ひと月ほど前にアンドン通りを散歩した時から、「グヌン・ムルタ・バンガロー」のことが気になっていた。
1990年代初頭、知人が泊まると、訪ねて行ったことのある宿だ。
1988年創業で、多くの日本人が定宿にする人気のバンガロー。
オーナーのイダさんは、サヌールのバリ・ビーチホテル(現在のインナ バリ ビーチ ホテル)に、20年ほど務めた後、フリーランスの日本語と英語のガイドになった。
(バリ・ビーチホテルは、日本の戦争賠償金によって1966年に完成)
私も1980年頃、近畿ツーリストのパック旅行で泊まっている。
バリ・ビーチホテルに日本人観光客が多かったからだろうか、イダさんは日本語が堪能です。
イダさんは勤務後の夜、グヌン・ムルタ・バンガローのスタッフに、日本語を熱心に教えていた。
アパ?情報センターのワヤン君も、イダさんの教え子のひとりだ。
イダさんは、日本人じゃありません。
知ってますよね、ゴメンなさい。
プダンダ(高僧)階層なので、イダ・バグースの称号で呼ばれています。
日本人のお客様は「イダさん」と親しみを込めて呼んでいる。
コロナ禍をどう乗り切っているか?
協力できることはないか?
そんな気持ちから、イダさんに会いたくなった。
「グヌン・ムルタ・バンガロー」は、ウブド警察署の西隣りにある。
20年ぶりの訪問。
会話は尽きず、2日続けて訪ねることになり、イダさんの作るブブール(お粥)までご馳走になった。
そのイダさんとの会話の中で、プリアタン村のプトゥ君が、レストランをオー プンしたこと聞いた。
プトゥ君は、日本の旅行会社に務めるために、日本語を勉強したかったようで、短い期間でしたが、居酒屋・影武者で働いたことがある。
大柄の体格で、ちょっと引っ込み思案なところがあった青年だと記憶している。
旅行会社を辞めた後は、実家の文房具屋とテガス村にプリント会社を経営している。
レストランの名前は「Kelapa Muda Ubud / Pool Bar & Kitchen」。
Kelapa Muda=クラパ・ムダ(若いココナッツ))
場所は、アンドンの十字路をマヤウブド・リゾート方面に北進すると、右に左にとS字カーブ がある。
S字カーブの右に、小川を渡る道がある。
そこが、クラパ・ムダに続く道。
土道を600メートルほど進むと、現れる。
田んぼの中に開店したレストラン。
駐車場エントランスは、左手にMASAKO石鹸の工場に繋がる小道がある。
右手に南下する道は、サワ・インダ通りと呼ばれる畦道。
進むと「ワルン・サワインダ」「トゥランブラン・バンガロー」「べ べ・テピサワ」に通じる。
なんでこんな不便な場所でと思ったが、出店理由はすぐにわかった。
「バリ島ウブド 楽園の散歩道」で紹介した道だった。
不便だから残っている風景。
日影にいると頬を撫でる風が心地よいです。
のんびり流れる時間も、ウブドらしい!
土地を贅沢に使った、インスタ映えするレストラン。
観光客が戻れば、人気のスポットになるだろう。
メニュー:インドネシア+アジア料理(料理に疎くて、食レポができないのでゴメンなさい)
営業時間:10am~7pm(レストラン利用者には、プール無料 )
まだ、YouTubeに動画がうまくリンクできません。
とりあえず、これをクリックしてご覧ください。
https://www.youtube.com/embed/Cuv29LrJCqQ