猫ファンに方に、久々に「愛猫ちびた」のネタをお届けします。
皆様もご存知のように、私は肥満体猫 “ちびた” と暮らしている。
この猫、捨て猫だから毛並みが良いわけではない、と思う。
毛並みは良くないが、餌の食べ方も上品だし、フサフサと豊富な毛を持っている。
その豊富な毛が、日々抜ける。
病気ではない。
ハゲとか薄毛の兆候でもない。(ハゲ・薄毛は、差別用語ではないですよね?)
昨年来、私は鼻炎に悩んでいる。
鼻水が止めどもなく流れ落ち、時には、一日にトイレットペーパーをふた巻以上使ってしまうこともある。
就眠時には、両鼻の穴にティッシュで栓をする醜態をさらしている。
おかげで鼻の頭は皮が剥け、鼻の穴が広がった。
眼が痒いので、何かのアレルギーではないかと、知人からは言われている。
花粉じゃないか?
ダストじゃないか?
“ちびた” のノミ、シラミ、フケとも考えられる。
どちらにしても、我が愛する “ちびた” に関係があるだろう。
いろいろと可能性を考えてみた。
結論は、猫の抜け毛が原因ではないかということだった。
確かにそうかもしれない。
“ちびた” のブラッシングをしたり、こまめに掃除をするが、舞い上がった毛は捕獲できない。
窓、扉を全開にして、風通しも良くしている。
ところが、いつの間にか部屋の隅やベッドの下に抜け毛は積もる。
始終クシャミや鼻をかんでいるのを心配して、パチュン家の人々は「 “ちびた” を部屋から出した方がよいのではないか」と助言をしてくれる。
しかし、今まで一緒にベッドで寛いでいた “ちびた” が、おとなしく外で寝てくれるだろうか。
私のことを大好きな “ちびた” のことだ、寂しがるだろうな。
一週間前、“ちびた” に部屋から出てもらうことにした。
夜になって、テラス側の木製扉を閉めた。
庭で遊んでいる “ちびた” は、気づいていない。
枕元のスタンドの灯りを消した。
しばらくして、鳴き声が聴こえた。
どことなく甘えた鳴き声は「部屋に入れてくれ」とのコールだろう。
そして、扉を引っ掻き始めた。
扉が開かない事がわかると、今度はマンディ場に廻って、そちらの扉を鳴きながら引っ掻く。
突然の仕打ちに、戸惑っていることだろう。
優しいはずの飼い主に閉め出されて「一体、どうしたんだろう?」と悩んでいるはず。
説明が出来なくてゴメン。
鳴き声と引っ掻く音は、数分続いた。
せつない。
これで入れてしまっては、私の鼻炎が解決しない。
じっと我慢であった。
3日目の夜、鳴き声と引っ掻く音がなくなった。
翌日 “ちびた” は、扉の敷居をまたがなくなっていた。
どう理解したのかわからないが、 “ちびた” は、部屋に入る事を諦めたようだ。
育ての親が良い人なので、親思いの、物わかりの良い子に育ったのだろう。
餌をもらいたい時も、敷居の手前で待っている。
そんな姿も申し訳なく思ってしまうほど、可愛い。
“ちびた” は、私が起床して扉を開けるまで窓や扉を眺めている、とイブが教えてくれた。
夜は私が帰宅すると、門まで迎えに来てくれる。
どうやら、バイクの音を聞き分けられるようだ。
そんな “ちびた” を不憫に思う私は、昼間、テラスにいる時は、 “ちびた” と一緒にいることにしている。
横になって本を読んでいると、いつの間にか胸の上に乗っている。
一段と甘えん坊になったような気がする。
今夜も “ちびた”は、テラスの椅子でおとなしくお休みしている。
この頃、トイレットペーパーを使うほどの鼻水はない。
悪いね “ちびた” 。
2014年09月24日
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人間はいらぬ口を叩きますね。
前回は失礼しました。
来年、コロンビアに旅立つ予定なので、ある意味でよかったかもしれません。借家を知人に託しますが “ちびた” もお願いしました。家主家族とも仲良くなっているので、もう安心です。
女性が綺麗ですね^^。