2022年07月09日

ウブドで一番最初にできたパダン料理店は「Sanak」!(439)

マサカン・パダン=ナシ・パダン(パダン料理)って、ご存知ですか?

州都パダン(Padang)を中心とした西スマトラ州を発祥とする伝統的な料理。

インドネシア国内、どこの街へ行ってもあるようです。

数人で入店して席に着くと、注文も取らずに、テーブルの上に少しづつ小皿に分けた料理が並ぶ。

その数20皿はある。

「これ全部食べきれないよぉ〜!」

初めての体験の時、インドネシアに不慣れな旅行者の我々に、これは押し売りかと不安になった。

みんなでシェアすればよいのだが、それでも食べきれるボリュームではない。

迷っている我々に「手を付けた皿の分のみ、後で精算する仕組みです」と店員が説明してくれた。

その後の食事は、心配ごとが吹っ飛んだ勢いで、食べるは食べるは。

脳みそのようなゲテモノ系を残して、ほとんど平らげた。

ウブド内のパダン料理店に、このシステムは見られないので、ご安心ください。

その代わり、皿の山の前で「コレとコレとコレ入れて」 と指差しチョイスしなければなりませんが。

私はインドネシア語ができないので苦労しますが、コミュニケーションはとれます。

次の動画は、レレ(なまず)の発音が悪くて、何度も店員に直されている私です。




料理に関して、まったくのオンチなので、解説はできません。

パダン料理の説明を書いた、古いメモがあった。

「料理はカレー味がベース。と言っても日本のカレー を想像してはいけない。もっとスパイシーに、もっとド辛くなっている」

「たいてい ココナツミルクを加えて煮込んであるのでコクがある」

なんて書いてあるが、どうやらそうではないらしい。

「和食・影武者」の大テーブルで、目の前に、料理に詳しい知人が座っていたので、聞いてみた。

煮込み、油で揚げた物、辛子のきいた物などなどと、さまざまなようです。

素材は鳥、魚、ナマズ、 ゆで卵、牛、野菜、エビ、イカなどなどと豊富で、さらに味付けを変えて何種もの品となる。

と説明されても、私には理解できない。

大盛りご飯の一皿に、選んだおかずに野菜を加え、さらに各種スープをかけてくれる。

これは、目の前で行われるので、私でも説明できる。

組み合わせが豊富なので、おかずを変えれば飽きないかもしれない。

友人(日本人)で、昼、夜、 一週間毎日食べていた人がいた。

一ヶ月食べても、飽きないと言っていた。

ちなみに、奥さんはジャカルタのインドネシア人。

私は、数ヶ月に一回というところか。

まったく、食べられない友人もいる。

24時間営業なので、真夜中に飢えた人々にとっては、開いててよかった「救いの場」である。

オダランで夜遅くなって、晩ごはんを食べそこねた時に、よく利用した。


そんなパダン料理屋のウブド一号店が「Sanak」です。

・Sanak.jpg
写真:1990年

ハヌマン通り・パダンテガル村に開店。

背景の樹木に、昔のウブドが彷彿される。

安くて美味しいと評判の店。

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現在、建物がかわっている。


そして、「Sanak」の食事風景レポです。



posted by ito-san at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする