2023年05月25日

ダラム寺院ビユーの珈琲専門店 @ Jaya Coffee Roasters(504)

5月12日、よく晴れた日曜日。

毎日が日曜日の旅行者の私には、日曜日は特別の日ではない。

久しぶりの晴天だから外出しようと思うのだが、ウブド中心部への道路は混んでいることが予想できる。

自動車渋滞を避けたいので、愛スクター・スクーピーの方角を郊外に向けた。

この頃、お気に入りの村・ニュークニン村の対岸のシンガクルタ村ジュクパク集落(Singakerta Banjar Jukutpaku)に行こう。

先日見つけて、気になっているカフェに立ち寄ることにした。

セメント仕上げのグレーの壁と黒に塗られた窓枠と什器が、田舎の村には不釣り合いだなと感じたカフェ。

軒を連ねたワルンとは異質で、通りすがりの人には目に止まるだろう。

近年、ウブド近郊で流行りのデザイン。

日本で店舗デザイナーだった私は、こんなことに気を止める。

店の名前は「Jaya Coffee Roasters」。

店前にあるシンガクルタ村ダラム寺院がランドマーク的役割をして、場所を説明するのに格好の目印となる。

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以前は、ホテル・スアルティの西隣、現在レストラン・Cilantro Ubudのあるところで営業していたと聞いた。

オーナーは、ブレレン出身。

モダンな店内
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コーヒー専門店なので、食事メニューがないんですよ。

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コーヒーカップに油が付着すると味が落ちる信じているコーヒー愛好家の私には、メニューに油を使用する料理がないと安心する。

アイスコーヒーは日本人好みの飲み物なので、メニューにはICE JAPANESEと書かれている。

世界中がエスプレッソ・マシンに征圧されていて、ドリップでサービスしてくれる店を探すのが一苦労。

エスプレッソは邪道だと信じている私は、ドリップ派。

この店では、ドリップコーヒーをV60と呼ぶようです。

V60は、円錐形ドリッパーのVの字、角度60°であることから付いたとさ。

メニューの呼び名も、世の中の変動と共に変わっていくようですね。


コーヒーは、インドネシア産の5種類ありました。

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アチェ(GAYO TAKENGON)
イジェン(JAVA IJEN RAUNG)
バリ(BALI KINTAMANI)
トラジャ(TORAJA PULU PULU)
フローレス(FLORES BAJAWA)

2022年11月15日と16日にバリ島で開催されたG20サミットの代表団へのお土産として、当店のコーヒーが配られたそうです。


この日は、行ってみたい地域のイジェン産を頼んでみた。

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私には、うまく説明ができませんが、好きな味でした。


岡本太郎の芸術は爆発だ!を読みながらコーヒーブレイク

posted by ito-san at 18:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月12日

バリ島に、こんなにサテ(串焼き)の種類があったの!(503)

タニシっていったい何?という方もいると思いますので、ちょっと説明を。

腹足綱原始紐舌目タニシ科 Viviparidae に分類される ”巻貝” の総称で、南米と南極大陸を除く各大陸とその周辺地域の淡水に生息し、雌雄異体の卵胎生である、とグーグルさんは教えてくれた。

