パチュン家の貸家の工事が始まった。
初期のプランより、住居が広くなったようだ。
私のアイデアとは異なる。
パチュン君なりに計画があるのだろう。
この設計だと、当初予定していた家賃(月150万ルピア)より高額になるかもしれない。
ウブドを中心とした建築ラッシュは、テガランタン村にも波及している。
タマン村の外れの田んぼで工事が始まった。「ウェスティン・ホテル」が進出するという噂だ。
「ルアック・ウブド・ヴィラ」前の空き地も、ヴィラ建築が開始された。
カポとマンコの兄弟がそれぞれ20年契約でリースした土地は、現在ヴィラが建築中。
マンコは手にしたお金で、実家の裏に高級ヴィラを建てている。
西村さん家のまわりにも、数件のヴィラが建ち始めたと聞いた。
ホテルが建つことの是非を、我々ツーリストが口を挟むことではない。
「昔は良かった」と言うのは、ツーリストの郷愁だろう。
村人も、できることなら昔のままがいいと思っている。
しかし、そうも言っておられない経済的事情もある。
ホテル側は従業員の何割かを地元から雇用するよう義務つけられている。
働き口ができることは、地元の人々にとっては喜ばしいことだ。
税金の収益が見込め、村も潤う。
プンゴセカン村にオープンしたホテルを見学に行った。
エントランスから奥にある宿泊施設まではかなり歩く。
緩いカーブの道は、バリアフリーに設計されている。
嬉しい心遣いだ。
これからの時代は、こういう気遣いがなくっちゃ!
4階建ての宿泊施設の外観は、これと言って意匠を施しているようには見えない。
どちらかと言えば、オフィスのような設計だ。
右手にガラス張りの壁が見えた。
温室か? と目を見張った。
よく見ると、エレベーターを収納する壁だ。
都会の便利さを求める観光客が増えているのだ。
いよいよ、ウブドもこんな時代に突入したのかと、私はガックリと肩を落とした。
裏から見ると、5階建てになっていた。
日本人もバリ人も、自然との調和を大切にする民族だ。
ウブドは今まで、渓谷や田んぼを巧く利用したホテルやレストランが多くあった。
専門家でもないのに、と彼らのセンスに感心したものだ。
近年、海外やジャカルタからの投資が続いている。
営利本位で自己主張の強いビジネスや建築物が目立つようになったのは、そのせいか?
この傾向は、今後、さらに拍車がかかることだろう。
問題はホテルの乱立でなない。
どんな意匠で建てられるか? 自然環境は考慮されているか? だ。
できればウブドの環境に合った、ウブドらしい発展を望みたい。
ウブドの将来のため、何らかの条例を作った方がよいのではないかと考えてしまうのは、お節介な私だけだろうか?
私はサバイバル信奉なので、できれば「バック・トゥ・ザ・アートネイチャー」でいきたいのだけど。
あっ! 何か間違えた?
2013年11月27日
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