夕方から屋台が集合して、庶民たちで賑わうナイト・マーケット(夜市)。
インドネシア語でパサール・マラム、バリでは通称「センゴール=senggol」と呼ばれ、老若男女に親しまれている。
センゴールとは、「すれ違いざまに軽く接触するような状態」のことを言うジャワ語。
彼らは人混みの中で恋人を探す時、この「センゴール」な行動をすると聞く。
肩を軽く触れ「ごめんなさい」と言いながらきっかけをつくるのだ。
こんなことからか知らないが、いつのまにか、パサール・マラムはセンゴールと呼ばれるようになったらしい。
町や少し大きな村にも、必ずある。
ウブドの近くでは、ギャニアールのセンゴールが大きい。
州都デンパサールのクレネンにあるセンゴールはバリ島最大規模で、食べ物屋、雑貨店などが100軒ほどを出店する。
かつて、ウブドにもセンゴールはあった。
そんな話は、 「ウブドのセンゴール」を読んでください。
ウブド沈没・屋台街デビュー》も、面白いよ。
ギャニアール県の県庁所在地ギャニアール市の中心部にあるセンゴール。
ウブドから、バイクで片道30分ほど。
センゴールになる場所は、公設市場の屋外で、深夜2時から野菜・果物市が昼まで開かれる。
野菜・果物市が終わると、屋台街に模様替え。
昼1時から12時までが、センゴールの時間帯。
営業時間は、各店でマチマチのようようだ。
直線で150メートルほどの両側と、一部横に入った場所に屋台が軒を連ねる。
毎夜、地元の家族連れやカップルが訪れる人気の場所。
久しぶり(3月12日)に、ギャニアールのセンゴールに行ってみた。
入口付近には、バリのヒンドゥー教の供物のための花が売られている。
ゲートをくぐると、バビグリン、ナシチャンプール、バッソ、サテ、惣菜、揚げ物、お菓子、かき氷、インドネシアの漢方・ジャムーなどなど様々な屋台が並ぶさまは圧巻。
土曜日ということもあって、賑わっていた。
欧米人の団体が、ガイドに屋台の料理の説明を受けている。
近頃、外国人ツーリストの訪問も多いと聞く。
センゴールの雑然とした風景は、まさに「これぞ東南アジア!」
中央付近にある、イカン・ラウッ・バカール(Ikan Laut Bakar=海魚を唐揚げ)の屋台に入る。
私のお気に入りの店だ。
ウブドに海の魚を料理する店がなかった頃、よく遠征した。
この店の営業時間は、夕方から8時頃までで、都合によりの休みも多い。
この日は、幸運にも開店していた。
しばらく歩くと、衣料品店や雑貨の並ぶコーナーとなる。
最後尾にある屋台は「マルタバ(Martabak)屋」だ。
食事のあとのデザートは、いつもマルタバとトゥランブラン(Terang Bulan)と決めている。
土産にして帰ることもある。
マルタバは、インドネシア版のお好み焼き。
トゥランブランは、ホッとケーキのみたいな食べ物。
ウブド近郊では、プリアタン村の沿道に夜な夜な屋台が出る。
マルタバの動画は、一番最後に出てきます。
最後まで、お楽しみください。
《 アパ?情報センター:オリジナル・ツアー 》
「新企画・ナイト・マーケット de 夕食ツアー」
「なに、食べよう!」「デザートは!」と心が踊ること請け合いです。
■料金:US$25(一名様)遂行人員2名様以上
■時間:出発6.00pm〜(所要時間3時間)
■内容:センゴールに到着したら、まず、ガイドの説明を聞きながらジャランジャラン。バリの食文化などを見聞してください。その後、各自、お気に入りのワルン(食堂)で夕食。料金は各自負担ですよ。
2016年03月18日
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