知人のツイッターにアップされていた、ウブドでツーリストに人気のレストラン「sun sun warung」。
店名はワルン(warung)となっているが、価格はレストランレベルなので、レストランと呼ばせてもらいます。
ジュンバワン通りの老舗レストラン「バリ・ブッダ」の南隣にある。
ブログでも紹介されていて、気になっていたので、初の訪問。
レストランといっても、店舗があるわけではなかった。
屋敷を解放して食事を提供するスタイルのワルンは、これまでにもあったし、今でもある。
道沿いの店舗が繁盛して、拡張したいのだが、土地はないし、設備投資にも予算がかかる。
とりあえず、日常使っている棟のテラスを活用しようということになる。
テラスの利用が、意外と人気になる要素になった。
バリの屋敷は、バリ伝統建築で作られている。
バリ人が信仰するヒンドゥー・バリの屋敷寺は、敷地内の聖なる方角・山側(ウブドの場合はアグン山側)にある。
屋敷門の位置によって、入り口側にあるか奥にあるかは違うが、レイアウトはどこも同じである。
屋敷には、役目の決まった棟が数個建っている。
入り口を入ってすぐのところに建つ米倉「ジナン」。
屋敷寺の横には、家長の寝室である「バレ・ダジョー」。
庭の中央には、儀礼がおこなわれる東屋「バレ・ダギン」。
聖なる屋敷寺の対角線上の地所に、台所(パオン)などがある。
こんなバリ人の屋敷内のテラスで、貴重な食事体験ができる。
観光客がバリ人の屋敷を訪れることは、ほとんどないだろう。
「sun sun warung」が、ターゲットを観光客に絞ったのも頷ける。
人気のひとつは、そんなところにあるのでは。
心配なのは、屋敷で生活している家族の日常はどうなっているだろう、ということと、祭礼日には休日になるのだろうなと思うこと。
動画は、客席は満席で撮れず、写真が多くなってしまってゴメンなさい。
価格は、ツーリスト向けのようで、ちょっと高め。
BGMは、グス・テジョのスリン(笛)でした。