4月24日(金曜日)
日にちは、またまた前後します。
写真を見ながら、記憶をたどって書いています。
4月15日からの小旅行で、延期になっていた紙作りプロジェクト。
いよいよ始動。
リサイクル運動財団「CHICHAN」事務所に、ローランド君を訪ねる。
まずは、モンテネグロ市長=ハメス・カニャス・レンドン(James Canas Rendon)氏を表敬訪問。
市役所は、ボリバル広場前にあった。
「CHICHAN」の活動を応援している市長のようです。
アルティサノ(工芸家)として紹介された。
私としては「アーティスタ=Artista」と呼ばれたい。
「身分をわきまえろ!」ってか。
手持ちの創作文字「楽」をプレゼント。
喜んでくれました。
さっそく壁に貼って、記念写真。
市役所をあとにして、プラタナの幹をもらいにフェルナンドゥさんのフィンカへ。
※フェルナンドゥさんについては「http://itosan-ubud.seesaa.net/article/418764282.htmlフィンカと呼ばれる大農園を訪問(16)」を御覧下さい。
こうしてプラタナの茎は、バナナ紙のマテリアルとなる。
「CHICHAN」の事務所へ戻る。
この日は、ボランティア・メンバーの大人たちで紙作りの下準備することになった。
前もって言い伝えてあるはずだが、道具(ナイフ、ハサミ)の数が足らない。
剥いだ60センチの長さの茎を、縦3センチほどに切り分ける。
この作業、指導だけのつもりが、私ひとりでやり終えた。
切り分けられた茎の繊維部分を裂く作業は、包丁でOK。
私は、自前のカッターナイフを使うことになる。
カッターナイフは切れ味が良すぎて、裂くつもりが切れてしまう。
それでも、彼らより作業は早い。
そりゃそうか、10年以上の経験者だもの。
私が切り裂いている間、彼らには、切り裂かれた60センチ×3センチの繊維部分を5センチほどに切り落とす作業をしてもらうことにした。
切る作業はハサミを使う。
子供の工作用のハサミでは能率が悪い。
「能率が悪い」と思うのは、「時は金なり」の精神が未だに残留しているからだ。
ああ、やだやだ。
しかし、大人がする動きではない。
バリでの作業があまりにもスムースだったばっかりに、この光景には少々困惑気味。
ボランティア・メンバーには、アーチストや経営者が多い。
能力ある彼らでも、始めてのことはこんなものだ。
一度行程を熟視すれば、今度は新しいアイデアを出して来るだろう。
ここではここでの最善の方法があるはず。
彼らが、それを見つけてくれると信じている。
それに期待して、私は急がないことを指導方針にした。
紙作りは、明日25日(土曜日)、子供も参加して行うことになった。
〜続く〜
※作り方の詳細は「極楽通信UBUD・27号」に載っています。
表紙のイラストは、名古屋の友人・水野真人さんの作品です。
2015年05月30日
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