日、パスポートと前回接種した時にもらった書類を持って、集会場に行ってください」

「書類は、ないかもしれない!」

「明朝8時からですが、ワクチンが足らなくなることがあるので、なるべく早起きして行ってください。書類は、私がなんとかします」

こうして電話は切れた。

P子さんは、いつも気にかけてくれている。


パスポートのフォトコピーを探していて、書類(kartu vaksinasi covid-19)を見つけた。

P子さんに、書類があったことをメッセージで送る。

"よかった。それがあれば完璧です"

その後は、メッセンジャーで交信。

”今のうちにパラセタモール(解熱剤)を、用意しておくといいかもしれません”

”伊藤さん、新情報です。明日のマス村のワクチンは各バンジャール開催ではなく、今日受けられなかった人を一箇所に集めて開催されるそうです”

”ここに朝行って下さい、8時からです。無くなったら終了になっちゃいますので”

”ワクチン&副反応との戦い頑張ってください”

会場がプンゴセカン村からマス・タルカン村に変わったことを教えてくれ、親切にも解熱剤の心配もしてくれた。


明朝、会場に8時20分前に到着。

集会場に数人の村人がいる。

その一人に「ワクチン接種に来たのだが、受付てくれますか?」と尋ねた。

「ワクチンが足らないので、外国人にはまわらないなよ」冷たい一言が返ってきた。

「もしかして、あまるかもしれないよね。待っていたいのですが、ダメですかね?」

男性は困った顔をして、仲間に話しかけた。

仲間には「今日は、村人300人のところ、ワクチンが250。待っていても駄目だよ」と念を押された。

これ以上食い下がっても無理だろうと、次の機会を待つことにした。


カワン村のルミカさんが座っていたワルンに立ち寄る。

来る途中で見つけ「後で寄って行け」と言われたのだ。

朝は、いつもここでコーヒーを飲んでいると言う。

コーヒーを飲みながら、P子さんにメッセンジャー。

もう一人、日本人友人が接種に向かう予定になっていたので、事前の報告をと考えての連絡。

”今、マスに着いた”

そして、集会場でのやり取りを報告。

”ええええええええ、ひどい。昨日ニュークニンでめっちゃ外国人打ってたのに”

”マス村に住んでるのに?と聞いてみてください。在住者は外国人でも関係ないはずなのに酷すぎる”

”あー旦那も今、裏で手を回してくれましたがワクチンの本数が足りないと言われてこれは仕方がないと言っています”

下宿に戻り2度寝に入る。


10時53分:スマホが鳴った。

由美さんからだ。

「影武者のスタッフの旦那様から連絡が入って、ワクチンを接種することができるけど、どうする」と聞いてきた。

私は、ほとんど諦めていた頭を、このチャンスを逃す手はないに切り替え「今から行きます」と応えた。

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集会場の受付で「イトウサン!」と声を掛けられた。

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早朝に、夫妻で私の姿を見つけ、心配して手配してくれたようだ。

旦那様のコマン・スリアナさんは、この村の出身者。

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血圧検査の時、前回接種したワクチンの名前を聞かれた。

「忘れた」と答えたら、ファイザーですかモデルナですかと二者択一を迫られたので、ファイザーと答えた。

別に、問題はないですよね。

11時10分:接種終了。

カメラはセルフィにしなさいと指示する、医療従事者。

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ワクチン接種3回目、紆余曲折はありましたが、皆様の協力のもと無事終了した。

副反応が不安。

解熱剤は購入済み、食べ物・飲み物も確保。

接種3日後、まったく副反応もなく無事経過することができました。

全てに感謝!

posted by ito-san at 02:28| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月25日

アタ製バッグを探せのミッションを受ける!(402)

「アユちゃん姉妹の買物代行」に、ミッションが届いた。

http://informationcenter-apa.com/agen_belanja.html

コロナ鍋での貴重なオファーだ。

えっ、禍じゃなくて、鍋と書いちゃった?

冬になって、鍋の季節だからね、間違えることもやるよね。

それも、寄せ鍋。

コロナ禍の中での鍋。

あなたなら、何を具にしますか?

例えば、オミクロン蕪、アビガンもどき。

デザートには、アベノ・マスクメロンってか。

日本各地で雪が降っているようですね。

雪下ろし、大変でしょうが、励んげください。

メールには、アタ製の円筒のカゴが写っていた。

アタは、インドネシアに自生するシダ科の植物のこと。

水草の蔓(つる)で編んだカゴは、バリ島土産の人気アイテム。

40年ほど前に、トゥガナン村のひとりの村人から始まったと言われている。

(バリアガ・トゥガナン:http://informationcenter-apa.com/kb_bali_aga.html

蓋に穴が空いているところをみるとダストボックスか?

縁あって、私は買物代行の手助けをしている。

彼女たちに任せる前に、私は下調べをすることにした。


まずは、ハヌマン通りにあるアタの店「Dari mana」のオーナーに、メッセンジャーで問い合わせた。

現在、コロナ禍で休業中。

在庫なしの返事で、 トゥガナン村の友人に問い合わせてくれている。

今のところ、トゥガナンからの返事はないようだった。


続いて、ウブドの南に位置するロットゥンドゥ村に向かう。

ネットで探すと、日本人に人気のアタ専門店が紹介されていた。

間違えて入った店は「DeDe Ata Handcraft」。

円筒のカゴは、業界ではティッシュ・ボックスと言う名称のようだ。

トイレットペーパー・サイズのボックスはあるが、オファーのあった物は在庫なし。

仕入れ先に連絡してもらったが、そこでも在庫なし。

コロナ禍でテゥガナン村も休業しているところが多く、作る予定なしとの返事。


続いて、ロットゥンドゥ村「Bali Handy」。

ネットで見つけた店は、ここだった。

ホームページには、オファーと同じ商品が写っている。

これで、もう安心だと思ったのも束の間、スタッフの「在庫がありません」の言葉にガッカリ。

10ケ以上なら、注文を受けるとのこと。

もう打つ手はない。




ダメ元で、久しぶりに「ウブド公設市場」を巡回。

2021年当初のコロナ禍より、開いている店が増えている。

売り子さんの「いつ帰ってきたの?」の声に振り返るが、知らない人。

これは、キャッチ言葉か?

店番のおばちゃんの「買って〜!」の切ない声に、買わなくてもよかった物を買ってしまった。

「Wayan Mas」で、ついに発見。

と喜んだのも、これまた束の間のぬか喜び。

色と蓋の形状と編み模様が違った。

オファーの商品は、かなりクオリティの高い商品だ。




望みは、テゥガナン村の友人が写真を頼りに在庫を探し当ててくれるかだ。

(私が現地に行くよりは、確かだろうと思う)

もうしばらく、連絡を待つことにする。

結果、ミッションは果たせなかったが、大いに勉強になった。

今後ともよろしくお願い致します。

注文、承ります!

posted by ito-san at 17:39| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月14日

メンバーカードお持ちですか?@デルタ・デワタ(401)

自慢じゃないが、ある時期から銀行のキャッシュカードが作れなくなった。

日本で、まともに働いていなかった証拠です。

キャッシュカードもクレジットカードも持てない男。

信用されない男の烙印を押された感じ。

不便に感じなかったのも、作らなかった理由かもしれない。

ウブドに滞在するようになって、現金で持っていることに不安を感じ、銀行に預けることにした。

通帳を作ると同時に、デビットカードも作成。

プラスチックカードに憧れていたので嬉しかった。

友人たちの財布には、たくさんのカードがはいっている。

銀行のカードばかりじゃないようだ。

現在は、カードの時代と言われている。

えっ古い!

もう、スマホ決済の時代です、よってか。

私は、大きく取り残されているようだ。


昨年10月、スーパー「クランディ(Clandy's)」のメンバーズカードを作った。

http://itosan-ubud.seesaa.net/article/483921053.html

残念なことに、パウチッコのカードだった。

カード入れには入らない大きさ。

これなら、アパ?カード、アンカサ・カード、ウブド本交換会カードと変わらない。

いやいや、割引になっているので嬉しいカードには違いない。


昨年末に、スーパーマーケット「デルタ・デワタ」のレジで「メンバーカードお持ちですか?」と聞かれた。

毎回、聞かれるのですが、今回はコロナ禍でレジ業務が空いていたからか、熱心にすすめてくれた。

こうして「デルタ・デワタ」のメンバーズカードを入手した。

生まれて始めてのメンバーズカードだ。

こちらは、クレジットカード大のプラスチックカード。

財布のカード入れに収まる。

これが欲しかった。

現在、銀行のカードとインドネシアの免許証といっしょに収まっている。

メンバーズカードは、ポイントを集めて、景品がもらえるという。

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2022年1月12日、レジの女性が、いつものようにメンバー・カードの掲示を求める。

すでに数回使っているので、慣れた手つきで提出。

レジの女性が「景品をもらってください」と伝える。

私の買物は少量だし、期間も短いのでポイントもたまっていないだろ。

「今回は、いいです」と答えると、とにかくカウンターまで行ってくださいと言う。

石鹸が二つ、私の掌にのった。

生まれて始めての、ポイントでもらった景品。

頬が緩んだ気がした。

deltadewata.jpg

posted by ito-san at 18:52| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月04日

ミニ・コンテナ・ショップ「寿司ケイ(sushi Key)」(400)

コロナ禍で、一部の層を除いて、世の中は不景気。

私の滞在するバリ島は、観光収入に頼っている島。

島民の多くが、少なからず観光業に関わっている。

状況は理解していただけると思うので説明しませんが、解雇される人が続出した。

ローカル・ビシネスだからといって安泰ではない。

これだけ不景気だと雇用もない。

バリ人としては、とりあえずの現金収入の手段はないかと考える。

贅沢品には見向きもしないだろうから、生活必需品か食品だよね。

といったわけだろう、ナシ・ジェンゴ(おやつ的、小ぶりのナシ・チャンプール)の露店が沿道のあちこちに出現した。

様々なビジネスの中から、腹を満たす商いを考えたのだ。

バリ人の底力を見せつかられた思いだった。

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今は、日本食ブームのようである。

世界中で日本食ブームだと言う、人もいる。

ウブドにも、ラーメン屋、寿司屋が出店している。

日本食をメニューに出す、レストラン店も増えた。

プンゴセカン村からニュークニン村に抜ける道、「カフェ・トピ」の前に、ミニ・コンテナ・ショップ「Sushi key」が11月にオープンした。

ミニ・コンテナ・ショップは、移動可能な店舗だから、立地条件の良い場所を探して出店できる。

この頃、増加しているようだ。

オーナーはバリ南部に一号店を出したあと、二号店としてウブドの出店したようだ。

「Sushi key」 は、寿司ロールで頑張っている。

ウブドで、寿司ロールのミニ・コンテナ・ショップは初お目見えだ。

バリ人の娘さんが、私より上手に巻き寿司を巻いていた。

sushi_key1.jpg

私と比較しては失礼か。

ツナも炒めていて、生ものはメニューに出していないようです。

応援したくなりますよね。


sushi_key2.jpg

*価格:Rp20,000-〜Rp32,000-

*営業時間:12.00pm〜21.00pm






posted by ito-san at 17:28| Comment(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする