2014年10月15日

サーカスブリッジ@ニュークニン村(72)

サーカスブリッジってご存知ですか?

その昔。

昔と言っても、私が訪れた1990年にはあったという話。

ニュークニン村とシンガクルタ(Singakerta)村を結ぶ橋。

今、当然のように通行している橋は、1997年2月の完成。

バリで始めてのS字型架橋だそうです。

このS字型架橋が完成する前は、渓谷に下りて、岩と岩とを繋いだ竹の橋を渡っていた。

それが「サーカス・ブリッジ」と呼ばれた橋だ。

ツーリストは「bali path finder」を頼りに歩いた。

私は日本語訳小冊子「バリ島・海のない村へ」を役立たせていただいた。

ウブド西チャンプアン橋を越えて、ペネスタナン村からシンガクルタ村へ。

シンガクルタ村から「サーカス・ブリッジ」を渡りニュークニン村へ。

ニュークニン村からモンキーフォレストを抜けてウブドに戻る、3〜4時間の散歩コース。

「サーカス・ブリッジ」は、大人ひとりが通るのにやっとの橋で、自転車は担いで渡る。

橋のたもとは、村人のマンディ場。

巨大な岩の間で小エビを採る子供たちの姿も見られた。

渓谷にホテルがオープンして、マンディする村人が減った。


久しぶりに「サーカス・ブリッジ」のあったあたりを散策してみよう。

まずは、ニュークニン村側から降りてみます。

S字型ブリッジが出来る前は、ニュークニン村南端の雑木林だった。

そこを切り拓いて橋を架けた。

「日本料理店・影武者」からS字ブリッジに向かう。

ホテル「バリ・スピリット」とブリッジの間にある小道を辿っていく。

circusB1.jpg
circusB2.jpg
circusB3.jpg

ブリッジの下に出る。


circusB4.jpg

ニュークニン村側からのマンディ場。

写真の中央あたりに「サーカス・ブリッジ」はあったはず。

ちょっと記憶が曖昧。

左上の流木を覚えておいてください。

のちほど、シンガクルタ村側からの写真で、「サーカス・ブリッジ」のあった位置を検証(使い方可笑しいけど許してください)できます。

戻り道、地元のオジイさんと遭遇した。

首にタオルを巻いていたので、マンディに行くのだろう。

「スラマッ・ソレ」挨拶をすると、「どこへ行って来た」と訊かれた。

「竹の橋があったとところを見に」と答えると、「昔はよかったな」とつぶやいて降りていった。

杖を片手にしたオジイさんの脳裏に、今のニュークニン村はどう写っているのだろか。

言葉ができれば、聴きたかった。



シンガクルタ村側からは、村はずれの突き当たりに、渓谷に降りられる小道があった。

今は、ホテル「LABAK RIVER HOTEL」横のコンクリート階段になっている。

circusB5.jpg

目印は、入口の祠。


circusB6.jpg

階段は60段ほど。


circusB7.jpg

マンディ場。

左上の流木が、ニュークニン村側4番目の写真に見られたと同じ流木。


circusB8.jpg

写真の手前が、竹の橋が架かっていた場所のはず。

こちらの方は、記憶がはっきりしている。

サーカス・ブリッジが、映像となって瞼の裏に浮かんだ。

写真が残っていなくて残念。


あなたも心地よい川風を感じてみませんか?

「日本料理店・影武者」にお寄りの際は、ちょっと足を伸ばしてみるのも良いのでは。

こちらも、昼間に限りますがね。

ベジ寺院ニュークニン村のオダラン(71)と同じ〆でゴメン。


※写真(1995年)が出て来たので掲載します。

circusbridge.jpg

竹の橋が架かっていた場所は、写真手前ではなく、写真中央の一段高くなった岩でした。

水かさが違うのでわかりにくかったようです。


posted by ito-san at 16:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ウブド村徒然記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいですね。涼やかな風と、静かなところ大好きです。静か過ぎて恐いということはありません。今回もニュークニンですから歩いてみたいと思います。こういうところって知らずに終わってしまいますから。参考になります。ありがとうございます。迷子にならないといいですが^^;
Posted by mirumama at 2014年10月15日 21:30
mirumamaさん

水の音を聴きながら、昼寝をしたい場所です。
Posted by ito-san at 2014年10月16日 15:42
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