この説明を見ても、すんなりとは記憶できませんよね。

外見的には、タニシは巻貝が尖っている三角錐で、カタツムリの場合は山が低いと認識している。

カタツムリは2対の触覚があり、長い方の先端に目がある。

タニシは1対触覚で根元の方に目があり、身体を収めるために殻口をぴったりと塞げる蓋を持つ。

多種あるので一概には言えないようです。


バリの稲作は、およそ5ヶ月に一度の収穫があり、田植えの時期は灌漑用水の都合で地域によって異なる。

一年中どこかで田植え&稲刈りの風景が見られるが、毎年同じ時期ではない。

田おこしが終わり、水が引かれた深夜の田んぼ。

月明かりの無い夜、ケロシンランプの灯りが数カ所で左右に揺れ、幻想的な風景が映し出される。

バリの風物詩でもある。

農薬が使われていないからだろう、田んぼ(リンドゥン)に、タニシ、田うなぎ、かえるが棲息する。

田んぼの恵みは、ありがたく食卓に上がる。

ゴメンなさい、バリ人宅には食卓がないので、この言葉は不適切でした。

とにかく、有り難くいただくのであった。


友人のオカちゃんは、リンドゥン掴みが得意で、度々居酒屋・影武者のスタッフのコップリン君を従えて、チャリ・リンドゥンに行く。

ランプを手に、腰に竹かごをぶら下げて、もう一方の手にはリンドゥンを掴むための箸を持って。

ケロシンランプの灯りに誘われてリンドゥンが顔を出す。

竹の箸で摘まんで捕まえる。

リンドゥンは、15センチほどのドジョウだ。

リンドゥン以外に、タニシも採れる。

オカちゃんは、これらをメニューに入れろという。

リンドゥンは、生きたままプライパンの油の中に入れるので、とぐろを巻いた姿で出来上がる。

コリコリと美味しいのだが、口を開けた断末魔の表情に、女性に人気がなかった。

私的には好みだったが。早々にメニューから外した。

友人が来ウブドした時に、スペシャルとして振る舞った。

インドネシアには、サテと呼ばれる伝統的な串焼き料理がある。

タニシは、サテ・カックール(タニシの串焼き)として提供した。

つぶの小さいカックールは、串に刺すのが大変のようだった。

珍味として人気があったが、いつの間にかオカちゃんがチャリ・リンドゥンを止めていた。

あれから、何年食べていないだろう。

おそらく、20数年にはなるだろう。


サテ・カックールのワルンがあることを、友人から聞いた。

頻繁に通る道沿にあるのに、今まで気がつかなかった。

現在、ウブドでサテ・カックールが食べられる店は少ないと思う。

ニュークニン村から西、トゥボンカンの十字路を南に30メートルほど行った右手(西)側にある一戸建てのワルン。

ちょっと暗めの外観なので、気がつかなかったのかもしれない。

夜になるとローカルで混んでいるそうだ。

サテ・カンビン&サテ・アヤムのような甘いピーナッツソースはかかっていない。

私には、ちょっと辛いソースだったかな。

久しぶりに食べたサテ・カックールは、こんな味だったかと確認しながら食べた。

美味しかった。

相変わらず料理のレポートができないので、食事風景をご覧ください。

◼︎タニシ(カックール=Kakul)のサテ(Sate)を食べに!@Tebongkang



5月12日:再訪の報告

「何ソースで食べるんですか?」のツイートがあったので確認です。
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説明はできませんが、辛かったです。

そして、カックールは硬かった。

歯茎が弱ってきている私には、食べられるのは今回で最後かも。

若バナナの幹とカックールのスープも試してみました。
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おいしかったです。

カックールのピザがあるとの情報でしたが、残念なことにありませんでした。

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(PAKET)サテ・カックール・セットRp30,000-・飲み物別



その他のサテも紹介しよう。

◼︎サテ・アヤム(鶏肉の串焼き)
スグリオ通りのサテ・アヤム「 AAN」


◼︎サテ・イカン(魚のつくねの串焼き)
今はなきワルン・マデロイさんの店(Warung Made Roy)。
現在は、息子さんが継いでいる。


◼︎サテ・バビ(豚肉の串焼き)
タティアピ・ぺジェン村寺院祭礼での屋台。
基本、屋台でしか見たことがない。
https://youtube.com/shorts/0y0PZ344CwM

◼︎サテ・カンビン(ヤギ肉の串焼き)
アンカサのコテツちゃん撮影。
奥さんのカデちゃんも写っている懐かしい動画です。


◼︎サテ・ クリンチ(ウサギの串焼き)
スゥエタ通りを北上したサクティ村にあった「ワルン・サテ・クリンチ」。
入り口に設置されたウサギ小屋を見て、食欲がなくなったのを思い出す。
現在、このワルンは営業していない。

◼︎サテ・プニュー(ウミガメの串焼き)
ウミガメは、ワシントン条約で捕獲禁止の爬虫類ですが、トゥブサヨ村ダラム・プリ寺院前や各地の寺院祭礼に露天が出ていた。
現在では、見られない。

◼︎サテ・アンジン(犬肉の串焼き)
デンパサールには、あるらしい。
犬に吠えられている人を見て、ウブド人が教えてくれた。
「あの人は、犬肉を食べているから吠えられんだよ!」と。

◼︎この他、珍しいのは・・・
水トカゲ、カタツムリ、トンボ、トッケイのサテがあるが、これは食料の少なかった時代の話か、嗜好的家庭料理として存在しているのかもしれない。
posted by ito-san at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月06日

「MIXUE の ICE CREAM & TEA」の店舗展開の勢いが凄い!(502)

安くて美味しいソフトクリームの店「MIXUE(ミクエ)」が、バリ島内のあちこちでオープンしているとの風聞が届いた。

あなたの耳にも届いていますか?

なんと値段が、Rp8,000-と安いのだそうですね。

ソフトクリームに目がない私は、耳がダンボになっちゃいましたよ。

最近、「耳をダンボ」は使わないか。

とにかく、興味を惹かれたのです。

ウブドで、ソフトクリームが食べられるところはない(と思う)。

食べたい時は、デンパサールのバイパス沿いにあるマクドナルドまで、出かけなくてはいけない。

デンパサールに出かける機会が年に一度のイミグレーションしかない私は、友人の空港送迎の途中で立ち寄るのが楽しみになっている。

コロナ以前から、ソフトクリーム同好者友人の来バリが滞っているので、この貴重なチャンスも只今お預け状態。


MIXUEのことを少し説明しておく。

1997年創業の中国発ICE CREAM & TEAの店。

中国、東南アジアで爆発的な成長を遂げていて、インドネシアでは、2020年にバンドンへ上陸。

その後、各地に広まっている。

バリは何年頃からだろうか?

