注意報と言っても毎年のことですが。
バリ島の雨季の始まりを告げる風物詩は、夜7時頃になると現れる羽アリ。
体長2センチ弱、こげ茶色の羽アリ。
ドゥダル(dedalu)と呼ばれている。
ドゥダルについては 「アパ?情報センター」ホームページ ≫
極楽通信・UBUD ≫
極楽通信 ≫ 「ドゥダルはバリ島の風物詩」に詳しく書きました。
是非、一読ください。
地中に穴を開けて、吹き出すように、一気に舞い上がり、灯りに突進してゆく。
恐ろしい光景だ。
毎年、ウブド村では11月末に発生する。
正確にはわからないが、最盛期は2週間ほど続く。
雨季の始まりも、この頃になる。
雨の日には、発生しないようだ。
アスファルトやコンクリートに固められられたせいか、ウブド中心部の発生率は少なくなった気がする。
ホテルでは、虫嫌いなお客様からクレーム出ていると聞く。
ドゥダルが好きな人は少ないかもしれない。
谷口五郎編の「インドネシア・日本語辞典」1999年版で「dedalu」を調べると「dedalu api」でヤドリギとあった。
これは関係がなさそうだ。
そう、ドゥダルはバリ語です。
「インドネシア語ではラロン(Laron)だよ」と教えてくれた知人がいた。
辞典で見ると、ラロンはシロアリとある。
大辞林で羽蟻を調べると「交尾期に羽が生じたアリやシロアリ」とあった。
今夜も7時近くになると、窓を閉め、部屋の電気を消す。
これを忘れると、羽アリの乱舞に悩まされることになる。
ベッド脇の電気スタンドを灯して、8時まで読書。
(写真提供:鳥居正さん/無断でゴメン!)
2014年12月08日
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次回の楽しみに。