この頃、トタン屋根に何かが落ちる「ゴン」という鈍い音が、昼夜に聴こえる。
木の実だということはわかるが、いったい何の実だろう。
どうやら、我が家の庭に一本立つマンギスの実のようだ。
マンギスは=バリ語、インドネシア語もManggis、英語ではMangosteen。
果物の王女と呼ばれているが、真偽のほどは個人に任せるとしよう。
パチュンがビニール袋をいっぱいにしたマンギスを持って来た。
雨期が終わるこの時期(3月)が、マンギスが一番美味しいシーズンだ。
「これは、木に登って採って来ました。落ちるのは、リスが齧ったあとです」
テーブルの皿に、艶のよい、えんじ色のマンギスを3つのせて戻って行った。
マンギスは、私好きなフルーツの一つだ。
知人の家には、マンゴ、パパイヤ、バナナ、ランブータン、ドリアン、ナンカ、ココナツなどなどが、市場に行かなくても家の庭で揃ってしまう。
「ルアック・ウブド・ヴィラ」の建築工事が始まるまで、パチュンはその土地にたくさんのバナナの木を持っていたそうだ。
バリ東部のカランガッサム(Karangasem)県に、マンギスという村があるが、もしかするとマンギスの産地かも。一度調べてみる必要がある。
2013年03月20日
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