2025年03月02日

カーテンを開けて「あっ!」と声をあげた(19)

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土岐市では、今期これまでにない雪景色。

この冬景色を見て、ウブドにリピーターさんが帰って来る気持ちが少し理解できた気がした。


ウブド在住の時には、大雨で外出を控えた。

毎日が日曜日。

旅行気分の生活を送っていた。

小振りなら雨合羽を着て、バイクで出かける。

急な雨で小振りなら、「春雨じゃ濡れて行こうホトトギス」気分で走りきる。

着てるのは薄手のTシャツ、晴れ間が見えれば、すぐに乾く。

スコールは、3時間も待ては止む。

川と化した道路を、ぼ〜と見つめるのも楽しい。

雨季でも一日中振り続ける日は、少ない。

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日本に戻っても、毎日が日曜日。

雪景色で頭に浮かんだのは「外出自粛!」

ディスタンス同様に、コロナ禍でよく使った言葉だ。

雪の積もった道を、自転車で出かける自信はない。

路肩のアイスバーンは、危険の二乗。

雪の日は、無職の特権で、部屋こもりだ。


今の私は、少しでも晴れ間が見えれば、外出する。

いつ外出できない身体になるかわからないから。

危険を冒すつもりはないが、できる限り、外の景色を見ていたい。

身体が動くことの幸せを噛みしめる毎日です。

自分の意思で行動できる幸福を噛みしめています。



考えてみれば、外出したくてもできない人がいる。

ウブドで、太陽に身体を晒せない友人がいた。

知り合いで、病院から出られない人もいる。

寝床から起き上がれない、外出できない身体。

こんな人にとっては、暑かろうが、寒かろうが、雨だろうが、雪だろうが、外出したいだろうなと思う。

健康だからベッドに横になっていても苦にならないのであって、病人にとってはベッドにいてもつまらないはず。

雨で外出を控えたり、雪で部屋こもりしたりできる私は、幸せ者だ。

「外出しなくても後ろ指刺されることがないから、雨の日は好きだ!」なんて、罰当たりなことを考えたことを反省します。

近い将来、私は病気じゃなくても老衰になり、身体が思うように動かなくなるだろう。

寝たきりになったり、介護が必要な身体になることは、想像できる。

高齢者は、こんな不安を抱えながらの人生を送ることになる。
posted by ito-san at 14:21| Comment(5) | TrackBack(0) | 土岐市に移住 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする