2022年12月29日

ウブド長期滞在「マナー」編(479)

バリ人と距離をおいて滞在している人には必要がないですが、知っておいて損はない情報です。

関わりがあれば、心得ておいた方が良いと思います。

思いついたのは9項目です。

まだまだたくさんあるはずですが、私の生活環境ではここまでが限界かもしれません。

もっと詳しく知りたい人は、バリ人男性に嫁いだ日本人女性、バリ人女性を娶った日本人男性に訊ねてみてください。

実生活から会得する情報量の豊富さは、私の比ではないでしょうから。

ツーリストなら、下記の9項目で合格点をもらえるはず。

楽しく読んでいただけたら幸いです。


●人間の頭は聖なるところ。

足元は不浄なところ。

右手は聖なる手。

左手は不浄な手。

子供・赤ちゃんが可愛いからといって、頭を左手で触れてはならない。


●物を渡す時に、左手で渡さない。

受け取る時も、左手で受け取らない。

どうしても左手になってしまう場合は「ゴメンなさい、左手を使って」と断ってください。


●ウブドでは、山側(アグン山)が聖なる方角。

海側が不浄の方角。

ベッドの頭側は、山側にありますか?

聖なる方角に、足を向けてはいませんか?

ホテルのベッドもチェクしよう。

他人に、足を向けるのもよくありませんよ。


●プダンダ(高僧)やプマンク(僧侶)を見下ろす位置に、立たないこと。

ススオナン(御神体)が目の前を通る時は、腰を下ろして通り過ぎるのを待ちましょう。

聖獣バロン、悪霊ランダもススオナンです。


●人前で、腕を組むのと、腰に手を当てるのはやめよう。

怒っているように見えるから、バリ人は決してしない。

私は癖になっているようで、意識しているのに、時々、してしまう。

自分をいましめる意味で投稿。

*ツイッターにあったコメント

腕組む、腰に手を当てる←私もよく妻にたしなめられる。

あと、歩くときとかに拳を強くにぎる。

これもあかんと言われる。

おまえは誰をなぐりたいのかと。


●帽子やヘルメットなど、聖なる頭にのせる物は、足元に置かない。

もちろんウダン(男性正装のハジマキ)もです。

ウダンを下着と一緒に選択するのも、NGですよ!


●寝ている人を起こさない。

就眠中は、魂が身体から離れていることがあるので、起きて来るまで待つ。

昼寝の邪魔をされない習慣で、私は助かっている。

モーニングコールを頼まれたのなら、別ですよ。


●テーブルを、伝統柄のカイン(布地)で覆って食事を飾りたい。

この時、使用したカマン(Kamen=腰布 / 丁寧語・ワストロ=Wastra)を使うのは、ご法度です。

未使用のカインかカマンを用意しましょう。

*サルン(Sarung)は、筒状の腰布のこと。


●食事は手で食べる!

スプーンが用意されていても、周りで手で食べている人の多い場合は、手で食べるように心がけよう。

手で食べることが彼らの文化だから、理解を示そう。

村人に合わせること、調和が長期滞在のマナー。


以上、参考になりましたでしょうか?

ウブド滞在を楽しくするために、覚えておいてください。
posted by ito-san at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする