バリ人と距離をおいて滞在している人には必要がないですが、知っておいて損はない情報です。
関わりがあれば、心得ておいた方が良いと思います。
思いついたのは9項目です。
まだまだたくさんあるはずですが、私の生活環境ではここまでが限界かもしれません。
もっと詳しく知りたい人は、バリ人男性に嫁いだ日本人女性、バリ人女性を娶った日本人男性に訊ねてみてください。
実生活から会得する情報量の豊富さは、私の比ではないでしょうから。
ツーリストなら、下記の9項目で合格点をもらえるはず。
楽しく読んでいただけたら幸いです。
●人間の頭は聖なるところ。
足元は不浄なところ。
右手は聖なる手。
左手は不浄な手。
子供・赤ちゃんが可愛いからといって、頭を左手で触れてはならない。
●物を渡す時に、左手で渡さない。
受け取る時も、左手で受け取らない。
どうしても左手になってしまう場合は「ゴメンなさい、左手を使って」と断ってください。
●ウブドでは、山側(アグン山)が聖なる方角。
海側が不浄の方角。
ベッドの頭側は、山側にありますか?
聖なる方角に、足を向けてはいませんか?
ホテルのベッドもチェクしよう。
他人に、足を向けるのもよくありませんよ。
●プダンダ(高僧)やプマンク(僧侶)を見下ろす位置に、立たないこと。
ススオナン(御神体)が目の前を通る時は、腰を下ろして通り過ぎるのを待ちましょう。
聖獣バロン、悪霊ランダもススオナンです。
●人前で、腕を組むのと、腰に手を当てるのはやめよう。
怒っているように見えるから、バリ人は決してしない。
私は癖になっているようで、意識しているのに、時々、してしまう。
自分をいましめる意味で投稿。
*ツイッターにあったコメント
腕組む、腰に手を当てる←私もよく妻にたしなめられる。
あと、歩くときとかに拳を強くにぎる。
これもあかんと言われる。
おまえは誰をなぐりたいのかと。
●帽子やヘルメットなど、聖なる頭にのせる物は、足元に置かない。
もちろんウダン(男性正装のハジマキ)もです。
ウダンを下着と一緒に選択するのも、NGですよ!
●寝ている人を起こさない。
就眠中は、魂が身体から離れていることがあるので、起きて来るまで待つ。
昼寝の邪魔をされない習慣で、私は助かっている。
モーニングコールを頼まれたのなら、別ですよ。
●テーブルを、伝統柄のカイン(布地)で覆って食事を飾りたい。
この時、使用したカマン(Kamen=腰布 / 丁寧語・ワストロ=Wastra)を使うのは、ご法度です。
未使用のカインかカマンを用意しましょう。
*サルン(Sarung)は、筒状の腰布のこと。
●食事は手で食べる!
スプーンが用意されていても、周りで手で食べている人の多い場合は、手で食べるように心がけよう。
手で食べることが彼らの文化だから、理解を示そう。
村人に合わせること、調和が長期滞在のマナー。
以上、参考になりましたでしょうか?
ウブド滞在を楽しくするために、覚えておいてください。