銀行について少々考えてみた。
滞在して少しは詳しくなったつもりでいたが、利用していないので情報ファイルはまったく膨らんでいない。
サレントには、ボリバル広場に面して農協銀行(Banco Agrario de Colombia)がある。
唯一の銀行だ。
これは、サレントに到着早々、どこかで書いた記憶がある。
町の人は、どうしているのだろう。
小額預金は農協銀行で、大きな金額はアルメニアの大銀行に預金している人が多いそうだ。
県都アルメニアに行けば、各社銀行の支店が幾つもある。
コロンビアの銀行利息は日本と変らないというから、預けるのはセフティボックス代わりか借り入れ目的だろう。
インドネシアの銀行は、利息が10パーセント前後もあり、利息で生活している知人もいるほどだ。
私もサレントに着いたら、銀行通帳を作ろうと思っていた。
しかし、持ち金の日本円では預金が出来なかった。
手持ちの500US$の預金も考えた。
こんな小額で出入金の煩雑さに困惑するのも面倒だと、コロンビアで通帳を作ることは断念した。
Cajero Automatico(ATM)は、農協銀行と広場を挟んでトイ面にあるコロンビア銀行の各一台づつ。
頑丈な鉄格子の扉がついた個室に、ATMは設置されている。
ウブドで利用したのと同じような機種だ。
町に2台しかないATMの稼働率は、あまり良いようには見えない。
たくさんの観光客が訪れるサレントで、利用する人が少ないのは何故?
どちらも24時間営業だが、農協銀行は時々、残金がなくなり出てこないことがあるそうだ。
挿入口に差し込んだキャッシュカードは、引き込まれず、見える状態で入出金する。
カードが飲み込まれてしまったら、使用不可になってしまうのだそうだ。
スペイン語の話せない私には、緊張してしまいそうなアクシデントだね。
ウブドは、その点では便利な町。
銀行各社の支店がある。
私はインドネシアの銀行「BCA=バンク・セントラル・アジア」を利用していた。
銀行の店頭には、数台のATMが設置されている。
コンビニにも設置されている。
それ以外のところにもあるから、100メートル間隔にあるかもしれない。
他の島ではATMを見かけない町もあるから、ウブドは特別地域なのかもしれない。
ATMボックスを離れたところでひったくり被害があるのも、特別地域の特徴かもしれない。
詳しくは知らないが、暗証番号が盗撮されて引き出された事件もあった。
特別と言うより特殊なのが、両替屋がいたるところにあること。
サレントでは、マネーチェンジャーの看板が見当たらない。
どこかで両替を代行している店があるのだろうが、レートボードのひとつも見なかった。
もうひとつウブドが特殊だと思ったのは、マッサージが軒並みあること。
そして料金が安いこと。
サレントには、美容室のマッサージが一軒のみ。
今回、コロンビアに旅立つにあたって、現金を持ち歩くのが心配で、海外で預金が引き出せる通帳を作りたいと思った。
PLUSマーク表示のあるカードだ。
しかしこれまで、Visa & Masterなどのクレジットカードを持ったことがない。
社会的保証のない私に、それらのカードは持てないのだ。
いかに、一般社会人としての生活を全うしていなかったことが知れる事実です。
だから、カードについてはよく理解していない。
これまでキャッシュカードを持ったことがないので、息子に息子名義の口座開設を頼んだ。
手違いで、時間がかかりタイムリミットとなり、今回の旅に間に合わなかった。
持っていたら、サレント到着時に日本円が両替ができないと聞いても慌てることもなかったのだが。
あとになって、意外と使用料が高いと判明し、結果オーライということになった。
まあ、安心のために持っていたかったかな。
懐の現金が減ると、旅も終わりに近づいて来たと感じる。
節約滞在も残すところ、13日間。
ここでしかできないこと、何かやり残していないか?
いつものように、自然体で待つしかないか。
2015年09月19日
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