2023年11月27日

ピテカントロプスの商業施設「マサマサ(Masa-Masa)」(515)

コロナが収束した2022年に入って、ウブドはレストランの開店ラッシュとなった。

出店する店舗は、どれもモダンなデザイン。

ウブドのイメージを一変する勢いだ。

早くも人気店が出現している。

今回はウブドの人気店ではなく、日本人観光客の間で噂になっているポイントを紹介したい。

ポイントと表現したのは、そこは複合店舗だからである。

と言ってもモールではなく、一社で経営されている商業施設。

その会社は、ピテカントロプス(Pithecanthropus)。

ウブド好きなら、ご存知の方も多いでしょう。

モンキーフォレスト通りにある、バティック・コレクションで有名なピテカントロプスですよ。

日本人のバティックコレクター・戸田先生が立ち上げたブランドだと認識しています。

現在は、共同経営者だったミッキーさんがオーナーだと聞いています。
(あれっ、名前違ったかな!)

ミッキーさんがコーディネートする商業施設が、今、巷で人気の「Masa masa」。

場所は、ウブドを南下してサヌールに近いクテウェル村の海岸Jl.Subak Telagaにオープンした。

王宮のような2階だけの建物は、スマトラ島パレンバンから移築された1850年代の邸宅を使った、と「地球の歩き方・バリ島2024~25」に記載されていた。

パティオに、レストラン。

レストランを取り囲むようにして、ピテカントロプスと姉妹店アンティック・コレクションのプサカ(Pusaka)がある。

2階には、レストランとギャラリー「Wastraku」が併設されている。

ギャラリーでは、布に関する興味深い展示会が催される。

レストランと施設全体を「マサマサ」の名称で呼んでいるようだ。

時間をかけて、食事とショッピングを楽しむことができる。


レストラン・マサマサ

ジャワの伝統料理やプラナカン料理の代表的なメニューがセレクト。
スパイスの奥深い旨味が堪能できる。
食レポができないのでゴメンなさい。

バティック・コレクション・ピテカントロプス

実は、バティックもレポートできません。

アンティック・コレクションのプサカ

やっぱり、アンティックもレポートできません。

ギャラリー・Wastraku


海岸の寺院
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2023年11月18日

中部ジャワ・ボロブドゥールの旅・最終回(8)

中部ジャワの旅ブログは、今回の第8回で終了します。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

最終回は、第7回に続いてジョクジャカルタ観光です。

是非、寄りたかった場所は、クラトン(王宮)前ロータリーの露店市、通称・泥棒市。

骨董品が見たかった。

残念なことに、泥棒市は姿を消していた。

ジョクジャカルタもウブド同様に、古き生活が消え、整理された街に変貌している。


クラトン周辺を散策していて思い出した。

王様の妃たちの沐浴場だったと伝えられる「タマン・サリ=Taman Sari」が、この近くにあったはず。

33年ぶりに訪れてみたいと思った。

王家の敷地内だが、クラトンからは少し離れている。

タマン・サリ遺跡は、小高い丘の上にあるので、遠くからでも見つけられた。

訪れた当時、遺跡は修復中だった。

遺跡の周囲には、色鮮やかなアートバティックを飾った工房が軒を連ね、観光客の足を止めていた。

現在、遺跡は密な民家に埋もれて、見つけにくい。

民家の庭を横切る迷路のような小道を進み、やっと入り口にたどり着いた。

閉館30分前。

瓦礫だった遺跡は修復され、美しい沐浴場になって観光客を迎えてくれる。

見学は、早足になった。

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アートバティック工房は、見かけることができなかった。


バダさんとの待ち合わせの時間が、近づいている。

待ち合わせ場所のジョグジャカルタ鉄道駅は、タマン・サリ遺跡から距離にして2キロほど。

マリオボロ通りの端から端への移動となる。 

寄り道せずに、急ぎ足。

鉄道駅に着くと、スマホに連絡が入った。

駅前の大通りを渡ったところで、ピックアップしてもらう。

待ち合わせに、成功。

こんなことでも、私には難しい課題だ。

今回の旅最後の夕食は、バダさんの友人が経営するワルンに連れて行ってもらった。

私も知っている男性だというが、この日、彼は出勤していなくて会えなかった。

ワルンは「Sate Pak Parung」というサテ専門店。

ジョクジャカルタ市内の市場「 Pasar Lempuyangan」という場所にあった。

サテ・カンビン(ヤギ肉の串焼き)に、こんなにも種類があるとは知らなかった。

バリでは食べたことのないサテを、たらふく食べた。

ごちそうさま。
 
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こうして、中部ジャワの旅は何事もなく終了しそうであった。

高速バスは、一路ムングイのバスターミナルに向けて出発。

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バスは、ムングイのバスターミナル前を通り過ぎて、木造の小さな集会場の前に止まった。

早朝5時、外は小雨。

乾季で、ず〜と晴れが続いていたのに、このタイミングで雨か。

バスから降りる。

ムングイでトランス・メトロ・デワタ(Trans Metro dewata)に乗れば、一直線でウブドに戻れると予定を立てていた。

思わぬ事態に困惑する。

トランス・メトロ・デワタは、国が運営する公共路線バスで、コロナの時期から運行始めている便利な交通手段。

路線を把握していないので、こういうアクシデントがあるとお手上げ。

とりあえず前進しようと、デンパサールのウブン・バスターミナルまで歩くことにした。

雨の中、かなり長い距離を歩いた。

歩き疲れ、雨に濡れ、おまけに眠いので、思考経路がデッドライン。

だからというわけではないが、空港行きのバスに乗ってしまったのである。

最後に、チョンボがあった中部ジャワの旅でした。

・終り・
posted by ito-san at 02:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部ジャワの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月03日

中部ジャワ・ボロブドゥールの旅・ジョグジャカルタ観光(7)

バダさんの奥さん・リカさんが頼んでくれたグラブモビル(グラブカー)に乗ってジョクジャカルタへ。

帰りはジョグジャカルタ電車駅に迎えに来てもらう約束をしたので、待ち合わせ場所の下見に、グラブカーに駅まで行ってもらうことにした。

ドライバーに「はい、ここです」と言われたのは、駅舎も線路も見えないところ。

どうせ知らないだろうから、適当なところで降ろされた感じ。

しかたがないので、駅舎を目指して前進する。

線路が見えたのは、20分ほど歩いた頃だった。

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えらい遠いところに降ろされたもんだ。

線路の向こう側に見えるのはマリオボロ通り。
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すっかり変貌した「ジョグジャカルタ駅」界隈を徘徊して、待ち合わせ場所を決める。
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機関車の展示場を待ち合わせの目印とした。
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マリオボロ通りは、路肩の露天商が姿を消して、何の変哲も無い街の広い歩道になっていた。

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これでは、マリオボロ通りの名称が廃るのではと、私のガッカリ感が訴えている。

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周辺を徘徊して、写真をパシャリ!
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ジョクジャカル王宮の周辺で見つけたカフェ。

「KUMPENI coffee & ice cream」
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1900年初頭の建物だと考えられる。

元バティック商の屋敷だとのこと。

この界隈、オランダ統治時代のコロニアルスタイルの建物が多い。

近くには、こんな建物がいくつも残っていた。
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この界隈は、住んでみたいと思うほど気に入った!

・続く・
posted by ito-san at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 中部ジャワの旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする