昨年12月末のある日、出掛けようとする私に、大家の息子が、声をかけてきた。
「ボスが会いたいと言っている!」
前置きもなく唐突だったが、彼の勤め先がグリーンフィルドなのは知っていたので、推測はできた。
グリーンフィルドは、プンゴセカン通りにある、美しいライスフィールドが見られる人気の高いバンガロー 。
和食・影武者がプンゴセカン通りにあった頃、近くだったことから顔見知になった。
影武者が開店する1991年以前にバンガローとしてオープンし、30年の間に ホテルにイメージチェンジしている。
ボスの名前は、サンタナ。
正式には、デワ・マデ・サンタノ(Dewa Made Santana)。
ギタリストのカルロス・サンタナとは、何の因果もないようです。
これより数日前に、道ですれ違った時「ラワールを食べに来い!」と誘われていた。
お呼びがかかったからには、行かねばなるまい。
サンタナ氏の屋敷は、私の住む下宿と同じ通りで、100メートルと離れていない。
屋敷の隣にホテルが建築中だったのは、遠目に見て知っている。
新しいグリーンフィルドが建つのだろうと思っていた。
記憶にある屋敷を通り越して、なぜか私は、ホテルのゲートを押していた。
そこは、サンタナ氏の絢爛な豪邸だった。
家族で作ったラワールを振る舞われ、昔話に盛り上がった。
現在、ホテルは息子さんに任せているそうです。
サンタナ氏は、スマートフォンも持たない、私よりインターネットの音痴だった。
何の相談もお願いもされず、ご馳走になって帰ってきた。
きっと、孤独老人に気を配ってくれたのだろう。
年が変わって2022年2月、グリーンフィルド・リゾートを訪れた。
コロナ以前に、下宿とサンタナの屋敷との間を抜けたところに、グリーンフィルド・リゾートがオープンしている。
コロナ禍で、何か協力できることはないかと考えて、ソーシャル・メディアで応援することにした。
応援すると言っても、下宿に長期滞在者している私はホテル情報に疎く、宿泊情報をお伝えすることができない。
私の情報は、単に見たままをお伝えするだけです。
興味のある方は、自力で検索してくださいね。
豪邸と似た装飾が目につく広いエントランスホール。
フロントのデワ君
まだ、YouTubeに動画がうまくリンクできません。
とりあえず、これをクリックしてご覧ください。
https://www.youtube.com/embed/FnhBF12_Zts
プールは、パケット価格Rp5万で利用できる。
特大タオル&アイスティ&フレンチフライがつく。
バリにいて、何年振りかに泳ぐ、この不思議。
強い陽射しの午後、優雅にスイミング。
南国の暑さを満喫。
久しぶりに、リゾート気分も味わった。