2012年11月、家主さんから、私の借りている家屋を改修工事をしたいという話が来た。
私は今、トゥブサヨ村村民の離れの一軒家で5年ほどを過ごしている。
「来年に入ったら、すぐ工事をしたい」。早急の話になってきた。
5年ほど住んでいる私の借家が、雨漏り、壁の亀裂とカビが目立ち始めているのは確かだ。
「お願いします」と、私は有り難くお受けすることにした。
改修してもらえるなら、少し家賃が上がっても仕方が無いと考えていた。
今までの家賃は85万ルピア。日本円でおよそ9,000円。これは破格に安い物件だ。
日当りも風通しもよく、バイクで 5分もあればウブド内どこでも行ける便利な場所にあるため、私はここを離れたくなかった。
「改修したら、家賃を200〜300万ルピアにしたい」と大家の発言。
いきなり、2倍以上の金額提示に私は言葉を失った。
私の表情に不服の気配を感じ取ったのか「今時、コス(地元民のアパート)でも150万ルピアだからね」。
「ちょっと考えさせてください」。私は、後日、交渉するつもりで話をいったん打ち切った。
今の時世で家賃200万ルピアでも安い物件だと思うが、現在の私の生活でこの金額はキツイ。
2013年1月末までの猶予をもらって、出ることにした。
数件の貸家を当たったが、私の望む金額では満足する物件は見つからなかった。
私が借家を探しているという情報を聞いたバリ人の知人から「私の家に来たらいい」と有り難い誘いを頂いた。
こうして私は、テガランタン村のグスティ・パチュン君の家にお世話になることになった。
2013年03月06日
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