ウブド近郊は、2022年後半から続々と出店。

*Rocket News 24(https://rocketnews24.com/2023/01/17/1748629/)を参考にしました。


ソフトクリームに飢えてる私が、噂を聞いたのは昨年8月のこと。

フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアで、友人が紹介していた。

白と赤を基調に、前面ガラスで店内を見通せる店舗は、明るくて清潔な感じがする。

ターゲットは、女性と子供なんだろう。

低価格ということで、行列ができるほどの人気。

メニューも豊富で、きっと美味しさもにも満足しているのだろう。


2022年8月13日

ウブドからもっとも近い「MIXUE」は、ギャニアール店。
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「食べたいね!」と呟いたら「KAZUMI Ra-men」のオーナー・ケンちゃんが調べてくれた。

バニラ味とストロベリー味もあるらしい。

さっそく行ってみたが、写真のように待ち人多しで、あきらめて帰ってきた。

食べることにこだわらない私は、待ってまで食べる気はしない。


2022年09月20日

ギャニアールまで遠征したが、食べてこなかった。

ソフトクリームがインプットされた頭には、フローズン・ヨーグルトも同類に入ってしまう。

前々から気になっていた、ピンク色の店に入る。

■フローズン・ヨーグルトの店「クール・モンキー=Cool Monkey」(455)
https://itosan-ubud.seesaa.net/article/491661580.html


2022年12月30日

スカワティ村公設市場の近くにオープンした。
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MIXUEを知ってから、すでに4ヶ月が経っている。

女性と子供向けの店舗に抵抗があるのか、ひとりで入店する度胸がない。


2023年1月9日

プリアタン大通りにもオープン。
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ここが私の下宿から一番近い。

何度か前を通り過ぎたが、女性のグループ、若い男女のカップル、母娘連れで、いつも混んでる。

老人が一人で入るには、勇気がいる。


2023年4月28日

シンガカルタのトゥボンカン(tebongkang)に、オープン。
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店内に客は、まばら。

待ち時間がなさそうなので、勇気を出して入店してみた。

MIXUEのソフトクリームをラブコールしてから、なんと8ヶ月が経過している。

嬉しいことに、サービスカウンターには父娘ずれだけ。

メニューアンドンには、アイスクリームRp8.000-以外に数種類の飲み物が掲示してあった。

もちろん脇目も触れずに、アイスクリームを指差す。

MIXUEのアイスクリームは、ソフトクリームだと思い込んでいる私。

オリューム満点のソフトクリームを受け取った。

デカイ。

エアコンの前だったからか、ソフトクリームが溶け始める。

リュックから、日本手拭いを取り出して巻きつける。

一口なめる。

初体験の感想は「美味しい!」であった。

でも、何かが違うゾ。

もしかすると、これはソフトクリームじゃなくアイスクリームかもしれない。

そうか、メニューの表示は正しかったのか。

思い込んだら一途な私は、こんな思い違いをよくします。

ウブドでソフトクリームは、いつ食べられるのかな〜?



もう下火だという声も聞くが、現状は模倣店も出るほどの繁盛している。


◾️ソフトクリームとアイスクリームの違い(日世)
原料の配合や作り方も違います。
大きな違いはこの製品温度にあります。
アイスクリームは-18℃、ソフトクリームは-5〜-7℃でちょうどよい味にしています。
アイスクリームは製造後、やわらかいクリーム状のまま容器に詰め、‐30℃以下で急速冷凍されます。
運搬や保管時の温度は-25〜-30℃、販売時には-18℃以下で売られています。

◾️ソフトクリーム(Soft cream)は和製英語。(Google検索 Wikipedia)
英語では"soft serve ice cream"及びこれを略して"soft serve"または"soft ice"などと言う。
牛乳などを主原料として作られた柔らかい食感の食べ物。
コーンカップ(アイスクリーム・コーン)の上に入れて食べることが多い。

◾️製法(Google検索 Wikipedia)
基本的な原材料はアイスクリームとほぼ同一であるが、ソフトクリームの場合は調合した液体原料を、ソフトクリームフリーザーと呼ばれる専用の機械に直接投入し、機械の中で高速攪拌しながら冷凍させて原料の中に空気を注入させていき、一定の軟らかさが得られたところで原料を機械から取り出す。
一般的には回転している機械の中からレバー操作で搾り出すものが多い。
posted by ito-san at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ウブド村帰郷記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする