10月13日(月)
グヌン・ルバ(Pura Gunung Lebah)寺院のオダランが続いている。
8世紀に「ルシ・マルカンディア」が建立したと言われるウブド起源の寺院。
拡張・修復工事が長引いて、ウク暦で4年ぶり(西暦で約2年)に行われるオダラン。
通常なら3日から7日間ほどのオダランだが、今回は新装のため9月27日から10月20日までと大規模になっている。
大混雑が予想され、私は未だに寺院には行っていない。
現金な奴で、今宵「チャロナラン舞踊劇」が奉納されると聞いて、いそいそと出かけた。
ご存知の方も多いかと思いますが、私、チャロナラン舞踊劇に眼がないのです。
夜10時到着。
今日が特別かもしれないが、寺院に渡る橋の手前から参拝の村人で大混雑。
寺院内の映像がスクリーンに映し出されている。
チャンプアン橋のたもとにある高等学校の校庭は、儀礼場とワルン棟に明け渡し、夜にはギャンブルが開帳される。
オダラン期間中、短縮授業になっているようだ。
チャンプアンの語源である、川が交わる場所。
修復されたグヌン・ルバ寺院は、煌びやかに変身していた。
彫刻類も一段と細密になり、豪華さを増している。
バリの経済成長を窺い知ることができる。
今後、観光地ウブドの目玉としての役割を担うことになりそうだ。
チャロナラン舞踊劇は始まっていた。
会場のジャボ(外庭)には人が溢れ、入場は容易ではない。
ジェロアン(奥庭)は、お祈りの村人でいっぱい。
入場するのはあきらめた。
私はジャボ・トゥンガー(中庭)の隅に腰を下ろして、静観することにした。
0時を廻って、私はジェロアンに入った。
50体ほどのススオナン(バロン&ランダ)が、ジェロアンを囲うように安置してある。
お祈りを済ませ、寺院をあとにした。
奉納芸能は、翌朝6時まで続いたそうだ。
2014年10月16日
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